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シニア世代のウェルビーイングを実現する孫世代の相棒サービス「もっとメイト」などを手がける「AgeWellJapan」が1.3億円調達

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2025年3月4日、株式会社AgeWellJapanは、総額1億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

AgeWellJapanは、シニア世代のウェルビーイングを実現する孫世代の相棒サービス「もっとメイト」や、多世代コミュニティスペース「モットバ!」、Age-Wellな生き方をデザインする研究所「Age-Well Design Lab」を運営しています。

「もっとメイト」は、孫世代の専任パートナーが定期的にユーザーの自宅に訪問し、暮らしの要望に応えるサービスです。会話、スマホレクチャー、外出時の付き添い、書類作成・整理、買い物代行、オンライン予約など、さまざまな要望に対応しています。

また、蓄積されたデータやナレッジを活用し、企業・自治体向けに人材育成事業やアライアンス事業も展開しています。

今回の資金調達を通じ、他企業と協力して新たな商品・サービスを創出するほか、人材採用の強化を図ります。


日本の総人口は2023年10月時点で約1.24億人と推計されています。そして、65歳以上人口は3623万人であり、総人口に占める割合(高齢化率)は29.1%となっています。

今後も少子高齢化が進展し、社会全体における高齢者の割合が高まることが想定されています。

こうした流れのなかで、とくにニーズが高まっているのが高齢者向けのサービスです。介護業界の成長はいうまでもなく、その周辺サービスも拡大しています。

たとえば、介護保険外サービスの市場規模は、2025年に約33兆円に達すると試算されており、経済産業省は2050年に77兆円規模へと成長させる目標を掲げています。

介護保険外サービスとは、介護保険サービスで利用できるサービスの範囲外をカバーするサービスです。

介護保険サービスにおける訪問介護では、買い物や掃除などの生活支援、食事や排泄などの介護、健康管理などの看護、リハビリ・入浴などに対応しています。一方で、電球交換などの作業は介護保険サービスの対象外となっており、こうした日常の支援を補うために介護保険外サービスの需要が高まっています。

こうした背景を受け、AgeWellJapanは、孫世代の専任パートナーがシニアの暮らしを豊かにするサポートを提供する「もっとメイト」を展開しています。

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カテゴリ 有望企業
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