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2022年8月4日植物とのコミュニケーションサービスを開発する「ファジオン」が200万円調達 情報経営イノベーション専門職大学の学生が起業

学校法人電子学園 情報経営イノベーション専門職大学(iU)は、同大学の学生が設立した合同会社ファジオンが、200万円の資金調達を実施したことを発表しました。
またこの資金調達により2022年7月1日付で株式会社ファジオンに組織変更を行っています。
引受先は、iUの事業会社であるi株式会社です。
ファジオンは、植物とのコミュニケーションサービス「re:pla」を開発しています。
センサーを用いて植物の状態を可視化し、擬人化された植物とアプリ上でコミュニケーションを行うことができるサービスです。
これまで、植物の育成環境を計測可能なセンサー試作機を開発し、育成にもとづくキャラクターアドバイス機能の開発を行ってきました。
今回の資金は、植物とのコミュニケーションにフォーカスしたUXの開発からユーザー検証までの一連の開発検証を行っていきます。
これにより、ペットと接するように植物と会話できるコミュニケーション機能を実装する予定です。
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農業においては生産者は植物の些細な状態の変化を把握し、水・肥料・日光などを調節し、最適な生育環境を作ってきました。
しかし植物の変化はほんの些細なものであることが多く、正確に植物の状態を捉えるには経験と専門的な知識が必要となります。
そのため近年はどのような人でも植物を栽培できるよう、環境状態を可視化するセンサーの開発・提供が進められています。
そして近年は気温や水の状態などの環境的な要素を可視化するセンサーだけでなく、植物の活動を直接測定するセンサーも提供されはじめており、人間がわかりやすい形で植物の状態を把握できるようになっています。
ファジオンが開発する植物とのコミュニケーションサービスは、こういった植物のセンシング技術を活用したものです。
得られたデータをただテキストや数値として出すのではなく、擬人化した植物とのコミュニケーションを図れるものとして設計していることを大きな特徴としています。
コロナ禍によって家庭菜園や観葉植物が大きく注目されていますが、ファジオンのサービスが実現されることで、植物をペットとして育てるといったことも増えていくと考えられます。
新たなサービスの開発には資金が必要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。
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