注目のスタートアップ

メタマテリアルを活用した新しい摂家アルゴリズム「DFM」開発の「Nature Architects」が9,000万円調達

company

2020年9月30日、Nature Architects株式会社は、総額9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

2020年5月に完了した資金調達と併せ、累計4.15億円を調達しています。

メタマテリアルを活用し、従来のものづくりとは根本的に異なる製品設計を可能にするアルゴリズム「DFM(Direct Functional Modeling)」を開発する、東大発ベンチャーです。

メタマテリアルとは、ハニカム構造など、人工的な構造により素材を超えた特性(弾力・変形など)を付与したモノのことです。

従来のものづくりでは、ボルト・ヒンジなど固い部品を組み合わせて製品設計をしています。しかし、メタマテリアルを活用できれば、部品ごとの固さ・柔らかさをコントロールすることができます。

「DFM」は、製品設計において、最適な固さ・柔らかさを計算し、それを実現するメタマテリアルを生成・割当てを可能にする設計アルゴリズムです。

これにより、硬い部材に振動吸収機能を付与したり、実現できなかった新しい機能をパーツに付与したりでき、フレーム・可動部などの部位ごとに機能をわける必要がなく、一体で設計・製造することが可能になります。

ITサービス関連のベンチャー企業は日常や業務の課題を、PCやスマートフォンのソフトウェアやサービスにより解決して成長してきました。

しかしそれでは大きな課題、たとえば医療や農業などの社会課題の真の解決につながりませんでした。そのため、ハードウェアや環境作りなど、ものづくりの領域が社会課題の解決において大きな役割を果たすとみられています。

大学初ベンチャーは、大きな変革をもたらすような技術を保有しており、その技術の活用先を掘り出して支援してくれる企業を探しています。「冊子版創業手帳」では、人脈の広げ方や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ アルゴリズム ものづくり 技術 株式会社 素材 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

エキスパートに時間単位でインタビューを行える「エキスパートマッチング」などを展開する「アーチーズ」が4.1億円調達
2024年6月14日、アーチーズ株式会社は、総額4億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アーチーズは、エキスパートに時間単位でインタビューを行える「エキスパートマッチング」や、エキ…
LINEで動くオンラインサロン「fan.salon」を運営する「Miteki」が8,000万円調達
2023年3月31日、株式会社Mitekiは、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Mitekiは、LINEで動くスーパーアプリ型のオンラインサロンプラットフォーム「fan.sa…
有用化合物のバイオ生産を可能にする情報基盤を開発する「digzyme」が3,000万円調達
2020年5月29日、株式会社digzymeは、総額約3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 生命科学研究のビッグデータ解析によって有用化合物の新規バイオ生産開発を可能とする情報基盤を…
地方自治体向けのプラットフォーム構築支援や観光マネジメント事業などを手がける「Blank Marketing&Management」が資金調達
2023年8月21日、Blank Marketing&Managementは、資金調達を実施したことを発表しました。 Blank Marketing&Managementは、地方自治体向けのプラットフ…
インタラクティブ動画テクノロジー「Tig」を提供する「パロニム」が「博報堂プロダクツ」と資本業務提携
2022年9月29日、パロニム株式会社は、株式会社博報堂プロダクツと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 パロニムは、動画内に、商品の購入ページ・クーポン・ストーリー分岐などの情報・ボタン…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集