起業を目指す人におすすめの書籍25選!読書でアイデアや成功のヒントを得よう
本からさまざまな教養を身につけて起業のモチベーションを高めよう
起業の知識をどうやって身につけるのか、また、成功するためにはどうしたら良いかと、起業の疑問や悩みを感じている方もいるのではないでしょうか。
迷ったときには、起業に関する本を読んでみることもおすすめの方法です。本から知識を蓄え、教養を身につけることで起業に対するモチベーションもアップします。
今回は、起業を目指す方におすすめの本をご紹介します。なぜ、本を読むのが有効かについても解説するので、参考にしてください。
創業手帳では、起業を目指す方・予定している方向けに「創業カレンダー」をご用意しています。カテゴリ別・時系列で今何をすべきなのかが確認できます。事業計画や資金繰りなどさまざまな作業の抜けモレ防止のためにぜひご活用ください。
創業手帳では、起業や経営で悩まれている方へ「起業AI」をリリースしました。起業家からの約1万件の質問を分析し、ChatGPTと連携して開発。よくある質問や、おすすめの質問を確認することができます。ぜひあわせてご活用ください。
※この記事を書いている「創業手帳」ではさらに充実した情報を分厚い「創業手帳・印刷版」でも解説しています。無料でもらえるので取り寄せしてみてください
この記事の目次
起業を目指すなら積極的に本を読むのがおすすめ
未経験のことにチャレンジする場合、まったく知識のない状態なのか、やったことはなくても知識はあるのかによって結果は変わります。少しでもリスクを減らしたいなら、知識を身につけることが大切です。
知識を身につける方法はいくつかありますが、中でも経営者として先を走っている人の経験やさまざまな知識・考え方を手っ取り早くインプットできる読書はおすすめです。
現に、経営者や起業家には読書家が多く、忙しい時間の中でもやりくりをして読書の時間を作ります。経営や起業に関する基本的な知識をはじめ、教養や表現力の向上につながる知識を日々身につけています。
読書によって身につけた知識は、ビジネスだけでなく人生における絶対的な正解がないさまざまな場面においても役立つものです。
基本知識を学びたい人におすすめの起業本6選
まずは、起業に関する知識を身につけたい方におすすめの本をご紹介します。
会社の設立方法や経営方法、起業アイデアなど、どれも参考になる知識や情報が詰まっています。起業を考えている方はぜひ読んでみてください。
①起業の科学 スタートアップサイエンス
出典:Amazon
日本とアメリカで複数の起業をした経験を持つ起業家、田所雅之氏によるスタートアップのポイントやタイミングについて書かれた本です。
既存の市場をターゲットにするのではなく、新たな価値を創造するスタートアップでは、アイデアを検証することが重要です。本書では、良いアイデアとはどのようなものか、アイデアを検証する方法をはじめ、スタートアップで絶対にしてはいけないことなども紹介されています。
スタートアップの企業が必ず直面する課題と解決策を時系列に整理し、失敗となる原因をつぶすことが可能です。
失敗を防ぐだけでなく、事業拡大できるようになるまでの考え方を20ステップで整理しています。起業に関する役立つ情報が網羅的にまとめられており、起業やスタートアップに関するヒントを得られる内容です。
②起業を考えたら必ず読む本
出典:Amazon
詐欺や乗っ取り、資金繰りなど、起業で直面するリアルな問題をどう乗り越えれば良いのか、実践的なアドバイスが書かれた本です。著者は、「株式会社フリーウェイジャパン」の代表取締役を務める井上達也氏です。
本書では、起業した著者を襲った困難の数々をはじめ、どのように対処していったかなどが詳しく綴られており、起業は簡単ではないことが理解できる内容になっています。
「起業に失敗はつきものである」という前提のうえで、早く小さく失敗して、失敗から大きく学ぶことの重要性を説いています。
③読んで、考え、書き記す 起業「成功」ノート
出典:Amazon
起業の成功に向けた実践的な内容が綴られている本で、著者である吉田雅紀氏が普段講演しているテーマを書籍化したものです。「子どもが大きくなって手が離れてきたから、何かできないだろうか」、「今の職場では思うように働けない」など、さまざまな事情から起業を考えている方にヒントを与えてくれる内容となっています。
