注目のスタートアップ

書店向け無人営業化ソリューション「MUJIN書店」を開発・提供する「Nebraska」が「トーハン」と資本業務提携

company

2023年8月31日、株式会社Nebraskaは、株式会社トーハンと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

Nebraskaはトーハンと協力し、2023年2月から無人営業課ソリューション「MUJIN書店」の実証実験を行っています。

「MUJIN書店」は、書店において、既存・新規店を問わず安価かつ短期間に店舗を無人化するソリューションです。日中は有人・夜間は無人といったハイブリッド営業にも対応しています。

入店認証にはLINE連携とQRコードを活用しています。会計は顧客自身が行うセルフ式で、キャッシュレス決済のみに対応しています。

有人・無人営業をハイブリッドに組み合わせた24時間営業モデルの実証実験を、トーハングループの山下書店世田谷店で行った結果、増収・増益効果のいずれにおいても全国書店の実勢値または昨年実績値を大きく上回るという成果を得ています。

トーハンは、書店・コンビニエンスストア等と出版社との間に立ち、書籍・雑誌、文具・雑貨等の全国的な流通を行なう取次事業を展開しています。

今回の提携により、両社は出版・書店業におけるDX/イノベーションをさらに深化、加速していきます。


小売業では、EC市場の拡大や消費者の価値観の変化により、モノが売れないという課題が深刻化しています。

こうした中、省人化と顧客体験の向上を目的とした無人店舗の構想が進められています。

無人店舗は人件費を大幅に削減できるほか、早朝・深夜などでも営業が可能であるため、機会損失を最小化することが可能です。

ところで、書店は主に書籍を販売する小売業ですが、書籍需要の低下によって、書店業界は大幅な縮小傾向にあります。

2003年時点では、全国に約2.1万店もの書店がありましたが、2022年には約1.1万店舗と、約20年の間にほぼ半減しています。

近年は、大型の書店についても閉業する例があり、書店業界では生き残りをかけた取り組みが重要となっています。

Nebraskaは、こうした書店の課題を解決するため、無人営業化ソリューションを開発しています。

ビジネスのさらなる成長には戦略的な資金調達や他企業との提携が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ LINE MUJIN書店 Nebraska QRコード キャッシュレス決済 ソリューション トーハン ハイブリッド 営業 実証実験 店舗 書店 株式会社 無人 無人化 認証 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ゲーミングデバイスブランドを展開する「AndGAMER」が2億円調達
2025年5月14日、AndGAMER株式会社は、総額2億円の資金調達を発表しました。 AndGAMERは、複数のゲーミングデバイスブランドを展開しています。 現在展開しているブランドは、高性能カスタ…
家具のサブスクリプション・サービスを運営する「subsclife」が30億円調達
2020年9月14日、株式会社subsclifeは、総額約30億円の資金調達を実施したことを発表しました。 家具のサブスクリプション・サービス「subsclife(サブスクライフ)」を運営しています。…
育児記録アプリ運営・育児サポートAI開発の「ファーストアセント」が資金調達
2020年1月27日、株式会社ファーストアセントは、資金調達を実施したことを発表しました。 育児記録アプリ「パパっと育児@赤ちゃん手帳」を運営しています。 赤ちゃんの行動や、身長・体重、病気、体温、予…
宇宙ビジネスに特化した伴走型支援事業展開の「sorano me」が1,000万円調達
2021年5月27日、株式会社sorano meは、1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 宇宙ビジネスメディア「宙畑-sorabatake-」や宇宙広報団体「TELSTAR」など、宇…
D2Cウェルネスブランド「TENTIAL」・スポーツ情報メディア「SPOSHIRU」運営の「TENTIAL」が5億円調達
2021年9月15日、株式会社TENTIALは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 D2Cウェルネスブランド「TENTIAL」と、スポーツ情報メディア「SPOSHIRU」を運営していま…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集