注目のスタートアップ

リモートワーク環境整備プラットフォーム「リモートHQ」提供の「HQ」が7億円調達

company

2022年11月16日、株式会社HQは、総額約7億円の資金調達を実施したことを発表しました。

HQは、社員ごとに最適なリモートワーク環境の整備をアウトソースできる福利厚生サービス「リモートHQ」を提供しています。

デスク・チェア・モニター・ウェブカメラなどリモートワークに必要な備品から、心身の健康をサポートするフィットネス機器・リフレッシュ家電など、1,000点を超えるアイテムのなかから、企業が設定したポイント(社員ひとりあたりの月額予算)の範囲内で社員が好きなものを自分で選択できます。

また、社員の在宅勤務におけるインターネット代、電気代を非課税で会社負担にできる新機能をリリースしました。

これにより「リモートHQ」は、在宅勤務手当を非課税かつ成果直結型で代替するソリューションへと進化しています。

今回の資金は、「リモートHQ」の開発強化、採用・組織体制の強化に充当する予定です。

新型コロナウイルス感染症の流行により、さまざまな企業・組織でリモートワークの導入が進みました。

このリモートワークの導入は予期していなかったことであるため、事前に準備ができず、適切なリモートワーク環境の構築ができず、リモートワークに取り組むなかで徐々に改善していくという企業がほとんどとなりました。

さらに従業員としても自宅に仕事環境を整えていないことも多く、インターネット回線の整備や、ワークチェアの導入などを個別に行った人もいます。

一方で、機能性の高いワークチェアは個人では手を出しにくい価格であるため、環境の構築ができず劣悪な環境で仕事を行っている人も少なくありません。

こうした環境を改善するため、福利厚生として在宅勤務手当などを支給する企業も増えています。

しかし在宅勤務手当は本来の目的で使用されていないことも多く、その使い道を把握することも困難です。また、在宅勤務手当は課税対象となるため、社員には所得税などの負担増、企業には社会保険料の負担増につながっています。

HQはこの課題を解決するため、金銭支給の在宅勤務手当ではなく、リモートワークに必要となるアイテムを社員が選んで利用できる福利厚生サービス「リモートHQ」を展開しています。

さらに、社員ごとの在宅勤務におけるインターネット代や電気代の経費精算をスムーズに行える新機能を追加し、リモートワークにおける生産性の最大化と、コスト削減を実現するプラットフォームとして進化しています。

快適な環境の整備は生産性の向上のために重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「リモートワーク手帳」では、生産性を上げるためのオフィスの作り方や、快適なリモートワーク環境を実現するツールについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ HQ インターネット回線 プラットフォーム リモートHQ リモートワーク 整備 株式会社 環境 福利厚生 経費 資金調達 電気代 非課税
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

LINE公式アカウントを活用したECショップ作成サービス「Atouch」を手がける「IRISデータラボ」が1.1億円調達
2024年4月1日、IRISデータラボ株式会社は、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 IRISデータラボは、ネットショップ作成サービス「Atouch(アタッチ)」を開発・提…
ネイリストに直接予約できるアプリ「Nailie」を提供する「ネイリー」が8.2億円調達
2024年7月3日、株式会社ネイリーは、総額8億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ネイリーは、ネイリストに直接予約できるアプリ「Nailie(ネイリー)」を提供しています。 ネイ…
「東急」と株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」運営の「日本クラウドキャピタル」が資本業務提携
東急株式会社は、株式会社日本クラウドキャピタルと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 日本クラウドキャピタルは、株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO(ファンディーノ)」を運営し…
テクノロジーと専門家をかけ合わせた次世代型会計事務所を運営する「SoVa」が2.3億円調達
2023年4月12日、株式会社SoVaは、総額約2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SoVaは、テクノロジーと専門家をかけ合わせた次世代型会計事務所「SoVa」を運営しています…
農業用収穫ロボット開発の「AGRIST」が資金調達
2021年3月3日、AGRIST株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 宮崎県を拠点に、農業用自動収穫ロボットの開発を行っています。 開発する収穫ロボットは、ワイヤーをつたってビニール・ハ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集