本書では起業を成功させるための心構えや起業の準備をはじめ、マーケティングやマネジメントなど、起業を考える方にとって役立つノウハウが具体的に解説されています。
実際に起業して、失敗と成功を繰り返しながら成長させてきた実体験をもとに書かれている内容なので、非常に説得力があります。
難しくなりがちな内容も、わかりやすくシンプルにまとめられているので初心者におすすめです。
④すべての働く人のための新しい経営学
出典:Amazon
ビジネスモデルを作る「ターゲット」・「バリュー」・「ケイパビリティ」・「収益モデル」の4つの要素をもとに、経営学について解説している本です。
著者である三谷宏治氏は、元経営コンサルタントで教授の肩書きを持ち、過去のビジネス書も大ヒットとなっています。
本書では、経営学に関する内容が大ボリュームでありながら、読みやすくまとめられています。専門的で理解が難しかった経営学を、ビジネスの目的別に再構築して体系的に学べる良書です。
事業を運営するために欠かせない「経営視点」である「ビジネスモデル」について面白く学びつつ、実践に落とし込むこともできます。起業初心者はもちろん、アルバイトをする学生や経営者など、働くすべての人におすすめです。
⑤マンガでやさしくわかる起業
出典:Amazon
起業するには「何が必要か」を漫画でわかりやすく解説している本です。マンガで視覚的に楽しみながら学びつつ、詳しい解説のサンドイッチ形式で効果的に理解を深められる構成となっています。
「野菜と漬物を提供する居酒屋の起業を夢見る主人公」という設定で、起業の準備からコンセプトづくり、資金計画や事業計画の具体化などがステップに沿って説明されています。
起業に必要なノウハウをはじめ、事業計画の立て方、融資や手続きといった方法など、独立成功に向けた「心構え」・「やること」・「知っておくこと」を学べます。
起業する際の必要業務が俯瞰的に掲載されており、漫画でわかりやすく説明されているので、活字のビジネス書に苦手意識がある方にもおすすめです。
⑥起業の失敗大全 スタートアップの成否を決める6つのパターン
出典:Amazon
起業に際して失敗したケースをまとめています。「成功」ではなく「失敗に」にフォーカスしている点が特徴で、反面教師にするように説いています。
著者のトム・アイゼンマンは、ハーバード・ビジネス・スクールの教授として2,000人を超える教え子に指導やフィードバックを行った経験を持ちます。
しかし、聡明で献身的な起業家によって設立された有望なベンチャー企業が失敗してしまうケースも見てきました。「なぜスタートアップ企業が失敗するのか」という原因を分析しており、自分自身が同じ失敗をしないためにも、読んでおきたい一冊です。
経営に大切な思考が身につくおすすめの起業本7選
続いては、経営に大切な思考が身につく書籍をご紹介します。起業で成功したいなら、本から学ぶことも大切です。有益な情報を得て、経営で失敗するリスクを減らすためにもぜひ参考にしてください。
①ドラッカー名著集1 経営者の条件
出典:Amazon
マネジメントの父と呼ばれるピーター・F・ドラッカー氏による「成果をあげるための考え方」や「自らの強みを生かす方法」などが書かれた自己啓発本です。「成果をあげるための考え方」「自らの強みを活かす方法」など、起業のタイミングだけでなく起業後にも知っておくべき内容が書かれています。
世間で「できる人」と評価される人が行っている、セルフマネジメントの大原則が「8つの習慣」として実例を交えながら解説されています。
わかりやすく、すぐに実践することが可能な内容で、経営に関する古典的な名著でもあります。また、本書では良質なインプット・アウトプットのヒントにも触れています。
ただインプットして終わるのではなく、アウトプットすることの重要性も説明されています。起業したい方や自らを成長させたい方、目標を達成したい方などにもおすすめです。
②ゼロ秒思考 頭が良くなる世界―シンプルなトレーニング
出典:Amazon
外資系コンサルティング会社「マッキンゼー・アンド・カンパニー」で14年間活躍した著者、赤羽雄二氏の独自メソッドを解説した本です。
