注目のスタートアップ

​大学生向けスケジュール管理アプリ「Penmark」が5,800万円調達

2019年11月6日、株式会社ペンマークは、総額約5,800万円の資金調達を実施したことを発表しました。

大学生向けのスケジュール管理アプリ「Penmark」を運営しています。

シラバスから時間割を作成する機能や、講義ごとに自動作成されるトーク・ルーム機能、所属に応じて最適化されたカレンダー機能を特徴としています。

大学ごとに最適化されており、現在慶應義塾大学に対応しています。

2020年3月に、東京大学や、早稲田大学など複数大学への対応を予定しています。

株式会社ペンマーク 代表取締役 横山直明氏のコメント

今回のニュースにつきまして、株式会社ペンマーク 代表取締役 横山直明氏よりコメントが届きました!

横山直明株式会社ペンマーク
1997年生まれ。奈良県出身。慶應義塾大学経済学部4年。高校2年時にプログラミングを始め、慶應義塾大学経済学部へ進学後は、フリーランスでのWeb制作やメディア事業などに携わる。大学2年時に自身が留年した経験から、慶應義塾大学専用の時間割アプリの開発を構想し、2018年12月に株式会社ペンマークを設立。その後、2019年3月に大学生向けスケジュール管理アプリ「Penmark」をリリース。趣味は筋トレとカラオケ。ベンチプレスの最高記録は110kg。ボイトレにも通うなど、ハマったらとことん突き詰める性格。

ーこの事業を始めた経緯について教えてください。

横山:このアプリを最初に思い付いたのは、大学2年の時に留年したことがきっかけです。情報収集に失敗し、出席不足で留年になってしまったのですが、このとき「自分の大学に関する全ての情報をスマホでやり取りできる」そんな環境を心から願いました。

そうして生まれたのが大学生専用のスケジュール管理アプリ「Penmark」です。私自身の課題を解決するために開発したアプリであり、同じ授業を取っている人同士のトーク機能は私が最も望んだ機能でした。そして、2019年3月に慶應義塾大学版のアプリをリリースし、約1ヶ月で全生徒の40%に当たる1万人以上の会員を獲得することが出来ました。

ー今回の資金調達について、どのような反響がありましたか?

横山:TwitterやFacebookなど、SNSでの反響がすごかったです。Wantedlyに掲載した弊社のページは全体ランキングで約30,000社中3位になるなど、これから事業を急拡大するためにふさわしい優秀なエンジニアの方々に弊社を知っていただくことができました。

TwitterやWantedly、bosyuなど全て合わせると、合計30名以上のエンジニアの方々からご応募いただいたと思います。これまでクローズドに事業を進めてきた分、多くの方からの反響をいただいたことで、非常に身が引き締まる思いです。

開発チームを中心に組織体制を強化し、さらなるサービスの品質向上と事業の拡大を目指していきます。

ー今後どのような事業展開をしていきたいと考えているか、教えてください。

横山:今の「Penmark」アプリでは、大学の講義データから時間割を作成する機能や、学生同士で予定を共有できるカレンダー機能、授業ごとに個別に作成されるトークルーム機能などにより、大学固有のローカル情報を共有することができます。

しかし、このアプリをただのスケジュール管理「ツール」で終わらせる気はありません。私はこのアプリを、各大学ごとのローカルな「コミュニティ」サービスに昇華させたいと考えています。

今の大学生のコミュニティは、驚くほど閉鎖的です。コミュニティ選択の場はサークルやゼミに限定され、何千人もいる優秀な同級生のうち、4年間で出会うのはせいぜい数十名から数百名程度だと思います。

私たちの目指すのは、同じ大学に通っているのにも関わらずこれまでに接点のなかった学生同士が、「Penmark」を共通点として繋がり、新しいコミュニティが連鎖的に生まれていく世界です。今までに交わることのなかった「ヒト・モノ・情報」が新たに繋がる、そんな世界観を実現していきます。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Penmark アプリ スケジュール管理 ペンマーク 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ケニアでタクシードライバー向け中古車ファイナンス事業を展開する「HAKKI AFRICA」が2.2億円調達
2022年3月14日、株式会社HAKKI AFRICAは、総額2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 独自の信用スコアリングシステムを作成して与信審査を行い、信用スコアの高い顧客に…
保険流通BPO事業やソリューション事業などを展開する保険DX企業「フィナンシャル・エージェンシー」が「東日本銀行地域企業活性化ファンド」からの出資受け入れ
2023年1月12日、株式会社フィナンシャル・エージェンシーは、「東日本銀行地域企業活性化投資事業有限責任組合」より出資を受けたことを発表しました。 フィナンシャル・エージェンシーは、AI、RPA、I…
AIを利用した高機能タンパク質の開発に取り組む「レボルカ」が3.5億円調達
2022年5月31日、株式会社レボルカは、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 レボルカは、東北大学工学研究科梅津光央教授が構築した基盤技術「進化分子工学と機械学習の組み合わ…
巨大言語モデルソフトウェアを開発する「Spiral.AI」が8.3億円調達
2023年9月8日、Spiral.AI株式会社は、総額約8億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Spiral.AIは、巨大言語モデル(LLM、大規模言語モデル)に関連した3つのサー…
ごみ処理問題のサステナブルな解決に取り組む「JOYCLE」が資金調達
2024年9月11日、株式会社JOYCLEは、累積総額約1億7000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 JOYCLEは、ごみ処理問題のサステナブルな解決のため、小型アップサイクルプラントを軸…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集