注目のスタートアップ

圧力鍋で炊いた玄米を数日寝かせてつくる玄米ご飯「寝かせ玄米」を展開する「結わえる」が2.5億円調達

company

2022年8月10日、株式会社結わえるは、総額2億5,029万9,000円の資金調達を実施したことを発表しました。

結わえるは、圧力釜で炊いた玄米を数日寝かせて作る玄米ご飯「寝かせ玄米」を展開しています。

玄米でありながらもちもちとした食感と旨味・甘味を味わうことができます。

「寝かせ玄米ごはんパック」の他に、玄米生米や、玄米甘酒、玄米トーストなどの玄米関連商品も販売しています。

今回の資金は、ブランド強化、新商品の開発、経営・マネジメント層をはじめとする人材採用、食を通じた健康課題解決に向けた新たな取り組みなどに充当します。

玄米は白米として精米する前のお米の状態のことです。白米よりも栄養価が高く、近年は健康・美容の領域で高く注目されています。

精米の効率が大幅に向上した江戸時代には食用米の精米が行われるようになり、白米が大きく流行しました。

一方で、今まで玄米や雑穀を食べていたものから白米に移行したことでビタミンB1が不足し、脚気(かっけ)を患う人びとが続出してしまいました。

現代は主食以外のおかずでも栄養を摂っていますが、当時は主食中心の食であったことから、余計に栄養不足に陥りやすかったのです。

玄米は白米と比べ、ビタミンB1が5.1倍、ビタミンB6が3.7倍、マグネシウムが4.7倍、鉄が2.6倍、食物繊維が6倍含まれています。

玄米は主要な栄養素において白米よりも優れている食材です。しかし、江戸時代に白米が流行したことからもわかるように、玄米はあまり食味がいいとはいえません。

そのため玄米を美味しく食べられるように工夫した発芽玄米などは有名で、スーパーなどでも一般的に販売されるようになっています。

近年はコロナ禍による運動不足や予防医学の考え方が浸透してきたことなどから国民の健康意識がさらに向上しており、健康・機能性食品市場は成長を続けています。

ビジネスの成長のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ブランド ヘルスケア 健康 寝かせ玄米 栄養 株式会社 玄米 結わえる 資金調達 食品
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

令和5年度「農林水産業と食品産業の連携強化・拡大支援事業」補助金
農林水産省は、令和5年度「農林水産業と食品産業の連携強化・拡大支援事業」に係る公募について発表しました。 国民への食料の安定供給等のため、地域の食品産業を中心とする多様な関係者が経営資源を結集するプラ…
イメージ認識型高速セルソーティング技術を用いた治療・診断プラットフォームを開発する「シンクサイト」が28.5億円調達
2021年5月19日、シンクサイト株式会社は、総額28億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIが駆動するイメージ認識型高速セルソーティング技術を用いた治療・診断プラットフォームの…
独自の発酵技術で未利用資源を付加価値ある素材にアップサイクルする「ファーメンステーション」が2.3億円調達
2024年1月30日、株式会社ファーメンステーションは、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ファーメンステーションは、独自の発酵技術と未利用バイオマス・微生物データベースを…
最先端の創薬プラットフォームを駆使したネットワーク型創薬ベンチャーの「モジュラス」が23.4億円調達
2022年3月1日、モジュラス株式会社は、総額23億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 バイオロジーについての知見、最先端の計算科学を駆使した創薬プラットフォーム、グローバルなネッ…
革新的な品種改良技術により美味しさと安定養殖を両立したハイブリッド魚を開発する「さかなドリーム」が1.9億円調達
2023年9月29日、株式会社さかなドリームは、総額1億8,750万円の資金調達を実施したことを発表しました。 さかなドリームは、最先端の品種改良技術により、美味であるものの安定的な漁獲や養殖が困難な…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集