創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年1月31日【3月下旬申請締切予定】「中小企業省力化投資補助事業(一般型)」第1回公募要領が公開
2025年1月30日、中小企業庁は、「中小企業省力化投資補助事業(一般型)」の第1回公募要領が公開されたことを発表しました。
「中小企業省力化投資補助金」は、中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするため、人手不足に悩む中小企業等がIoT・ロボット等の人手不足解消に効果がある設備を導入するための事業費等の経費の一部を補助するものです。
従来の「カタログ注文型」とは異なり、「一般型」は業務プロセスの自動化・高度化や、ロボット生産プロセスの改善、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、中小企業の個別の現場設備や事業内容などに合わせた設備導入・システム構築など、多様な省力化投資を支援します。
スケジュール
3月上旬に申請様式を公開し、3月中旬申請受付開始、3月下旬申請締切予定です。
AI・IoT・ロボットなどのテクノロジーが著しい発展をみせています。これらの先端技術は既存のビジネスやそのあり方、そして社会などさまざまなものを一変させる可能性を秘めています。
すでに海外企業では、テクノロジーを積極的に取り入れてビジネスを変革させ、大きな業績を上げている企業も散見されます。
こうしたなかで経済産業省は、2025年までに日本企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を達成できなければ、年間最大12兆円の経済損失が生じる可能性があることを警告しています。
DXは、単なるデジタル化ではなく、AI・IoT・ロボットなどの最先端技術を活用して企業の業務やビジネスモデルを根本から変革し、競争力を高める施策です。
現在、国内では大企業を中心にDXが進んでいます。一方で、中小企業はリソース不足などからDXが進んでおらず、また今後も進める予定はないとする企業も一定数存在しています。
しかし産業のグローバル化が進展する現在、DXに対応しない企業は、DXに対応する海外企業との差が開き、相対的に競争力が低下していくことになります。
そのためデジタル化やDXは企業の競争力を確保するための必須の取り組みとして認識されており、国はとくに中小企業のデジタル化・DXを後押しするためさまざまな補助金・助成金事業を展開しています。
「中小企業省力化投資補助事業(一般型)」はそんな補助金の一種です。
「中小企業省力化投資補助金」は昨年も実施されましたが、こちらは「カタログ注文型」であり、補助事業に登録された製品から選んで申請する必要があり、申請できる中小企業が限られていました。
しかし今回新たに追加された「一般型」は、その制限がなく、柔軟なシステム整備・デジタル化が可能です。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。
また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。
ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | |
---|---|
関連タグ | DX IoT システム デジタルトランスフォーメーション デジタル化 ロボット 中小企業 中小企業庁 中小企業省力化投資補助事業(一般型) 公募 導入 投資 構築 生産性向上 省力化 自動化 補助 補助事業 補助金 設備 高度化 |
の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
観光庁は、「観光地・観光産業における人材不足対策事業」の3次公募を開始することを発表しました。 宿泊業の人材不足解消に向け、設備投資などの効率化を通じ、人材の効果的な配置とサービス水準向上を強化する取…
平成29年8月7日、朝日メディアラボベンチャーズは「朝日メディアグループ1号投資事業有限責任組合」を組成したことを発表しました。 出資に参加しているのは、朝日新聞社、テレビ朝日ホールディングス、名古屋…
2023年3月9日、ジーフィット株式会社は、本田圭佑氏が率いる個人ファンド「KSK Angel Fund LLC」から資金調達を実施したことを発表しました。 ジーフィットは、グローバルビジネスの大きな…
2021年3月23日、ファインディ株式会社は、「Findy0→1(ファインディ・ゼロ・トゥ・ワン)」の提供を開始することを発表しました。 「Findy0→1」は、エンジニア組織の内製化の戦略立案から、…
2019年8月5日、スマートニュース株式会社は、総額31億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、日本郵政キャピタルなどです。 スマートフォン・タブレット向けニュース・アプリ「Smart…
大久保の視点
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…