創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年6月2日オリジナルIPのVRゲームを開発する「MyDearest」が3.3億円調達

2025年6月2日、MyDearest株式会社は、約3億3000万円の資金調達を発表しました。
これによりシリーズC累計調達額は約15億円となりました。
MyDearestは、オリジナルIPのVRゲームを中心に開発・パブリッシングを行っています。
これまで、『東京クロノス』『ALTDEUS: Beyond Chronos』『8番出口VR』『Brazen Blaze』などのゲームタイトルを手がけています。
また、2024年11月に、企業向けにVR/XRコンテンツ制作、ソリューション提供、VRChatワールドの構築をワンストップで手がける「VRあそび事業部」を立ち上げ、現在開発体制の拡張を進めています。
今回調達した資金は、北米のα世代向けVRゲームを軸としたIP展開の強化、企業向けVR/MRソリューション提供・コンテンツ制作の事業拡大に活用します。
VR(Virtual Reality:仮想現実)は、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)などの専用機器を用いて、仮想空間での高い没入体験を実現する技術です。
この革新的な技術は、とくにゲームやエンターテインメント分野で従来にない体験を提供する手段として注目を集めています。
ただし、現在のVRゲーム市場はまだ限定的な規模にとどまっています。その背景には、HMDの普及が進んでいないことや、対応タイトルの少なさといった課題があります。
そうしたなか、2019年に登場したリズムゲーム『Beat Saber』は、2021年2月時点で400万本の販売実績を記録するなど、VRゲームの可能性を示す代表的な成功例となっています。
今後は次世代HMDの登場によって、より高品質な体験が実現されるとともに、デバイスの価格が下がることで一般への普及が進み、VRゲーム市場の拡大が期待されています。
事業のさらなる成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | BtoB IP VR VRゲーム エンターテインメント ゲーム ビデオゲーム 娯楽 株式会社 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年12月13日、株式会社ccppは、資金調達を実施したこと、および、2022年12月2日に会社を設立したことを発表しました。 ccppは、AIイラストを閲覧・投稿できる専門サイト「chichi…
2025年10月20日、イルミメディカル株式会社は、総額3億4000万円の資金調達を発表しました。 イルミメディカルは、血管内から光を照射する独自技術「ET-BLIT」をコアに、がん・神経疾患などの難…
2022年12月1日、GOGEN株式会社は、3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 GOGENは、不動産売買に特化した電子契約サービス「Release(レリーズ)」や、手付金が不要となる住宅購…
2021年2月4日、株式会社313は、「マイシェルパ」の提供を2021年2月4日から開始したことを発表しました。 「マイシェルパ」は、医療博士・精神科専門医が運営するオンライン・カウンセリング・サービ…
2024年1月10日、株式会社Carelogyは、資金調達を実施したことを発表しました。 Carelogyは、猫の顔写真をアップロードすることで、AIが猫の表情を分析して痛みの徴候を調べることができる…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