本書では、経営について学ぶだけでなく心も鍛えられるトレーニング内容となっており、「考える力」を鍛えるための方法が紹介されています。
基本的なトレーニングの方法に加え、メモの書き方や活用法が具体的に紹介されており、考えるためのヒントを学べる内容です。誰でもすぐに実践できるメソッドでありながらも、お金もほとんどかからない方法を紹介しています。
実際に数千人を超える人が効果を実感していることから、「考える力を伸ばしたい」と考えている方は読んでおくべき良書です。良いアイデアが思い浮かばない、効率良くできないと悩んでいる方はもちろん、物事をもっとスピーディーに進めたいと考える方にもおすすめできます。
③イシューから始めよ 知的生産の「シンプルな本質」
出典:Amazon
問題を解決する思考法について書かれており、発売から12年が経過して時代が変わっても読者が増え続けている本です。
著者は、マッキンゼー・アンド・カンパニーに勤め、アメリカ・イェール大学にて脳科学を学び学位を取得、そしてヤフー株式会社での活躍など異色のキャリアを持つ安宅和人氏です。本書では、著者がこれまで見てきた、圧倒的に生産性の高い人に見られる共通点が綴られています。
イシュー(問題)は「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」「根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題」と定義し、経営者として価値のある仕事を行い、世の中に変化を起こしたいなら「イシュー」を見極めることが最初のステップになる点を解説しています。
問題を解決して生産性を高めるにはイシュー(課題・論点)が重要であるとの考えから、イシューの見極めや対処法がわかる内容となっています。
④「成功の型を知る」 起業の技術
出典:Amazon
実業家の浜口隆則氏による起業を成功させる「成功の型」を紹介するビジネス指南書です。
ビジネスでは、どのような分野にも「成功の型」があり、成功者の多くはその基本を土台にしています。ほとんどの起業家は、「成功の型」を知らないことで残念ながら失敗に終わってしまう点に言及しています。
本書では、「経営とは何か」「経営の要素と構造」を学べるほか、成功するために不可欠なビジネスモデルをまとめる必要性や、成功率がわかるチェックシートなどを解説しています。
著者の浜口隆則氏は、数千社以上の起業・経営の現実を見てきた「起業の専門家」です。全国で勉強を開催しており、オーナー社長から若い起業家まで延べ7,000名以上に支持されていることから、価値ある学びを得られるでしょう。
起業初心者にもわかりやすい入門書としても適しているので、起業について学びたい方におすすめの本です。
⑤マネジメント[エッセンシャル版]基本と原則
出典:Amazon
ピーター・F・ドラッカー氏がマネジメント論について綴った「マネジメント――課題、責任、実践」を、初心者向けにまとめたビジネス入門書です。
ビジネスにおいて、マネジメントは欠かせない要素です。本書では、マネジメントの基本や原則が初心者にもわかりやすく解説されています。
マネジメントの仕事は「実践」「成果を出すこと」と定義し、マネジメントが果たすべき使命と役割、取り組むべき仕事などを網羅的に解説しています。
経営学者でマネジメントの父として知られるドラッカー氏の書籍には、現代でも役立つ情報が詰まっています。マネジメントについて知りたい・学びたいと考える方におすすめしたい本です。
⑥「THE MODEL マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス」
出典:Amazon
営業プロセスの標準化を行う重要性を説いた本です。「マーケティング」「インサイドセールス」「営業」「カスタマーサクセス」によるプロセスを紹介しつつ、各部門を「分業」から「共業」へ導く方法や、その先にあるビジネスである「レベニューモデル」を解説しています。
さらに、営業の心理を読み解く手法や組織が持つ力を引き出すマネジメント・経営の考え方も解説されており、これから起業する方に有益な情報が満載です。
営業支援ツールを運用するため基本的な知識から、マネジメント層が注目すべき指標、営業担当者のメンタルや行動など、営業オペレーションの全体像をわかりやすく学べます。
