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IoTを使った在庫・発注管理ソリューション提供の「スマートショッピング」が3億円調達

2021年6月22日、株式会社スマートショッピングは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

IoT重量計を使った在庫管理・発注自動化ソリューション「スマートマットクラウド」と、消費者向けの日用品の買い物を自動化する「スマートマットライト」を提供しています。

今回の資金は、「スマートマットクラウド」・「スマートマットライト」の利用者拡大のための事業基盤の強化に充当されます。

在庫は棚卸資産と呼ばれており、適切に管理をしていなければ、市場競争で勝ち抜くことはできないといわれることもあります。

その在庫を管理する在庫管理は、顧客に提供する商品の数量・状態などを適正に保つことを目的としています。

在庫は少なすぎると損失が発生しますし、反対に多すぎると保管・管理のためのコストがかかってしまいます。

在庫管理が適切に行えていれば、無駄なコストを削減できますし、損失が発生してしまうリスクを低くすることができます。

株式会社スマートショッピング 代表取締役 志賀 隆之氏、林 英俊氏のコメント

今回のニュースにつきまして、株式会社スマートショッピング 代表取締役 志賀 隆之氏、林 英俊氏よりコメントが届きました!

志賀 隆之
2005年に京都大学大学院情報学研究科を修了後、UBS証券会社投資銀行本部に入社。国内外で財務戦略立案、M&A、資金調達などの業務に従事。2011年からは株式会社サイバーエージェントに移り、日米を拠点にモバイル・アドテクノロジーをはじめとする広告事業・ソーシャルゲーム事業の立ち上げに参画。CyberAgent America, Inc.ではVice President、AMoAd International, Inc.ではPresident/CEOを歴任。2014年に株式会社スマートショッピングを共同創業。
林 英俊
2005年に京都大学大学院情報学研究科を修了後、株式会社ローランド・ベルガーに入社。電機・自動車・小売・ヘルスケア・メディアなど幅広い業界に向け、成長/マーケティング戦略の策定、経営体制の整備、海外進出支援など、戦略コンサルティングに従事。2012年にアマゾンジャパン株式会社に移り、プロダクトマネージャーとして、会員サービス(Amazonファミリー)と定期購入サービス(定期おトク便)の立ち上げ・マーケティング、プライシング戦略の策定、新規事業企画を担当し、日本のeコマース市場を開拓。2014年に株式会社スマートショッピングを共同創業。
ーこの事業を始めた経緯について教えてください。

志賀:大学時代からの友人である私と林の2名の共同創業者により、2014年に創業しました。元々事業開発などに経験を持つ共同創業者でしたが、特に林はAmazonで会員サービス(Amazonファミリー)と定期購入サービス(定期おトク便)の立ち上げなどを経験したこともあり、BtoC(消費者向け取引)の市場で消耗品の買い物を究極まで便利にしたいというビジョンを掲げ、事業を開始しました。

消耗品の多くは購入頻度が高いため、低単価でありながら市場規模が大きいのです。しかし、その買い物はコンビニが増えて便利になった程度の変化にとどまっています。アパレル、家電、書籍は、ネット通販によって購入方法が大きく変革されましたが、消耗品は、配送コストがかかることもあり、ネット通販があまり便利とはいえません。そこで消耗品市場における購買方法の変革を、日用品・食品で目指したのが、当社のBtoC向けサービス「スマートマットライト」です。

この中で、IoT重量計を活用し消耗品の管理・発注を自動化するというサービスに対し、BtoB(企業間取引)においても潜在需要が存在することを発見。2018年より法人向けには「スマートマットクラウド」の展開を開始しました。

上記2つの事業を通じ、「日常のモノの流れを超スマートに」をミッションとし、在庫管理・発注をIoTとソフトウェアのサービスを通じ自動化・高度化し、サプライチェーン全体のモノの流れをスマート変えることを目指しています。

ー今回の資金調達について、どのような反響がありましたか?

:今回の資金調達は、事業成長を加速するためのもので、日本政策金融公庫によるスタートアップなどの成長を支援する枠組みを活用したものになります。メディアや株主、さらに潜在・既存ユーザーの皆様には、(ニーズを捉え更なる成長余地を見出していること、そのニーズを健在化させるための必要事業資金が確保されたこと、さらにそれらが日本政策金融公庫の当該融資の基準に当てはまる担保されたものであることを以って)当社SaaS事業の成長の加速を期待する声を頂いています。さらに、潜在・既存ユーザーの内、特に大企業の皆様においては、成長に向けた財務基盤の磐石化を通じ、自企業での更なる活用拡大、他の大企業にも普及していく環境が整いつつあることを歓迎する声も頂いています。

ー今後どのような事業展開をしていきたいと考えているか、教えてください。

志賀:B2Bにおける、あらゆる在庫の管理・棚卸や発注を自動化するSaaS「スマートマットクラウド」については、現場の生産性向上余地を持つ製造業・サービス業に加え、医療・福祉での普及拡大を加速化させてきています。当該業界の現場の在庫・発注管理ニーズを広くカバーし、利便性を高めていくために必要なプロダクトの機能改善・追加を進めていきます。さらに、「スマートマットクラウド」によって収集されるモノの消費データを活用し、消費を予測するなど生産性をさらに改善させるための高度なサービスを開発していく計画です。

:また、消費者向けに展開する、面倒な日用品の買い物を自動化、ゼロクリックショッピングを実現する「スマートマットライト」については、より多くの生活者の方々が「スマートマットライト」によって生活の中で日用品購入の自動化を体験し、自らの価値観に合わせたスマートライフを実現すべく、その普及拡大を加速化させていきます。

ーありがとうございました。

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