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専門医による遠隔集中治療ソリューション提供の「T-ICU」が1.53億円調達

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2021年1月5日、株式会社T-ICUは、総額1億5,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。

遠隔ICU(集中治療室)システムを提供しています。具体的には以下のサービスを提供しています。
・集中治療医・集中ケア認定看護師で構成されたメディカル・チームによる24時間365日のサポートを行う遠隔相談システム「リリーヴ」
・高性能カメラによる細やかな病状観察と高度通信機器によるベッドサイドとの明瞭なコミュニケーションを実現する遠隔モニタリング・システム「クロスバイ」

今回の資金は、T-ICUが神戸市とともに取り組んでいるCOVID-19対策支援事業の全国各自治体への展開や、隔集中治療における基本特許の実装のためのシステム開発、海外への展開を本格化させるための普及実証に充当されます。

ICUで治療を行う集中治療医は、日本全国に5,000人必要とされていますが、学会が認定した専門医は約1,700人しかいません。

そのため専門医がいないICUも存在しており、現場での対応に課題が生じています。遠隔医療はこの課題を解決することができます。

社会課題を解決するビジネスは、ビジネスとして成立させるためにハードルがあることも少なくなく、継続的な資金を必要とする企業もあるでしょう。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

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