⑦起業の天才!: 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男
出典:Amazon
株式会社リクルートの創業者である江副浩正氏の事業運営について解説された書籍です。
リクルート事件を通じて背負うことになった1兆8000億円の負債を自力で完済したプロセスや、株式時価総額で国内10位にまで成長させた会社を育てるプロセスなど、起業家にとって参考になる情報が満載です。
事業で失敗してしまう原因や組織が硬直的であることである問題点、事業を成長させるためのアイデアなどを、江副浩正氏の実体験を交えてわかりやすく学べます。会社と従業員を成長させるための方法やノウハウを学べる、有益な一冊と言えるでしょう。
経営者の経験から学べるおすすめの起業本6選
先人たちの経験談を知ることは、成功への近道です。「なぜ成功したのか」「なぜ失敗したのか」について実体験を知ることで、起業後に失敗するリスクを軽減し、事業を軌道に乗せる方法を知れるでしょう。
以下では、経営者の失敗や経験を学べる書籍をご紹介します。同じ失敗をしないためにも、ぜひ手に取ってみてください。
①不格好経営―チームDeNAの挑戦
出典:Amazon
実業家である南場智子氏が、日本のプロ野球球団「横浜DeNAベイスターズ」の経営参入時の舞台裏を綴った本です。
南場氏は、「マッキンゼー・アンド・カンパニー」のコンサルタントとして経営者にアドバイスしていた経歴があり、「株式会社ディー・エヌ・エー」の創業者です。
本書では、経済学者になる道も考えたほど経済に対する知識のある著者がプロ野球球団の経営に奮闘する様子が鮮明に書かれています。「いかにしてチーム一体となって愚直に邁進してきたか」という成功だけでなく、創業時の失態や資金集めの苦労など、失敗に関する情報も掲載されています。
著者が多くの失敗から学んだ真実もまとめられており、ビジネス書としてはもちろん、ひとつの物語としても楽しめる本です。
②新装版 こんな僕でも社長になれた
出典:Amazon
連続起業家・家入一真氏のこれまでの人生や成功までの道のりを描いた本です。著者は、110万人が選んだレンタルサーバーの「ロリポップ!」、50万人が愛用する「ブクログ」など、多くのトップサービスを立ち上げた経験を有しています。
IT業界を牽引し、数々の成功を収めた家入氏ですが、過去にはいじめられて引きこもったり、なじめなくて会社を辞めたりするなど順風満帆ではなく、両親を泣かせたこともあるそうです。
本書には、著者がどのような紆余曲折を経て、成功に辿りついたのかという経験が詳細に語られています。「あるがままの自分で生きてよい」という励みになるのはもちろん、起業後の道を切り開くためのヒントを知りたい方におすすめの本です。
③一勝九敗
出典:Amazon
大手衣料品ブランド「UNIQLO」の代表を務める柳井正氏が、今の成功を収めるまでに経験した数々の失敗や独自の経営学について綴っている本です。
本書では、同ブランドの急成長や業績低迷の実態について率直に語っているほか、業績が低迷したときのエピソードなど、これまでの失敗の歴史を振り返っています。
また、広告代理店に任せっぱなしにしない宣伝戦略や高品質の衣料品を低価格で提供できる秘訣などもわかる内容となっています。透明性の高い人事についても触れられており、起業後に人材採用・人事評価を行う際にも役立つでしょう。
家業であった紳士服店を、いかにして日本のトップ企業といわれるまでに成長させられたのか、成功者の体験談を知りたい方におすすめです。
④渋谷で働く社長の告白
出典:Amazon
「株式会社サーバーエージェント」の創業者である藤田晋氏の半生が綴られた本です。
24歳で起業、26歳で東証マザーズ上場と順風満帆に思えた会社経営から一転、ITバブルの崩壊によって訪れた経営危機をいかにして乗り越えたのかがリアルに描かれています。
ほかにも、買収の危機や社内外からの激しい突き上げなど、経営者のつらい現実をノンフィクションで知れる内容です。
本書では、起業とはどのようなものなのか、挫折しそうな困難を乗り越えるにはどうすれば良いのかなど、著者の経験を通して起業の裏に隠れた葛藤を学べます。実際の経営者でなければわからない現実を学べるため、これから起業をしたいと考えている方にぜひおすすめしたい書籍です。
