創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年10月9日海外eSIMアプリを提供する「トリファ」が12億円調達
2024年10月7日、株式会社トリファは、総額12億円の資金調達を実施したことを発表しました。
また、社名を株式会社ERAKEから株式会社トリファへと変更したことも発表しています。
トリファは、海外eSIMアプリ「トリファ」を提供しています。
世界200以上の国・地域でインターネットを利用できる海外eSIMアプリです。
現地レートの価格でeSIMを手配し、最短3分での海外通信を実現するサービスです。
今回の資金は、ユーザー拡大を目的としたオンライン・オフラインでのキャンペーン強化、機能改善や新機能開発、採用・組織の強化などに充当します。
また、市場が拡大するインバウンド顧客向けのサービス提供にも注力すると同時に、韓国・台湾・香港などのアジア圏の顧客にもアプローチを行い、グローバル展開を加速させていく計画です。
スマートフォンなどのモバイル端末において音声通話やモバイルデータ通信を利用するには、SIMカードの契約とその挿入が必要です。
別の通信事業者のサービスを利用したり、端末の移行などを行ったりする際は、このSIMカードの抜き差しが必要であるほか、オンライン契約の場合はSIMカードの郵送に時間がかかり、契約から利用までに時間を要してしまうといった手間が発生することがひとつの課題でした。
しかし2018年頃から、物理的なSIMカードの代わりとなるデータを端末に書き込む方式であるeSIMが搭載された端末が発売され、現在では多くの端末がeSIMを採用するようになっています。
このeSIMのメリットは、通信サービスを簡単に切り替えられる(あるいは併用できる)点にあります。これにより海外に行った際にも、現地の通信サービスを契約し、モバイルデータ通信をすぐに利用することが可能となります。
海外通信を利用する手段としては、国内通信サービスにおける海外ローミング、ポケットWi-Fi、現地でのプリペイドSIMの購入などがあります。eSIMを活用した海外通信はこれらの手段よりも利便性が高く、今後のさらなる成長が期待されます。
企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | ERAKE eSIM インターネット トリファ 旅行 株式会社 海外 海外通信 資金調達 通信サービス |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2021年2月16日、株式会社スペースシフトは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 衛星データ解析システムの開発を行っています。 開発する新たな方式では、専門家でも判読が難しいSAR衛…
2020年12月18日、株式会社For A-careerは、「NoCodeDash(ノーコードダッシュ)」において、EC開発支援体制をより一層強化することを発表しました。 「NoCodeDash」は、…
2021年6月16日、株式会社ビットキーは、総額32億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 自律分散型システムを活用したデジタルコネクトプラットフォーム「bitkey platform」と、そ…
2023年5月19日、Sustineri株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Sustineriは、カーボンオフセットのためのクラウドサービス「カーボンオフセットクラウド」、…
2020年10月16日、MOSH株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 個人やスモールチーム向けに、ネットでサービスが売れるプラットフォーム「MOSH」を運営しています。 ホー…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…