フリーランス必見!やらないことリスト作成で収入と時間の無駄をなくすコツ

創業手帳

フリーランスの自由を最大化する『やらないことリスト』を作ろう!


フリーランスとして働いていると、仕事を請け負い過ぎてしまい時間や心に余裕がなくなってしまうことがあります。
その結果、不安やストレスが溜まり、仕事にも影響を与えるケースがあることに注意が必要です。
時間を効率的に使い、優先順位をつけてスムーズに仕事をこなすためにも「やらないこと」を明確化させることは重要なことです。

そこで今回は、やらないことリストを作成するメリットをはじめ、やらないことリストの具体例や作成のポイントを解説していきます。
無駄な時間を省いて時間を有効的に使うためにも、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事の目次

やらないことリストを作成するメリット


フリーランスとして仕事を請け負うと、「やること」に追われてしまい、非効率的な行動を取るようになってしまいます。
重要な作業を丁寧に時間をかけて行うのは良いことですが、意味のない仕事まで丁寧にしていれば時間の無駄となり仕事も思うように進まなかもしれません。
そのような時に「やらないことリスト」を作成すれば、余裕を持って仕事ができるようになります。
やらないことリストの作成で得られるメリットは以下の通りです。

  • 時間を無駄にしない
  • 心身の疲労を軽減できる
  • 仕事の優先順位を決められる
  • やるべきことに集中できて生産性が向上する
  • 自己成長を促せる
  • 仕事もプライベートも充実させられる

やらないことが明確化されれば、不要なタスクを排除できるため心に余裕ができるでしょう。
また、優先順位をつけて仕事に取り組めるようになれば無駄な仕事が不要になり集中できるため、生産性の向上に期待できます。
さらに、時間に余裕が生まれることで学びの時間が増えてスキルアップする時間を設けられたり、趣味の時間やプライベートの時間を確保できるようになったりするため、生活の充実度向上に期待できます。

フリーランスのやらないことリスト【20選】


フリーランスとして働いていく上で「やらないことリスト」を作成する場合の具体例を、仕事・プライベート・その他と3つの種類に分けて説明していきます。

仕事に関するやらないことリスト

まずは、仕事に関するやらないことリストをそれぞれの項目について詳しく解説していきます。

1.通勤をしない

一般的な会社員であれば出社する必要があります。しかし、満員電車での通勤や決められた時間までの出社など、不満に思っている人もいるかもしれません。
こうしたストレスをなくすためには、在宅で仕事が完結する仕事を選ぶことが大切です。
通勤で消費していた時間や体力を他の作業に回せるので、仕事だけではなく日々の生活にも余裕を持てるようになります。

2.モチベーションが低下している時は作業しない

モチベーションが低下している時には、仕事でミスしたり作業が思うように進まなかったりするため、思い切って作業をしないことも選択肢のひとつです。
音楽を聴いたり散歩で気分転換したりするなど、リフレッシュする時間を設ければ気持ちが切り替えられるようになります。

3.家族との時間を犠牲にして仕事をしない

仕事に専念し過ぎると家族との時間が少なくなってしまいます。
平日だけではなく土日も朝早くから夜遅くまで仕事を入れてしまうと家族と会話する時間が少なくなり、関係性にも影響を与えてしまいます。

フリーランスであれば自分で働く時間を作れるので、家族との時間も確保しやすいでしょう。
家族との時間を犠牲にするほど、仕事を請け負い過ぎないよう注意してください。

4.食事や睡眠を我慢して仕事をしない

食事や睡眠を我慢して仕事をこなすのは、短期的に見ると時間を有効活用しているように感じるかもしれませんが、健康を損ねたり集中力が低下したりするなど、デメリットも多いです。

空腹は脳の働きを鈍らせる要因です。効率を落とし、イライラする原因になることに注意してください。
食事や睡眠の時間を十分にとることで、集中して仕事に臨めるようになります。

5.無理なスケジュールを組まない

無理なスケジュールをこなすことは、心身に悪影響を及ぼし、パフォーマンスの低下につながってしまいます。
自分の能力と時間配分を見極めて、妥当な納期を設定することが大切です。
また、仕事の進捗状況を小まめに把握し、必要に応じてスケジュールを見直すこともポイントです。