⑤成功はゴミ箱の中に
出典:Amazon
アメリカの実業家で、「マクドナルド」を世界規模のファストフードチェーンにまで成長させたレイ・A・クロックの自伝です。
多くの起業家に影響を与えた本として知られており、「UNIQLO」の柳井正氏や「ソフトバンク」の孫正義氏も、人生のバイブルだと語っています。
本書では、商売の極意や契約とビジネスモデル、フランチャイズビジネスなど、「マクドナルド」を世界的規模にまで成長させたビジネスの極意が綴られています。
レイ・A・クロックは、マクドナルドのビジネスをハンバーガーショップではなく「不動産ビジネス」と捉えており、その視点が事業成長に結びついています。ビジネスに関する視野を広げつつ、経営者としての仕事観についても学べるため、起業を考える人のためになる内容です。
⑥30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由
出典:Amazon
起業家・杉本宏之氏の成功からどん底に落ち、再び這い上がるまでのリアルストーリーが描かれた本です。
本書では会社を急成長させ、当時の最年少上場を果たすなど目覚ましい活躍を見せていた著者が、リーマンショックにより巨額の負債を抱え破綻した際の記録が綴られています。
著者の杉本氏は、会社の破綻だけでなく、自分自身も自己破産するという非常に厳しい状況に置かれます。その後、どのようにどん底から再び立ち上がったのか、若き経営者の経験を通して、起業家の現実を知ることができます。
これから起業を考えている方はもちろん、経営者にもおすすめしたい本です。
起業したい女性におすすめの起業本3選
出産や子育て、介護など家庭の事情を考慮しつつ、起業したいと考える女性におすすめの書籍をご紹介します。
好きなことや得意なことを仕事にしたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
①法律・お金・経営のプロが教える 女性のための「起業の教科書」
出典:Amazon
子育てをしながら中小企業診断士として活躍する豊増さくら氏が、女性が起業するための実践的なノウハウを解説している本です。
現在、出産・子育て・介護など、さまざまな事情によって仕事を辞めなくてはならなかった女性の新しい働き方として、起業が注目を集めています。
しかし、その一方で思わぬトラブルに巻き込まれてしまったり、起業についての情報を知らなかったと後悔したりすることもあるようです。
本書では、実際に事業を思い立って、開業を迎えるまでの流れを解説しています。女性が起業で失敗しないために、事業プランの立て方をはじめ、開業の手続きや準備、資金繰りなど起業に欠かせない情報がまとめられています。
失敗するリスクを軽減する方法だけでなく、5年後も10年後も仕事を続けられるような実践的なノウハウも紹介されています。出産や子育てなど、さまざまな事情からキャリアの中断を余儀なくされ、新しい働き方として起業を考えている女性におすすめしたい内容です。
②輝く女性起業家16人:未来を創る-私たちが選んだ道
出典:Amazon
実際に起業家として活躍している女性を16名厳選し、働き方や生き方を紹介してくれる書籍です。自分・社会・時間・仕事といかに向き合うか、なぜ起業という考えに至ったのか、ストーリー形式で読み進めることができます。
実際に社会で活躍している女性起業家のマインドや仕事の向き合い方を知ることは、これから起業を考えている女性にとって非常に参考になります。
先輩女性起業家がどのような道を歩んできたのか、どのような失敗や成功を経て今に至っているのかを理解できるでしょう。「私はどうありたいのか」という漠然とした悩みや不安を抱えている女性は、ぜひ読んでみてください。
③『小さく始めて夢をかなえる!「女性ひとり起業」スタートBOOK』
出典:Amazon
ファイナンシャルプランナーである小谷晴美氏が執筆している女性起業家向けの書籍です。
起業すると、「どのように収益を上げればよいのか」「キャッシュフローはどのように管理すればよいのか」など、お金にまつわる問題が頻発します。起業にまつわるお金の情報が網羅的に説明されているため、資金繰りや税金を始めとしたお金の疑問・不安を抱えている方におすすめです。
