創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年1月13日車両の現在位置・軌跡と農作業の進捗を可視化する農業管理ツール「レポサク」を提供する「エゾウィン」が「面白法人カヤック」と資本業務提携
2023年1月12日、エゾウィン株式会社は、株式会社カヤックと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。
エゾウィンは、車両と圃場の管理ツール「レポサク」を開発・提供しています。
専用のデバイスをシガーソケットに挿すことで車両の現在位置・軌跡をスマートフォンから確認できるようになり、これにより作業状態の可視化、作業が完了した圃場の可視化・リアルタイムの集計、無線連絡の削減、見回りの削減、給油・故障の可視化を実現し、農作業を効率化するサービスです。
エゾウィンは、北海道道東にある標津町にて2019年に創業したスタートアップです。「レポサク」は主に北海道内の農家・農協に導入されています。
今回の資金は、上場を見据えた経営戦力と組織づくり、「レポサク」の地方展開の強化、高度なエンジニア人材の採用などに充当します。
国内の農業は、少子化や後継者不足による人手不足、高齢化による生産性低下、中山間地区が多いことによる過酷な環境、近年の気候変動など、さまざまな課題を抱えています。
北海道は国内でもっとも食糧を生産している地域ではありますが、北海道でも農家が減少しており、1976年に13万戸あった農業経営体は、2020年に約3.75万戸へと大幅に減少しています。
さらにここ20年は減少の幅が大きく、北海道においても担い手の問題は深刻になっています。
北海道の農業は、他県の1経営体あたりの経営耕地面積が平均2.2haであるのに対し、北海道では平均30.2haと大規模農業が実施されていることが特徴的です。
北海道の農業においては、担い手の減少・高齢化に対応するため、スマート農業が推進されています。
大規模農業では複数台のトラクターが同時に稼働するなどの特徴があり、スマート農業ではGPSを活用した自動走行システムや、GPSを活用したガイダンスシステムなどの導入が進められています。
エゾウィン株式会社のコメント
このニュースを受けまして、エゾウィン株式会社よりコメントが届きました。
・今回の資本業務提携の目的は何ですか?
文中にもありますが、上場を見据えた経営戦力と組織づくり、「レポサク」の地方展開の強化、高度なエンジニア人材の採用を目的としています。
・今後の展望を教えてください。
全国的にも農業DXのレポサクが広まるように、お客様目線で開発を続け、サービスを提供することです。
・読者へのメッセージをお願いします。
農業関係のスタートアップに転職を考えている方は、ぜひエゾウィン株式会社をご検討ください。
北海道x農業 x 自社開発xフルリモート
これらの内容に当てはまる方を募集しております。
IoTは農業だけでなく、さまざまな領域で活用され、人手不足の改善や生産性・収益性の向上に貢献しています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | GPS IoT Reposaku Sagri アグリテック カヤック シガーソケット リアルタイム レポサク 可視化 圃場 把握 株式会社 管理 資本業務提携 車両 農家 農業 面白法人カヤック |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2020年10月12日、株式会社いいオフィスは、株式会社NKC ASIAと業務提携に関する契約を締結したことを発表しました。 いいオフィスは、国内・海外において約210店舗のコワーキング・スペース「い…
2023年5月31日、芙蓉総合リース株式会社の連結子会社である株式会社インボイスは、株式会社千葉興業銀行とBPOサービスの提供を目的とした顧客紹介に関する業務提携契約を締結したことを発表しました。 イ…
2021年4月14日、株式会社RATELは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 eスポーツ大会の運営・放送事業を展開しています。主なタイトルは、CoDモバイル、CoDBOC…
2023年1月24日、AquaAge株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 スマートフォンで顔写真を撮ることで、AIによる肌診断ができるアプリ「HADABON」を開発・提供しています。 6…
2019年12月26日、パイフォトニクス株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 パターン形成LED照明「ホロライト・シリーズ」の開発・製造・販売を手掛けています。 工場内の労働…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…