注目のスタートアップ

クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」提供の「アンドパッド」が122億円調達

company

2022年9月14日、株式会社アンドパッドは、総額約122億円の資金調達を実施したことを発表しました。

アンドパッドは、クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を提供しています。

現場の効率化から経営改善まで実現する施工管理サービスです。

チャット、施工管理、図面管理・共有、施主報告、検査管理、受発注などの機能により、建設業界のDXをワンプラットフォームで実現します。

2022年9月現在、14.5万社、38.6万人を超える建築・建設業界に利用されています。

今回の資金は、人材の採用・育成、グローバルな開発体制の構築、海外開発拠点の拡充、顧客基盤の獲得・プロダクト獲得・人材獲得を目的とした買収・出資などに充当する予定です。

国土交通省の「最近の建設業を巡る状況について【報告】」(2021年10月15日)によると、建設業就業者は55歳以上が約36%、29歳以下が約12%となっています。

全産業では、55歳以上が約31%、29歳以下が約16%であるため、建設業では就業者の高齢化と若年層の減少が進んでいることがわかります。

建設業は技術を持ったベテランが引退し、次世代への技術承継が行われないという危機に直面しています。

この課題を解決するため、業界再編を行い、若年層が定着する働きやすい業界へと変革する必要があります。

デジタル化・DXは、この変革のために重要な要素のひとつです。

2021年3月末時点で、建設許可業者は全国に約47.4万業者存在しています。

「ANDPAD」は、2022年9月時点で14.5万社に利用されているため、かなりの数に利用されていることがわかります。

また建設業では、スマートフォンに搭載されたリモートセンシング技術LiDARを利用した3Dスキャンの活用など、新たな技術の導入も進んでいます。

将来的には建設用3Dプリンターなど、最先端のテクノロジーを導入した施工なども一般的になっていくことが予測されています。

企業・組織を成長させるためには、テクノロジーを活用することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ANDPAD DX アンドパッド クラウド プロジェクト管理 共有 効率化 受発注 図面 建築 建設 建設業 建設業界 施工 株式会社 現場 管理 経営改善 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AIを活用した心不全診療支援プログラム医療機器を開発する「Cubec」が4,000万円調達
2023年8月9日、株式会社Cubecは、4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ゼロイチキャピタルです。 Cubecは、AIを活用した心不全診療支援プログラム医療機器の開発…
建築現場向けリモート施工管理プラットフォーム「Log System」を提供する「log build」が資金調達
2024年7月22日、株式会社log buildは、資金調達を実施したことを発表しました。 log buildは、建築現場の見える化を実現するプラットフォーム「Log System(ログシステム)」の…
NFTによる地方創生を推進し「ふるさと納税NFT」などを手がける「あるやうむ」が資金調達
2024年5月21日、株式会社あるやうむは、資金調達を実施したことを発表しました。 調達額は、2023年11月に発表した前回資金調達と合わせて1.17億円となりました。 あるやうむは、「ふるさと納税 …
建設業マッチング・アプリ運営の「助太刀」が7億円調達
2019年7月2日、株式会社助太刀は、総額約7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 建設現場と大工や左官などの現場職人をマッチングするアプリ「助太刀」を運営しています。 ほかには、その日の稼ぎ…
建設業のダイレクトリクルーティングサービスを提供する「ケンカツ」が「光通信グループ」と資本業務提携
2023年4月3日、株式会社ケンカツは、株式会社光通信の100%子会社である株式会社HBDから第三者割当増資を実施し、資本業務提携を締結したことを発表しました。 ケンカツは、公式LINEを通じて建設労…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集