お金に関する解説だけでなく、ライフスタイルに合わせて働くという「しなやか起業」を実現する方法や、起業に関するマインドもわかりやすく学べます。起業に当たってのマインドと、実務的な部分の両方をバランス良くカバーしている良書と言えるでしょう。
好きなことや得意なことで人の役に立ちたいと考えている女性、家庭と仕事のバランスを取りながら社会参加したいと考えている女性は、ぜひ読んでみてください。
まずはスモールビジネスから始めたい方におすすめの起業本3選
起業したいもののリスクに抵抗を感じる方には、スモールビジネスがおすすめです。スモールビジネスに興味のある方におすすめの書籍をご紹介します。
①しょぼい起業でいきていく
出典:Amazon
インフルエンサーで連続起業家の「えらいてんちょう」こと矢内東紀氏が、「しょぼい起業」という新しい生き方を提案する本です。本書では、事業計画や資金調達、経験など、通常起業するために必要なものが一切いらない、「しょぼい起業」について綴られています。
「しょぼい起業」では、「事業計画」「資金調達」「経験」が不要である旨を説いています。「会社員」でも「ニート」でも「意識高い系起業家」でもない、新しい生き方を指南しており、サラリーマンとしての働き方に疑問を感じている方におすすめです。
嫌なことから逃げてもやっていける生存戦略を紹介しているので、アルバイトが続かない、嫌な仕事を辞めたいと悩んでいる方にもおすすめしたい内容です。
矢内東紀氏がどのような人物なのかを知りたい方は、下記のインタビュー記事もぜひご覧ください。インタビューでは、話題の「ChatGPT」についても語っています。
②社員ゼロ!会社は1人で経営しなさい
出典:Amazon
経営者が1人で起業し、事業運営する「1人会社」を検討している方におすすめの書籍です。多くの労働者を雇うのではなく、小規模なビジネスを営む際の方法やノウハウが豊富に解説されています。
著者の山本憲明氏は、税理士・経営コンサルタントとして、零細企業を研究しています。また、自身でも1人会社を10年以上運営した実績があり、スモールビジネスの経験や知見を豊富に有しています。
スモールビジネスを想定しており、企業を1人または数人で経営する予定の方は、有意義な学びを得られるでしょう。
③ひとりビジネスの教科書|自宅起業のススメ
出典:Amazon
1人で自宅起業をする人を想定した、まさにスモールビジネスの指南書です。会社を辞めなくても、副業からスモールビジネスを始める人を想定しており、貯金がなくてもビジネスを始める方法を学べます。
副業サラリーマンはもちろん、専業主婦やシニア世代でも、「自分のビジネスを持ちたい」と考えている方におすすめの書籍です。自宅企業のメリットは、大規模な初期投資が不要で気軽に始められる点です。
自由度が高い一方でリスクを抑えられる自宅起業を、幸せに成功する方法を収録しています。もちろん、商品の作り方や「自分ブランド」の構築方法、集客テクニックをはじめ、ビジネスの成功に欠かせない内容も網羅的に学べます。
まとめ・書籍を通じて起業の知識や成功のノウハウを学ぼう
起業に関心がある時や起業の知識を得たい時に、書籍から学べることは多くあります。起業を考えているなら、さまざまな本を読んで起業や経営に関する基礎知識をはじめ、成功者の独自メソッドや経験談を学んでみましょう。
読書を通じて成功者の考えや体験を知り、知識を身につけると、起業への道筋が見えてきたり、リスク回避につなげたりできます。
成功談だけでなく、失敗談も含めて学ぶことで、事業で失敗するリスクを軽減できます。自分の視野を広げて有益な知識を習得するためにも、ぜひ多くの書籍に目を通してみてください。
また、創業手帳では「創業カレンダー」をご用意しています。起業予定や検討中の方が、起業準備をもれなくチェックできます。詳しくは以下のバナーから!
さらに、起業や経営のお悩みにお答えする「起業AI」をリリースしました。約1万件の質問を分析し、ChatGPTと連携して開発。よくある質問や、おすすめの質問を確認することができます。ぜひあわせてご活用ください。詳しくは、以下をクリックしてください。
(編集:創業手帳編集部)
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