注目のスタートアップ

マッチングアプリ「with」「Omiai」を手がける「エニトグループ」が86.5億円調達

company

2023年4月26日、株式会社エニトグループは、第三者割当増資とデットファイナンスにより、総額86億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

エニトグループは、2023年2月に、マッチングアプリ「Omiai」を運営する株式会社ネットマーケティングの株式を取得し子会社化しました。

また、その「Omiai」事業を株式会社Omiaiとして株式会社ネットマーケティングより会社分割を実施し、株式会社エニトグループのもとで株式会社with(マッチングアプリ「with」運営)と株式会社Omiaiを事業子会社とするホールディングス経営体制を構築しました。

調達した資金の一部は、株式会社Omiaiの子会社化に伴う一連の組織再編において株式会社ネットマーケティング株式の取得費用として活用しています。


マッチングアプリとは、インターネットを利用して、恋愛や婚活などを望む男女の出会いを提供するサービスです。

スマートフォンの登場以前からも「出会い系サイト」として類似サービスが提供されていました。しかし出会い系サイトは、援助交際などの売春/買春の温床ともなっており、世間的にはあまりいいイメージのあるサービスではありませんでした。

スマートフォン登場以後、位置情報を利用した出会い系サービスである「Tinder」が2012年に登場し、それからマッチングアプリが流行していったといわれています。

マッチングアプリの成長は、スマートフォンの流行によって、オンライン上でのコミュニケーション・交流が一般的になったこと、ライフスタイルの多様化により新たな出会いの場を求める人が増加したこと、属性診断・性格診断によって相性のいい相手を見つけられることなどが理由です。

エニトグループは、主に恋活がメインのマッチングアプリ「with」と、婚活がメインの「Omiai」の2つのマッチングアプリを運営しており、幅広いユーザーに訴求できる体制を構築しています。

マッチングアプリはライフスタイルが多様化する現代において、出会いを創出する場として重要であることから、今後のさらなる成長も期待されています。

事業の大きな成長のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Omiai with アプリ エニトグループ カップル マッチング マッチングアプリ 婚活 恋人 恋愛 恋活 株式会社
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

法人向けにオンライン診療などの健康支援プログラムを提供する「リンケージ」が5.5億円調達
2022年3月30日、株式会社リンケージは、総額約5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 リンケージは、従業員のストレス要因を多角的に分析できるメンタルウェルネスサービス「Rasi…
電力卸売業の「エナジーグリッド」が12億円調達
2022年10月3日、エナジーグリッド株式会社は、総額12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 エナジーグリッドは、2022年2月から、小売電力事業者として事業を開始しています。 エナジーグリ…
自動車への広告出稿・効果測定可能な広告プラットフォーム「WithDrive」提供の「Essen」が資金調達
2022年5月31日、株式会社Essenは、資金調達を実施したことを発表しました。 Essenは、車両広告プラットフォーム「WithDrive」を提供しています。 自動車のリアガラスに広告を掲載して収…
クリエイターとの連携を軸に多彩なエンターテインメント事業を展開する「灯白社」が資金調達
2025年1月10日、株式会社灯白社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、GENDA Capital 1号投資事業有限責任組合です。 灯白社は、イラストレーターやクリエイターとの連携を…
AI開発に必要なアノテーション・プラットフォーム開発・提供の「FastLabel」が6,500万円調達
2021年3月29日、FastLabel株式会社は、総額6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIの機械学習において必要となるタグ付きデータの作成(アノテーション)を支援するアノテー…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集