創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年2月24日Web3プロジェクト発のIP/コンテンツ創出を手がける「microverse」が2億円調達

2023年2月22日、microverse株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。
microverseは、NFTプロジェクトの構築・実行に必要なAPI群を備えた自社プロダクト「Stella」の提供を軸に、NFTコレクタブルプロジェクトの共同立ち上げ、デジタルグッズNFTの販売支援、ノベルティグッズNFTの配布支援といった、NFTの可能性を探る事業を展開しています。
今回の資金は、NFTにとどまらず、トークンやDAOといったWeb3のテクノロジー・仕組みを活用したプロジェクトの企画・開発・運営体制のさらなる拡充などに充当します。
NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を活用し、改竄されていないことや個人が所有していることを証明する証明書のようなデータが記録されたデジタルデータのことです。
一般的なデジタルデータはコピーや改竄が容易であるため、現実世界におけるモノとしての価値を担保できません。そのため、デジタルデータの二次流通市場(中古市場)は存在しませんでした。
しかしNFTはこの課題を解決します。NFTはデジタルデータの所有が明確になるため、これを他者に譲る・売るといったことが可能になります。
さらにNFTは、従来デジタルな著作物の販売において必要となっていたプロテクト技術などが不要になるため、クリエイターやコンテンツホルダーは低コストでデジタルデータを販売・管理できるようになります。
つまり、NFTは消費者だけでなく、クリエイターやコンテンツホルダーにとっても重要な技術といえます。
一方で、ブロックチェーン技術は黎明期であり、サービス面ではまだ洗練されていません。NFTの発行や流通についてはまだ複雑であり、気軽に参入できる状況にはありません。
microverseはこの課題を解決するため、「Stella」の提供や、パートナー企業のNFTプロジェクトの支援などを行っています。
事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | IP microverse NFT Stella Web3 アイデンティティ証明 コンテンツ プロジェクト 株式会社 流通 資産性 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年6月21日、Huberitus株式会社は、株式会社光通信グループの連結子会社である株式会社HBDを引受先とする第三者割当増資を実施し、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 Hube…
2023年9月19日、株式会社IPリッチは、「チザCOM」(β版)をリリースしたことを発表しました。 「チザCOM」は、知的財産に関する相談プラットフォームです。 知財に関するコミュニケーションを円滑…
2022年2月16日、株式会社タスカジは、運営する「タスカジ」において「代理手配」機能をリリースしたことを発表しました。 「タスカジ」は、家事をお願いしたい個人と家事を仕事にしたい個人をマッチングする…
2025年4月11日、株式会社テラスカイは、子会社の株式会社Quemixが、総額5億5000万円の資金調達を実施したと発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は総額8億5000万円となりました…
2021年1月20日、京都フュージョニアリング株式会社は、総額1億1,600万円の資金調達を実施したことを発表しました。 京都大学エネルギー理工学研究所の小西哲之教授が中心となって開発した、核融合装置…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