6.催促の連絡や断りメールを入れない

催促の連絡や断りのメールなど、送る内容に悩むケースもあります。
結果として作業が滞る可能性もあるため、このようなメールを入れないようにすると、効率性がアップするケースもあります。
催促や断りメールは、やむを得ない時に限定するようにしてください。

7.デスクに作業を妨げるものを置かない

仕事をするデスクには集中を妨げるようなものを置かないようにしてください。雑誌やスマートフォンなどがあればつい見てしまい、作業が停滞してしまいます。

デスク周りは整理整頓を心掛け、無駄なものは排除して集中できる空間を作るようにしてください。
デスク周りが綺麗になれば、必要なものを探す手間や取りに行く手間が省けるので、集中力を維持しやすくなるでしょう。

8.無駄な作業や会議はできるだけ避ける

クライアントによっては打ち合わせが頻繁にあったり、会議が多かったりするケースもあります。
打ち合わせは信頼関係を築くために重要なことと考えるかもしれませんが、場合によっては成果が出ないものもあります。

打ち合わせや会議が増えれば作業に使える時間が減ってしまい、成果物の品質が下がる可能性もあるため、無駄な作業や会議は極力避けるようにしてください。

プライベートに関するやらないことリスト

次は、プライベートに関するやらないことリストとして挙げられるものを解説していきます。

1.出たくない時は外出しない

暑い日や寒い日、風が強い日や大雨の時など、天候が悪い時や気分が乗らない時には外に出たくないと考える人も多いかもしれません。
しかし、無理に外出して楽しさが半減してしまうのであれば、外出しないことも得策です。

どうしても外出する必要があるのであれば仕方がありませんが、大事な用事ではないのであれば無理に出る必要はありません。

2.お金の無駄遣いをしない

フリーランスとして仕事が順調に進めば報酬がアップします。しかし、無駄遣いをしてしまえば生活に支障が出るケースもあることに注意が必要です。

フリーランスは会社員とは異なり、収入が不安定です。仕事を受注できたとしても短期間で終了する可能性もあるため、ある程度の預貯金を確保する必要性があります。
無駄遣いをすれば貯蓄ができないケースもあるため、買い物をする際には本当に必要なものなのかじっくりと考えることが大切です。

3.完璧に家事をやろうとしない

フリーランスとして働いている人の中には「完璧な家事」を目指している人もいるでしょう。
しかし、仕事と家事を完璧にこなすとなれば多くの時間を要します。
疲れが溜まったりストレスを感じたりしてしまうこともあるため、家事は完璧にやらないようにしてください。

例えば、ロボット掃除機の活用やフローリングワイパーの活用など、負担を省けるやり方を取り入れるのがおすすめです。
また、歯磨きや顔を洗ったついでに洗面台を掃除したり、お風呂のついでに床や壁をスポンジで擦ったりするなど、「ついで掃除」を習慣化すれば時間を効率的に使えるようになります。

4.無駄な誘いにのらない

無駄な誘いや意味のない集まりには参加しないようにしてください。飲み会に誘われた場合、準備や移動をするだけでも時間を要します。
また、飲み会となれば2~3時間程度は消耗するため、自分の時間がその分減ってしまい、仕事に充てる時間も少なくなります。
無駄な誘いには極力のらないほうが時間を有効的に使えるようになるでしょう。

5.趣味や遊びを優先しすぎない

趣味や遊びの時間を設ければ仕事のストレスを発散することにつながるのでメリットが多いです。しかし、趣味や遊びを優先すればリスクが生じます。
支出が増えたり家族との時間や仕事をする時間が減ったりするなど、影響を与える部分も多いことに注意が必要です。

6.夜更かしをしない

動画や読書などで夜更かしをしてしまう人も多いかもしれません。しかし、夜更かしのしすぎで睡眠不足に陥れば仕事に影響を与えてしまいます。
仕事をしている最中に睡魔に襲われれば作業に集中できずにミスをする可能性もあります。
また、約束に遅刻するといった事態にもなりかねないため、夜更かしのしすぎには注意してください。

