CMSとは?種類ごとのおすすめ10選を徹底比較!
CMSの利用で専門知識がなくとも直感的に美しいサイト構築が可能。
インターネットの発展に伴い、企業のマーケティングにおいて自社サイトが持つ重要性は日々増しています。
しかし、ホームページなどのWebサイト構築には、プログラミングやデザイン・Webマーケティングの知識が欠かせません。
そこでおすすめしたいものが「CMS」というWebサイトを構築できるシステムです。
ではCMSはどんなシステムなのでしょうか。本記事ではCMSについて、種類や選び方・おすすめをまとめました。
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CMSとは?種類と特徴
CMS(Contents Management System)とは、Webサイトの構築やコンテンツの管理・更新を行うためのシステムです。
Webサイトを構築する際には、デザインやプログラミングの知識が必要なため、人的・金銭的コストがかかります。
そこでおすすめしたいものがCMSです。
CMSではプログラミング知識がなくともサイトが構築でき、直感的な操作でデザイン性の高いサイトが作れる機能が備えられています。
そのため、自社にサイトを構築するノウハウや人材が揃っていない場合でも、社内でサイトの構築が可能です。
また企業のホームページだけでなく、オウンドメディア・サービスのLP・ECサイトの構築も可能なため、用途に合わせて幅広く利用できます。
もちろんサイトの構築だけでなく管理・更新もできるため、外注コストや更新にかかる時間を大幅に削減できるでしょう。
そんなCMSは大きく分けて3種類のタイプがありますので紹介します。
オープンソース型CMS
オープンソース型CMSとは、CMSプログラムのソースコードが公開されているCMSです。
ソースコードはライセンス費用無しで利用できるため、ソースコードのインストールなどが自社でできれば無料で利用できます。
またデザインやテンプレートも豊富なことにくわえ、自由にカスタマイズができるため、柔軟性が高いことも大きな特徴です。
しかし公式のサポートが存在しないため、運用には一定の知識やスキルが必要。
また、利用にあたっての不具合やセキュリティの脆弱性による事故なども、すべて自己責任となりますので注意しましょう。
【代表的なオープンソース型CMS】
- WordPress
- Drupal
- Joomla!
- SOY CMS
- baserCMS など
オンプレミス型CMS
オンプレミス型CMSとは、ベンダーがパッケージ製品として販売しており、購入後自社のサーバー上にインストールして利用するタイプのCMSです。
中規模〜大規模サイトまで対応できる製品が多く、企業での商用利用を目的として作られているものがほとんど。
オープンソース型とは異なりライセンス費用がかかり、費用は構築するサイト規模によって大きくなっていきます。
その代わりに、ベンダーのサポートやセキュリティの改善・保証などはしっかりと整えられています。
【代表的なオンプレミス型CMS】
- SITEMANAGE
- a-blog cms
- A-BiSU
- NOREN
- WebRelease 2 など
クラウド型CMS
クラウド型CMSとは、ライセンス費用を支払うことでクラウド上で利用できるCMSです。
オンプレミス型とは異なり、自社のサーバーやソフトウェアを用意する必要がないため、ネット環境さえあればすぐに利用できます。
デザインやテンプレート・コードのカスタマイズの自由度が低いため、オープンソースやオンプレミスに比べるとやや柔軟性が低め。
しかし近年のクラウド型CMSはテンプレートの数も豊富で、システムによっては自由度が高いものも登場しています。
【代表的なクラウド型CMS】
- Wix
- BlueMonkey
- Jimdo(ジンドゥー)
- ペライチ
- STUDIO
- HubSpot CMS Hub など
CMSを比較する際に見るべき3つのポイント
CMSは大きく分けて3種類のタイプがあり、さらに種類の中でもさまざまな特徴のCMSに分かれています。
たとえば、テンプレートが豊富なCMSもあれば、カスタマイズ性が高いCMSなどもあります。
