注目のスタートアップ

体力テストのデジタル集計システム「ALPHA」を提供する「Pestalozzi Technology」が3億円調達

company

2025年3月24日、Pestalozzi Technology株式会社は、3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Pestalozzi Technologyは、学校教育機関向けに、体力テストのデジタル集計システム「ALPHA」を提供しています。

生徒に配布されている端末を活用し、デジタルで簡単に体力テストの計測・集計・分析を行うツールです。

ほかに、測定結果入力にかかる時間の削減、データ連携によるスピーディな結果提示、結果に応じた運動動画のレコメンドを特徴としています。

2024年度時点で、7都道府県48市町村、約4200校に導入されています。

今回調達した資金は、プロダクトの強化、採用の強化、研究開発の強化に活用します。


文部科学省「『教師不足』に関する実態調査」(2022年1月)によれば、2021年度始業日時点の小・中学校の「教師不足」人数(不足率)は、合計2086人(0.35%)であり、高等学校の「教師不足」人数は始業日に217人(0.14%)となっています。

このように慢性的な教師不足が課題となっている教育機関では、テクノロジーの活用による業務負担の軽減が重要です。

公教育では2021年から、生徒ひとりひとりにデジタル端末を配布し、学校のICT環境を整備・活用する取り組みであるGIGAスクール構想がスタートしています。

この1人1台端末を活用することで、学習活動を充実させるだけでなく、事務作業の負担を軽減することも可能です。

体力テスト(体力測定)は、小学校から高等学校で年1回実施されている体力・運動能力調査です。

この測定では、生徒が紙に手作業で測定結果を記録し、その書類をもとに教員がExcelに転記し、教育委員会に提出するという流れで行われています。

生徒数が増えるほど教員の作業負担が増大することから、効率化のニーズがあります。

このような背景を踏まえ、Pestalozzi Technologyは、体力テストのデジタル集計システム「ALPHA」を提供しています。

事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ALPHA EdTech Pestalozzi Technology デジタル 体力テスト 体育 分析 学校 教育 教育機関 株式会社 測定 計測 資金調達 運動 集計
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

東南アジア産直ECを運営する「SECAI MARCHE」が2.1億円調達
2023年1月31日、株式会社SECAI MARCHEは、総額2億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SECAI MARCHEは、東南アジアにおいて生鮮食品を取り扱うBtoB産直E…
尿を送るだけで栄養状態がわかるパーソナル栄養検査「VitaNote」など展開の「ユカシカド」が15億円調達
2021年1月1日、株式会社ユカシカドは、総額約15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 尿を送るだけで栄養状態がわかるパーソナル栄養検査「VitaNote」・「VitaNote Quick」…
医療用画像処理ソフトウェア「Holoeyes MD」や医療VRサービス提供の「Holoeyes」が資金調達
2022年2月17日、Holoeyes株式会社は、株式会社学研ホールディングスが運営する投資プロジェクト「Gakken Capital」から資金調達を実施したことを発表しました。 医療用画像処理ソフト…
ゲーム・マシン・レンタルの「ミダスエンターテイメント」が4億円調達
2019年12月26日、株式会社ミダスエンターテイメントは、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 アミューズメント施設へのゲーム・マシンのレンタル事業や、オンライン・クレーン・ゲーム「L…
クラウド郵便サービスを展開する「atena」と名刺管理クラウドの「Sansan」が資本業務提携
2022年10月18日、atena株式会社は、Sansan株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 atenaは、クラウド郵便サービス「atena」や、エンタープライズ向けクラウド郵…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集