飲食店開業第3の選択肢!M&A(買収)で開業する方法って?居抜きとどう違う?

飲食開業手帳

居抜きとM&A開業のメリット・デメリット

(2017/08/25更新)

飲食店等の開業にあたり、「スケルトンにするか居抜きにするか」というのはよく比較されるところだと思います。しかし、今回ご紹介するのは、「M&Aでお店を譲り受けて開業する方法」です。M&Aのメリット・デメリットや居抜きとの違い、M&A物件の探し方など、早速見ていきましょう。

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居抜きとM&Aの違いは?

居抜きの場合、内装や設備が前オーナーから引き渡されます。一方、M&Aでの開業の場合、内装や設備はもちろん、お店の営業権(のれん)や、従業員などを含めて引き継ぐことができます。
昨今の少子高齢化や団塊世代の後期高齢化に伴い、黒字経営でありながらも事業を譲りたいと考える方や連続起業家と呼ばれる売り手の方々がいます。

それでは、居抜き・M&Aそれぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

居抜きのメリット・デメリット

居抜きの良さは、まず、初期投資が抑えられるというところです。飲食店の居抜きの場合、キッチンや水回りなどの設備がついているところが多く、内装工事費などが比較的安くなるため、低投資で開業することが可能です。

M&Aと比較した場合、居抜き物件での開業は1からの店づくりとなるため、売上の保証もなく、リスクを伴います。利益を上げるために多くの努力が必要となるでしょう。

さらに、居抜き物件を検討するときは、立地に加え、前オーナーの撤退理由、営業利益等をしっかりと確認する必要があります。
居抜き物件の場合は、赤字経営で廃業を考えるも、テナントに対する原状回復費用等が掛かる為、手残りのお金が少なくなる(もしくは減少する)事から、次のオーナーを探して原状回復費用を支払わず撤退をしたいと考える方が多いのです。そして、赤字経営で廃業した居抜き物件の場合、開業に失敗するリスクが高くなります。

もちろん、ネガティブな理由で撤退するだけではなく、お店が繁盛しており手狭になった為、より広いテナントで事業をやりたいという方もいます。ただ比率としては少数なので、よく見極めをして下さい。

M&Aのメリット・デメリット

M&Aの場合は、居抜き物件に比べて初期投資額は大きくなりますが、投資回収性が見える事、つまり売上と利益が初めからついている事がメリットです。
さらに、人材の引継ぎやブランディングが既に出来ている事も大きな利点です。

しかし、M&Aでの開業は全く新しいコンセプトでのお店を作る場合には向かないと言えます。
M&Aでの開業は、基本的に事業コンセプト等を引き継ぐ事が前提です。
例えば、カフェ店舗をM&Aにより取得して中華料理店を開業しようとすれば、設備もあまり使えないですし、本来そのまま使えるはずの内装やメニュー等も変更しなければなりません。
 
また、前述のとおりM&Aでは人材の引継ぎが可能であり、採用コストや時間等が短縮できる面がありますが、その分従業員の気持ちに配慮しなければなりません。前オーナーと同様、ないしはそれ以上に採用条件が良い、信頼関係が築ける、働きやすい等、従業員に納得して働いてもらえる労働環境の整備と、従業員へのしっかりとした説明が求められます。

M&Aは売り手市場。競合が多いと心得よ

経験上の話ですが、居抜きの場合は「買い手市場」です。売りたい人が多く、買いたい人が少ないという事です。
一方、M&Aの場合は売りたい人が少なく、買いたい人が多い「売り手市場」です。

実際のところ、M&Aをして開業したいと考える人は多くいるため、買い手側としては競合が多いのが事実です。

もちろん、金額的に高く買ってくれる方が望まれるというのもありますが、売り手はなによりも買い手の人柄をみています。
なぜなら、事業譲渡する人にとっては、今まで手塩にかけて育ててきた事業を「この人なら渡せる」と思った人に譲渡したいという、まるで娘を嫁がせる親の様な気持ちがあるからです。
M&Aの候補先を見つけたら、とにかく誠実に対応することが重要と心得ましょう。

M&A案件はどう探す?

居抜きの場合では宅建事業者等が居抜き案件をネットで公開しているように、M&A案件もM&A仲介会社がネットで公開しています。まずは、どのような案件があるのか、自分で調べてみることをおすすめします。
しかし、もちろんネット上の情報だけではありません。機密案件等もあるので、信頼出来るM&A仲介会社に依頼をすると新しい案件情報が入手できたりします。

スケルトン、居抜きに加えて、「M&Aでの飲食店開業」も選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

創業当初から考えよう!会社をどう成長させていくか…
M&AとIPOどっちがいい?ベンチャー企業のEXIT

(監修:株式会社ビズ・ミディエーション 代表取締役 芝田幸司
(執筆:創業手帳編集部)

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