しかしCMSの数は非常に多いため、比較する際に「ここは見るべき」というポイントを3つピックアップしました。
- CMSの機能が利用目的と合致しているか
- 導入や運用・管理の手間はどうか
- 他システムとの連携に対応しているか
CMSの比較項目を知り、自社に最適なCMSを見つけましょう。
CMSの機能が利用目的と合致しているか
Webサイトとひとくちに言っても、自社のホームページやマーケティング用のLP・販売用のECサイトなどさまざまな種類に分けられます。
CMSにはデザインのテンプレートが豊富なものなどがあるため、作りたいサイトに合わせたCMSを選ぶ必要があります。
また作りたいサイトを決める際には、どんな用途でWebサイトを利用したいのか利用目的を明確にすることが必要です。
売り上げをあげたいのか、認知度を向上させたいのか、自社の状況に合わせWebサイトの利用目的を定めたうえで、合致するCMSを選びましょう。
導入や運用・管理の手間はどうか
CMSを選ぶ際には、導入や運用・管理の手間も考慮に入れるといいでしょう。
たとえばオープンソース型のCMSは無料で利用できますが、自分でサーバー上にインストールする必要がある、セキュリティの保証がないなどのデメリットがあります。
トラブルやセキュリティの脆弱性などについて、サポートがないシステムでは自社で対応する必要があるため、その分の管理工数がかかってしまいます。
その点、オンプレミス型やクラウド型などであれば、ベンダーが年中無休で対応してくれるサービスなどもあります。
自社の状況に合わせ、サポートなどCMSとともに提供されているサービスも判断材料にしましょう。
他システムとの連携に対応しているか
CMSのなかには、CRMやSFAなどの他のシステムとAPI連携が可能で、効率的な運用ができるCMSもあります。
たとえば、ECサイトでは決済システムや顧客情報が管理できるツールと連携できると運用の効率化にもなるためとても便利です。
また、プラグインなどの拡張機能が充実しているとさらに運用の幅が広がるでしょう。
CMSによって外部連携できる柔軟性や拡張性は大きく異なるため、活用イメージを明確にしておくことがおすすめです。
おすすめのCMS10選!
鉄板のツールから用途特化型のCMSまで、10種類のCMSを紹介します。
- WordPress【オープンソース型】
- Drupal【オープンソース型】
- Joomla!【オープンソース型】
- NOREN【オンプレミス型】
- A-BiSU【オンプレミス型】
- SITEMANAGE【オンプレミス型】
- Wix【クラウド型】
- STUDIO【クラウド型】
- BlueMonkey【クラウド型】
- ペライチ【クラウド型】
それぞれの特徴を知り、自社に最適なCMSを見つけましょう。
WordPress:世界中で使われているCMS
出典:WordPress
CMS名 | WordPress |
CMSの型 | オープンソース型 |
料金 | 0円 |
WordPressは世界中のサイトで利用されているCMSで、Web上に存在するサイトのうち43%はWordPressで構築されたサイトです。
豊富なテンプレートが特徴で、ブログ形式から企業のコーポレート形式までさまざまな用途に利用できます。
また、プラグインなども豊富でカバーしている領域が広く、コードをいじらずとも自由度の高いサイト構築が可能です。
ただ、世界的に有名なことからサイバー攻撃の標的となることも多いため、セキュリティ面には注意しましょう。
Drupal:セキュリティの強さが特徴
出典:Drupal
CMS名 | Drupal |
CMSの型 | オープンソース型 |
料金 | 0円 |
Drupalはオープンソース型のCMSで、強力なセキュリティが最大の特徴です。
セキュリティの高さからホワイトハウスで利用されるほどで、各国の政府機関や大学などを中心に利用されています。
そのため、大規模なWebサイトにも対応できるように構築されており、拡張性はほぼ無限大です。
また、さまざまな言語・デバイスに対応しているため、全世界に向けて情報を発信できます。
Joomla!:世界シェアNo.2のオープンソースCMS
出典:Joomla!
