注目のスタートアップ

飲食店向けに野菜・果物などの食材を配送する「ベジクル」が資金調達

company

2024年2月29日、ベジクル株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

ベジクルは、業務用野菜の卸売や、青果流通事業者の出荷準備までの事務オペレーションのオンライン受託(BPaaS)、飲食店向けプロモーション・サンプリングサービスなどを展開しています。

現在のBPaaSプロダクトは、飲食店からの注文情報を効率的な出荷のためのデータ(ピッキングリストなど)に変換し、専用サイトからダウンロードできるようにしています。

今回の資金調達により、青果流通オペレーションのうち手作業・長時間化しやすい受発注・出荷準備業務をベジクルが効率的に請け負うためのBPaaSのプロダクト開発を強化します。

具体的には、需要予測、値付けの自動化、配送ルート最適化などにおいて業務効率化を実現する機能を拡充する予定です。


青果流通の特徴は、卸売市場を中心とした物流を構築している点にあります。

この卸売市場を中心とした物流では、野菜や果物は集荷業者・農協などに集められ、その後卸売市場・仲卸を経由し、小売店・飲食店などに届けられます。

卸売市場は、集荷・分荷機能、価格形成機能、代金決済機能、情報受発信機能という主に4つの役割を担っており、これによって安定供給を実現しています。

一方で卸売市場を中心とした流通業務は、受発注においてFAXや電話などのアナログな手段が利用されていることが多く、非効率的な業務の改善が求められています。

こうした中でベジクルは、飲食店向け青果流通におけるオペレーションのDXを進め、生産性の高い物流オペレーションを構築し、青果流通事業やBPaaSプロダクトなどを展開し、青果流通の変革を目指しています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BPaaS BtoB ピッキング ベジクル 八百屋 受発注 最適化 果物 株式会社 業務効率化 流通 物流 自動化 資金調達 農産物 配送 野菜 需要予測 青果 青果流通 食材 飲食店
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

アルムナイ(企業の退職者)と企業をつなぐ「Official-Alumni.com」運営の「ハッカズーク」が資金調達
2022年5月23日、株式会社ハッカズークは、資金調達を実施したことを発表しました。 ハッカズークは、アルムナイ専門サービス「Official-Alumni.com(オフィシャル・アルムナイ・ドットコ…
出荷者と流通事業者をつなぐ農業流通特化型SaaS「nimaru」提供の「kikitori」が3,000万円調達
2021年1月14日、株式会社kikitoriは、3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 出荷者と流通事業者をつなぐ農業流通特化型SaaS「nimaru」を提供しています。 このサービ…
核融合炉関連機器提供などの「京都フュージョニアリング」が1.16億円調達
2021年1月20日、京都フュージョニアリング株式会社は、総額1億1,600万円の資金調達を実施したことを発表しました。 京都大学エネルギー理工学研究所の小西哲之教授が中心となって開発した、核融合装置…
自由診療クリニック特化型のDXツールを開発・提供する「B4A」が資金調達
2023年9月27日、株式会社B4Aは、資金調達を実施したことを発表しました。 B4Aは、自由診療クリニック特化型のDXツール「B4A(ビーフォーエー)」を開発・提供しています。 リアルタイム予約や電…
カスタム・サラダ専門店運営の「クリスプホールディングス」が5億円調達
2020年2月25日、株式会社クリスプホールディングスは、クリスプホールディングスを株式移転完全親会社、株式会社クリスプおよび株式会社カチリを株式移転完全子会社とする株式移転を行い新会社として発足し、…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集