「持続的生産強化対策事業のうち持続可能性配慮型畜産推進」

subsidy

農林水産省は、令和6年度「持続的生産強化対策事業のうち持続可能性配慮型畜産推進」に係る公募について発表しました。

公募対象内容

1 アニマルウェルフェア配慮型飼養管理推進

アニマルウェルフェア(AW)に配慮した飼養管理の普及拡大を図るため、国の飼養管理指針「国際獣疫事務局の陸生動物衛生規約におけるアニマルウェルフェアの国際基準を踏まえた家畜の飼養管理の推進について」に基づく、家畜の飼養管理への取組を推進するための次の取組を実施するものとする。

(1)持続可能性配慮型飼養管理推進等
国内における家畜の飼養管理や畜産物の流通等の実態の調査、多様な飼養形態におけるAW向上に関する科学的知見の収集、国際機関や諸外国等におけるAWに関する検討・実施状況の調査、畜種ごとのAWに配慮した飼養管理の普及推進のための検討及び検討の結果を踏まえた事業成果報告書の作成等

(2)持続可能性配慮型飼養管理普及等
我が国におけるAWに配慮した飼養管理を普及・啓発するため、研修会等の開催、パンフレットの作成・配布及び飼養管理の指導等

(3)持続可能性配慮型飼養管理に係る取組の実施率向上に向けた取組
生産者団体が実施する畜種ごとのAWに配慮した飼養管理や畜産物の流通等の実態調査、AWに配慮した飼養管理の実施率向上のための検討会の開催、マニュアル作成等生産者団体が作成するマニュアル等に基づく、生産者集団が実施する資質向上のための勉強会、AWに配慮した飼養管理の簡易整備等

2 畜産GAP認証審査支援

乳用牛、肉用牛、豚、採卵鶏及び肉用鶏に係る日本版畜産GAPの認証取得の拡大を図るため、審査を行う者の育成に必要な畜産GAPに関する専門知識に関する研修会、審査機関の増設等認証機関による認証取得の推進に必要な取組を実施するものとする。

3 畜産GAP認証拡大支援

畜産GAPの認証の高度化により取得を拡大するため、他の認証スキームとの差分審査の検討、国内における実需者・消費者の畜産GAP認知度向上のためのニーズ調査・検討会、畜産GAP評価分析のための検討会等の取組を実施するものとする。

公募期間

2024年2月6日(火)~2024年2月29日(木)17:00


食肉は現代の食生活において重要なタンパク源となっています。

しかし、近年はSDGsが推進され、持続可能性の観点から畜産業の課題が指摘され、環境対策や構造転換などが求められています。

また、日本は少子高齢化に伴う人口減少が進んでいくと予測されています。食品需要は人口に比例するため、今後も畜産業が成長を目指すのであれば、海外需要を開拓する必要があります。

そして海外需要開拓のためには、多様な国々の価値観に適合した生産を行う必要があります。

そのひとつとしてアニマルウェルフェアへの配慮が挙げられます。

アニマルウェルフェアとは「動物が生きて死ぬ状態に関連した、動物の身体的及び心的状態」のことです。

これを良好に保つことが倫理的に重要であるとされており、たとえば、快適な環境下での飼養などがその施策にあたります。

またこのアニマルウェルフェアは、結果的に生産性向上や安全な畜産物生産にもつながることから、農林水産省はアニマルウェルフェアの考え方を踏まえた家畜の飼養管理の普及に努めています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ アニマルウェルフェア 助成金 持続的生産強化対策事業のうち持続可能性配慮型畜産推進 畜産 畜産GAP 補助金
詳細はこちら

令和6年度持続的生産強化対策事業のうち持続可能性配慮型畜産推進に係る公募について

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

融資・補助金申請支援SaaS提供の「Scheeme」が1億円調達
2021年10月11日、Scheeme株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 融資や補助金の申請に必要な計画書類・申請書類をかんたんに作成できるSaaS「Scheeme」を提供…
【東京都】「観光経営力強化事業」補助金 第1回募集開始 7/14締切
2023年4月24日、東京都は「観光経営力強化事業」の第1回募集の開始について発表しました。 都内の観光事業者を対象に事業の生産性向上や観光分野における新サービス・商品開発、体験型コンテンツ開発に補助…
【東京都】「テレワーク定着促進フォローアップ助成金」
公益財団法人東京しごと財団は、令和6年度「テレワーク定着促進フォローアップ助成金」の新規申請を2024年5月8日(水)から受付開始することを発表しました。 この助成金は、テレワークのより一層の定着・促…
「施設園芸等燃油価格高騰対策 施設園芸セーフティネット構築事業」
一般社団法人日本施設園芸協会は、令和3事業年度「施設園芸等燃油価格高騰対策 施設園芸セーフティネット構築事業」の3次公募について発表しました。 これは、農林水産省が実施する、計画的に省エネに取り組む施…
「肥料価格高騰対策事業(令和4年6月~令和5年5月に購入した肥料に対する支援)」
農林水産省は、「肥料価格高騰対策事業(令和4年6月~令和5年5月に購入した肥料に対する支援)」について発表しました。 世界的な穀物需要の増加やエネルギー価格の上昇に加え、ロシアによるウクライナ侵略等の…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集