創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年11月21日日本の映像コンテンツの世界流通を手がける「REMOW」が2億円調達
2022年11月18日、REMOW株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、株式会社アミューズ、松竹株式会社、株式会社テレビ朝日ホールディングス、Skybound Japan株式会社です。
REMOWは、日本のアニメーション作品を全世界で楽しむことができるサービスや流通網を構築するため設立された企業です。
日本アニメ配信チャンネル「アニメカ」を運営するアニメカ有限責任事業組合の持ち分を一部取得し、中南米で日本アニメ専門サービスを手がけるAnime Onegai S. De R.L. De C.V.と資本業務提携を行い、REMOW主体でサービスを展開していきます。
Anime Onegaiは、日本アニメ専門サービス「Anime Onegai por ANIMEKA(アニメオネガイ ポル アニメカ)」を展開し、アニメ作品を月額料金で楽しめるSVODサービスや、広告付きで無料視聴できるAVODサービス、日本アニメ専門のリニアチャンネルなど、幅広い視聴形態のサービスを提供する予定です。
さらに各国のケーブルTV局や通信会社などの各サービスとの連携により、幅広いアニメファンに作品を届けていく予定です。
オフィスにはローカライズ専用のスタジオや吹替監督などのスタッフを抱えており、質の高いローカライズを行っていき、幅広いサービスと作品クオリティの2点で、日本のアニメーション作品を中南米に広げ、これを皮切りに日本コンテンツを世界中へと届けることを目指しています。
—
国内のアニメ産業の市場規模については、2010年には約1.3兆円だったものが、2019年には2.5兆円へと大きく拡大しています。
これは、日本のアニメーション作品をローカライズして配信する動画配信サービスが各国で展開され、海外需要を獲得できたことが要因です。
以前まで海外では違法配信サイトを利用して海賊版のアニメを視聴する人が少なくありませんでした。
これはただ無料で視聴したいというだけでなく、正規の配信が限られていたり、正規版は字幕翻訳などの質が悪かったり、表現が規制されていたりすることから、質の高いファンサブ(ファンによる字幕、非公式字幕)が視聴されていたという背景があります。
REMOWは多くのコンテンツプロバイダと連携し、質の高いローカライズと幅広いサービスの提供により、日本のアニメーション作品をさらに海外へと広げるための事業を展開しています。
海外市場は非常に大きな市場であるため、参入することで利益の向上を見込めます。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、海外展開の始め方のノウハウについて詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | Anime Onegai por ANIMEKA REMOW アニメ アニメーション アニメオネガイ ポル アニメカ アニメカ エンターテインメント コンテンツ 作品 動画 株式会社 流通 海外 海外展開 資金調達 配信 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2020年6月1日、株式会社sustenキャピタル・マネジメントは、3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 バランス型投信やロボット・アドバイザーとは一線を画す、品質の高い分散投資をスマートフ…
2022年7月26日、Newt株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、XTech Ventures株式会社です。 Newtは、APIベースでコンテンツ管理が行えるヘッドレ…
2019年11月22日、株式会社ハイドアウトクラブは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 飲食・小売店向けの受発注プラットフォーム「CONNECT」を運営しています。 FA…
2022年8月3日、株式会社メディカルノートは、「Medical Note Link」をリリースしたことを発表しました。 「Medical Note Link」は、病院の情報発信や病院・クリニック間の…
2022年8月10日、株式会社オンリーストーリーは、総額約9億5,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 オンリーストーリーは、決裁者マッチングプラットフォーム「チラCEO」を運営していま…
大久保の視点
2024年4月27日(土)~2024年4月28日(日)に幕張メッセでニコニコ超会議実行委員会で『ニコニコ超会議2024』が開催された。 『ニコニコ超会議20…
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…