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Wi-Fi電波を利用したホームセキュリティシステム「Hex Home」を展開する「ai6」が「スズケン」と資本業務提携

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2022年11月11日、ai6株式会社は、株式会社スズケンと業務提携を行い、さらにスズケンヘルステックコラボレーション投資事業有限責任組合を通じての出資受け入れを行なう資本業務提携を締結したことを発表しました。

ai6は、Wi-Fiセンシング技術によって24時間365日リアルタイムの空間感知を実現するホームセキュリティシステム「Hex Home」を展開しています。

手のひら大のデバイスを家の中に設置しアプリから設定することで、屋内の動きを感知し、留守時の防犯や家族の見守りを実現します。

AIによって家の中を飛ぶWi-Fi電波の変化によって、人・物の動きを感知する独自技術を活用しています。

今後、睡眠状態やAI解析技術の活用による活動状態の検知により、高齢者に寄り添うみまもりサービスを提供する計画です。

スズケンは、医薬品卸売業を中心に、グループ企業を通じ、介護、医療機器・材料製造、医薬品製造、医薬品物流など、医療・健康関連の事業を展開しています。

今回の提携により、高齢者施設向けサービスの創出、地域住民見守りサービスの展開、製薬企業に対する支援サービスの開発・展開を行います。

国内では高齢者の増加と同時に、単独世帯の高齢者や共働き世帯も増加しています。これに伴い、離れて暮らす親が問題なく生活できているのか不安に感じている家族が増えています。

子世代はスマートフォンなどによりGPSを利用した位置情報確認のためのアプリなど、便利なサービスを利用できますが、シニア世代はデバイスやアプリを使いこなすことが難しいこともあります。

そのため、高齢者の遠隔での見守りのため、手軽に導入・利用できるデバイス・IoTのニーズが高まっています。

すでに多種多様なサービスが登場しており、防犯カメラを利用したもの、コミュニケーションロボットを利用したもの、ウェアラブルデバイスを利用したもの、シニア向けプリペイドカードを利用したものなど多岐にわたります。

ai6のデバイスは、親機・子機の2台のデバイスをコンセントにつなぎ、アプリから設定することで利用できるセキュリティシステムです。

Wi-Fiの電波によって空間を感知する点を最大の特徴としており、カメラ・GPSと違ってプライバシーの侵害がありません。

そのため、家族の見守りだけでなく、宿泊施設の管理などでも活用できます。

IoTなどテクノロジーの活用は、業務効率化や省人化のために重要なものです。創業期はコストの面から多くのシステムの導入は難しいかもしれませんが、優先度の高いものから導入することで、創業期から効率的な業務を行うことができるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っています。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ AI ai6 Hex Home Wi-Fi スズケン スマートホーム セキュリティ センシング技術 ヘルステック リモート・センシング 株式会社 業務提携 見守り 資本業務提携 防犯 高齢者
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