7.飲酒やタバコを控える

飲酒やタバコがストレス発散になっている人もいるかもしれませんが、タバコの吸い過ぎやお酒の飲み過ぎは様々な部分に影響を与えます。
仕事をする前日にお酒を飲み過ぎてしまえば二日酔いになり、作業に遅れやミスが出るかもしれません。また、朝起きられずに作業が進まないケースも考えられます。

さらに、タバコには健康を損なう恐れがあるだけではなく、出費にも影響を与えます。
たばこ税の増税や値上がりによって月々の負担が増えてしまい、家計に重くのしかかる可能性があるため、飲酒やタバコはできるだけ控えるようにしてください。

その他やらないことリスト

上記以外でフリーランスがやらないことを挙げていきます。

1.心配や不安になりすぎない

まだ起きていない出来事に対して不安を感じたり過度な心配をしたりするなど、心配性な部分があると仕事やプライベートに影響を与えてしまいます。
何事にも完璧主義となるため、些細な作業にも時間がかかり思うようにタスクをこなせない人もいます。

また、失敗すればいつまでも引きずる傾向にあるので、自信がなくなり作業が進められなくなるケースもあるでしょう。
失敗は次に活かすチャンスと割り切り、作業を進めていくようにしてください。

2.焦って物事を決めない

焦って決断すると、ミスを招く可能性があります。決断までに猶予があれば、落ち着いてから考えるようにすると後悔を防げます。
深呼吸をしてから物事を考えるようにしてください。

3.無意味なルールには従わない

世の中には無意味なルールや時代遅れの習慣などがあります。

  • 接待
  • お礼のメールや挨拶のメール
  • 書面での契約
  • 名刺交換

お礼や挨拶のメールには丁寧な印象がありますが、文章を考えるだけで時間を要します。
用件が正確に伝わることを優先して、かしこまったメールをできるだけ避けるようにすると無駄な時間を省けます。

4.他人に価値観や義務を押し付けない

仕事でもプライベートでも自分の価値観や義務は押し付けないようにしてください。
自己中心的な印象を与えてしまうので、仕事ではクライアントに迷惑をかけてしまう可能性があります。
「一緒に仕事をしたくない」と思われれば契約が終了する危険性もあるので、自分の考えを押し付けるような行為は避けてください。

5.嘘をつかない

ついた嘘がバレた時に相手との関係性が悪くなり、信用を失うことがあります。罪悪感やストレスを感じる要因にもなるので、精神的な負担も増えてしまいます。
あらゆるトラブルを招く恐れがあるので、仕事でもプライベートでも嘘はつかないように心掛けてください。

やらないことリストの作成ポイント


最後に、やらないことリストを作成するためのポイントを解説していきます。

重要なことやストレスになっているものを把握する

自分にとって重要なことやストレスになっているものを把握することから始めてください。
自分にとって重要なことをリストアップしていき、それ以外のことや無駄に感じていることがあれば「やらないこと」に含められます。

思い付いたことをすべてリストアップする

「やりたくない」「やっても意味がない」など、思い付いたことはすべてリストアップし、書き出してみてください。
現実的・非現実的かは関係なく、思うままに書き出すことが肝心です。漏れを防ぐために役立ちます。

実現性や効果を考慮してリスト化する

やりたくないことをすべて書き出したら、実現性や効果を考慮してリスト化していきます。
すぐにでも実現できそうな内容があれば、リストに含めて今日からでも実践してみてください。
実現不能なものでも、自分と向き合うきっかけになるので無駄にはなりません。

定期的にリストを見直す

リストができれば実践スタートです。しかし、リストを作って終わりではなく、修正も必要です。
例えば、「飲み会には参加しない」をリストアップすれば、お世話になっている人や親しい友人に迷惑をかける恐れがあるので、「親友との飲み会には参加する」「大切な人との飲み会には参加する」など、適宜修正していきます。
自分の状況に合わせて柔軟に変更してみてください。

まとめ・フリーランスのやらないことリストを作って自分らしく働こう

フリーランスにとってやらないことリストは、時間を効率良く使うためのツールとなります。
「○○はやらない」とあらかじめ決めておけば、無駄な時間を省くことができます。
リスト作成時には思うままに書き出してから選別してみてください。

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(編集:創業手帳編集部)

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