注目のスタートアップ

漢方薬のオンライン相談・販売を手掛ける「VARYTEX」が4,200万円調達 「一般社団法人日本東洋医学会」と「漢方診断支援ソフトウェア」の共同開発を開始

company

2023年1月23日、VARYTEX株式会社は、総額4,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、一般社団法人日本東洋医学会と締結した「漢方診断支援ソフトウェア」の共同開発事業を本格的にスタートすることも併せて発表しました。

VARYTEXは、漢方薬のオンライン相談・販売や、漢方ビジネスコンサルティング、医療健康コンテンツの制作、医療健康マーケティング支援などを展開しています。

今回共同開発をスタートした「漢方診断支援ソフトウェア」は、漢方医学の診察方法や適正な漢方薬の使い方をサジェストし、医師の漢方治療をサポートするプログラム医療機器(SaMD)・非医療機器などのプロダクトです。

今回の資金は、「漢方診断支援ソフトウェア」をプログラム医療機器(SaMD)および非医療機器として開発するために充当します。


国内の漢方薬・漢方医学は、6世紀前後の日中文化交流を通じ、古代中国の伝統医学が伝来し、その後日本に合うように変化し独自の発展を遂げてきました。

西洋医学が発展した現在においても、町には漢方薬局が存在しているほか、医療現場においても西洋薬治療では届かない部分に対し漢方薬が処方されるケース、患者からの要望で漢方薬が処方されるケースがあり、またドラッグストアにも西洋薬と並んで置かれています。

一方、医療の現場では西洋医学的診断が中心となっており、異なる理論体系である漢方薬の扱いには課題があります。

たとえば、漢方薬の使い方が難しいことから、漢方薬の効果は認められつつも処方されないというケースがあります。

VARYTEXは、このような医療現場における漢方薬の扱いの課題を解決するため、漢方医学の診察方法や適正な漢方薬の使い方をサジェストする「漢方診断支援ソフトウェア」を開発しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ SaMD VARYTEX オンライン ソフトウェア プログラム医療機器 一般社団法人 共同開発 日本東洋医学会 株式会社 漢方 漢方薬 漢方診断支援ソフトウェア 相談 販売 資金調達 非医療機器
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AI解析プラットフォーム「Wisbrain」などを展開する「Ultimatrust」と「パシフィックコンサルタンツ」が資本業務提携
2023年3月30日、パシフィックコンサルタンツ株式会社と、Ultimatrust株式会社は、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 Ultimatrustは、AI画像解析プラットフォーム「W…
生成AIを活用したサービスを開発・提供する「Sparticle」が5億円調達
Sparticle株式会社が、総額約5億円の資金調達を実施しました。 Sparticleは、WebサイトにAIアシスタントを導入できる「GPTBase」、コラボレーションツール「Felo」、リモートコ…
車窓XRの基盤システムを開発する「DUAL MOVE」が資金調達
2023年3月14日、株式会社DUAL MOVEは、資金調達を実施したことを発表しました。 DUAL MOVEは、自動車などの車窓への映像表示により、車窓越しに見える実際の景色に重ね合わせるXRコンテ…
福祉業界向け確定給付型年金制度「福祉はぐくみ企業年金基金」など運営の「ベター・プレイス」が5.4億円調達
2021年12月22日、株式会社ベター・プレイスは、総額5億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 福祉業界向け確定給付型年金制度「福祉はぐくみ企業年金基金」の委託運営・導入支援や、福…
葬儀関連サービス提供の「公益社」が「葬儀へのリモート参列サービス」を本格導入
2020年7月10日、燦ホールディングス株式会社は、完全子会社の株式会社公益社が「葬儀へのリモート参列サービス」を本格導入することを発表しました。 公益社は、首都圏と近畿圏を地盤とし、48の葬祭会館を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集