CMS名 | Joomla! |
CMSの型 | オープンソース型 |
料金 | 0円 |
Joomla!は世界シェアNo.2のオープンソース型CMSです。
拡張性の高さが特徴で、拡張機能は6,000以上あり70以上の言語に対応しています。
またSEO対策に利用できる機能が搭載されており、キーワードの分析やサイトマップの構築にも対応しています。
デザインにおいても豊富なテンプレートが用意されており、自分でテンプレートの構築も可能です。
NOREN:完全構築型のCMS
出典:NOREN
CMS名 | NOREN |
CMSの型 | オンプレミス型 |
料金 | 1,000万円~ ・CMSライセンス ・初年度保守費 ・Web制作費 ・プロジェクト管理費含む |
NORENは完全構築型のパッケージとして提供されているCMSです。
サイトの構築から保守・運用までをベンダーである株式会社アシストが提供しているため、自社にノウハウがない場合でもサイトが作れます。
完全なオーダー制となるため、大規模サイトにも対応。
大規模サイトになるほど料金が上がっていく形で、料金には初年度の運用費や自社対応のサポートなどが含まれています。
A-BiSU:AIを搭載したCMS
出典:A-BiSU
CMS名 | A-BiSU |
CMSの型 | オンプレミス型 |
料金 | 要問い合わせ |
A-BiSUはオンプレミス型のCMSです。
AIを搭載していることが特徴で、ユーザーにコンテンツを自動でおすすめするレコメンド機能などがあります。
また特許を持っている取り込み機能で、既存のサイトも簡単にCMS化できる点も特徴です。
ABテストやアクセス解析などが標準搭載されており、PDCAの効率化も実現できます。
SITEMANAGE:拡張性の高いCMS
出典:SITEMANAGE
CMS名 | SITEMANAGE |
CMSの型 | オンプレミス型 |
料金 | ・初回料金50万円 ・各サイトプラグイン代金 EC:135万円 コーポレート:15万円 ポータル:125万円 |
SITEMANAGEはオンプレミス型のCMSです。
拡張性が高いことが特徴で、テンプレートなどによるデザインの制限がありません。
SITEMANAGEのデザイナーが、要望に合わせてデザインを1から構築してくれます。
また、ユーザーが自由にサイトを作れるように、初期段階では最低限の機能のみしか搭載されていません。
100種類以上のプラグインを上手く利用することで、唯一無二のサイトが構築できるでしょう。
Wix:豊富なテンプレートが特徴
出典:Wix
CMS名 | Wix |
CMSの型 | クラウド型 |
料金 | 【アドバンスプラン】 月額費用:1,300円 【ビジネスプラス プラン】 月額費用:2,600円 |
Wixはクラウド型のCMSです。
豊富なテンプレートであらゆるサイトに対応できることが特徴で、ECサイトや個人ブログなどさまざまなサイトがWixのみで構築できます。
そのため、フリーランスから企業まで世界190ヶ国・2億人以上の人々が利用しています。
また、マウス操作で直感的かつ簡単にサイト構築が可能な点も大きな特徴です。
STUDIO:直感的な操作でサイト構築可能!
出典:STUDIO
CMS名 | STUDIO |
CMSの型 | クラウド型 |
料金 | 0円〜4,980円 |
STUDIOはクラウド型のCMSで、操作性の高いUIが特徴です。
豊富なテンプレートから自社の目的に合わせて選択したあとは、直感的な操作でサイト構築ができます。
また、共同編集ができるためサイト構築や更新作業の効率化も実現できます。
WordPressからの移行であれば1クリックで完了できるため、WordPressを利用している場合にはすぐにSTUDIOに移行できることも特徴です。
BlueMonkey:誰でもカンタン操作!
出典:BlueMonkey
CMS名 | BlueMonkey |
CMSの型 | クラウド型 |
料金 | 【CMS BlueMonkeySS】 →共用サーバープラン 月額費用:5.5万円 【CMS BlueMonkey 専用スタンダード】 →専用サーバープラン 月額費用:7.7万円 |
BlueMonkeyはクラウド型のCMSで、集客力の強いサイト構築が可能です。
なぜなら、最適なホームページの提案と広告のサポートなどのコンサルまでが料金内に含まれているため。
Webマーケティングのプロがサイト構築から運用までをサポートしてくれるため、効果的な集客が実現できるのです。
また、公開ページと同じ見た目のまま編集ができるため、操作性が高く作業効率も高まるでしょう。
ペライチ:会員数40万人突破!
出典:ペライチ
CMS名 | ペライチ |
CMSの型 | クラウド型 |
料金 | 0円〜7,678円/月 |
ペライチはクラウド型のCMSで、テンプレートが豊富なことが特徴です。
デザインの幅が広い事にくわえ、操作性が高く初心者でも簡単にホームページが作れます。
必要なのは「デザイン選択」・「内容構築」・「公開」の3ステップのみ。
アクセス解析などSEO対策にも対応しているため、構築後の運用も安心です。
まとめ
Webマーケティングを進めていくうえで、自社サイトを持つことは必須の条件となりつつあります。
これは起業したばかりでも例外ではないため、効果的なサイトを如何にコストをかけずに作れるかという点はとても重要です。
そこで本記事ではCMSについて、種類や選び方とともにおすすめのCMSを紹介しました。
さまざまな特徴があるCMSのなかから、自社に最適なCMSを選択してマーケティングに活用しましょう。
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(編集:創業手帳編集部)