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2022年10月12日ウェアラブルデバイスを利用した高齢者向けバイタルモニタリングなどを展開する「バイタルヴォイス」が資金調達
2022年10月12日、株式会社バイタルヴォイスは、第三者割当増資を実施することを発表しました。
引受先は株式会社テクノスジャパンです。この第三者割当増資契約によりバイタルヴォイスはテクノスジャパンの関連子会社となります。
バイタルヴォイスは、介護施設向けオンライン自動モニタリングシステム「つながるくん(施設版)」を開発・提供しています。
腕時計型のウェアラブルデバイス「バイタルウォッチ」により、血圧・脈拍・血中酸素・体温を24時間自動モニタリングし、離床や非常事態(バイタルの乱れなど)を通知するシステムです。
テクノスジャパンは、ERP、CRM(顧客関係管理)、基幹システムを企業間でつなぐCBP(Connected Business Platform)を軸とした企業のDXを推進しています。
今回の提携により、両社はそれぞれの専門性を活かしたシナジーを創出し、介護業界が抱える社会課題の解決を目指します。
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日本は世界に先駆けて超高齢社会に突入します。
高齢者が増加する一方で、労働人口は減少しているため、介護業界は慢性的な人手不足に陥っています。
この人手不足の課題を解決するため、給与や環境などの処遇の改善を進めてきました。これにより、徐々に人手不足が改善されてきています。
また、労働環境の改善と同時に、テクノロジーを活用した業務効率化や高度化の取り組みも進められています。
介護業界でとくに大きな力を発揮する技術がIoTです。
たとえば、介護施設においては居室にカメラやセンサーを設置しシステムによって入居者の状態を把握することで、急な体調変化などへの素早い対応、見回り業務の効率化などが実現されています。
また、Appleのスマートウォッチ「Apple Watch」に代表されるウェアラブルデバイスは、脈拍などのバイタルデータを常時モニタリングすることが可能です。
ウェアラブルデバイスは腕時計型や指輪型など、装着にわずらわしさがないことから手軽に導入可能であり、介護・医療の現場での活用も進んでいます。
また今後のウェアラブルデバイスの高度化によって取得できるデータが増えるにつれ、さらに便利になっていくことが予測されています。
株式会社バイタルヴォイスのコメント
このニュースを受けまして、株式会社バイタルヴォイスよりコメントが届きました。
・今回の第三者割当増資の目的は何ですか?
DX推進のソリューションを提供する上場企業のテクノスジャパン社にご支援いただくことで当社の経営基盤の強化を図ることが目的です。
・今後の展望を教えてください。
昨今の少子高齢化や超高齢社会の到来と呼ばれる「2025年問題」が叫ばれるなか、介護施設における業務負荷の増大や、高齢者が高齢者の介護をする老老介護など、超高齢社会において、介護に関する社会問題が危惧されています。
こうしたなか、当社は、介護従事者の負担軽減や高齢者の重症化を未然に防ぐヘルスケアサービスを通じて「高齢者の重症化を未然に防ぐこと」「医療介護従事者の業務軽減を計ること」「ご家族が安心できる見守り体制を支援すること」を実現していきます。
・読者へのメッセージをお願いします。
当社は元々グループで介護施設の運営を行っており、そこで生まれた介護現場の「課題点」や「要望」を組み上げ、その意見を製品開発に活かす取り組みとして、このバイタルオンラインモニタリングサービスを立ち上げました。
今日に至るまで「現場の声」は、まさに当社のプロダクト開発やサービス構築における大きな軸であると言えます。
IoTの中心には常に「人」がいる、その事を常にし意識し今後のサービスの拡充を行ってまいります。
IoTなどテクノロジーの活用は、業務効率化や省人化のために重要なものです。創業期はコストの面から多くのシステムの導入は難しいかもしれませんが、優先度の高いものから導入することで、創業期から効率的な業務を行うことができるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っています。
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