注目のスタートアップ

サステナビリティに力を入れている企業と学生をマッチングする「エシカル就活」運営の「アレスグッド」が1.2億円調達

company

2022年7月5日、株式会社アレスグッドは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、サイバーエージェント・キャピタル、East Ventures、丸井グループです。

アレスグッドは、サステナビリティに力を入れている企業と学生をマッチングする「エシカル就活」を運営しています。

ジェンダー平等、気候変動、地方創生などの社会課題に取り組む企業の情報を掲載し、社会課題解決を志す学生とのマッチングをサポートしています。

2001年に策定されたMDGs(ミレニアム開発目標)を発展させる形で2015年9月の国連サミットにおいて全会一致で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)。

SDGsは2030年までに持続可能でより良い世界をつくることを目指す国際目標で、「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」「ジェンダー平等を実現しよう」「気候変動に具体的な対策を」など17ゴールと169のターゲットが設定されています。

SDGsは消費者にも意識されるようになっており、企業のサステナブルな取り組みや環境に配慮した商品が好意的に受け入れられています。

積極的に人・社会・地域・環境に配慮した消費を行うエシカル消費を実施する消費者も増えており、今後さらにSDGsの意識が広まっていくと予測されます。

SDGsはより良い未来をつくるための目標であるため、とくにミレニアム世代・Z世代にとって重要なものとなっています。実際のデータでも若年層のほうがSDGsの意識が高いことがわかっています。

また、就職活動においても学生は企業のSDGsへの取り組みに注目しており、企業説明会や面接でSDGsへの取り組みについて質問する例などがあるようです。

一方で、SDGsウォッシュという、SDGsに取り組んでいるように見せかけている例もあります。SDGsは付加価値のひとつではありますが、コストのかかる取り組みでもあります。そのメリットだけを享受しようとするのがSDGsウォッシュです。

SDGsへの取り組みは企業が発信する情報がすべてとなることも多いため、消費者・学生側がSDGsウォッシュかどうかを見抜くことは困難です。つまり、学生がSDGsに熱心な企業に就職したいと思っても、その企業の取り組みが正しいのかどうかを判断することは難しいのです。

「エシカル就活」は、この課題を解決するため、企業の取り組みを精査して掲載することで、正しくサステナビリティに力を入れている企業と学生をマッチングしています。

SDGsに対する取り組みは、マーケティングにおいて重要視されはじめています。「冊子版創業手帳」では、創業期でも行えるネットを活用したPRノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ESG SDGs エシカル エシカル就活 サステナビリティ マッチング 人材 企業 学生 就活 採用 新卒採用 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

EV充電サービスを手がける「ユアスタンド」が資金調達
2023年12月15日、ユアスタンド株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ユアスタンドは、EV充電器の導入、運用サービスを展開しています。 マンションなどの集合住宅への導入においては、相…
「オリックス」が足場・仮設機材レンタル大手の「杉孝グループホールディングス」に出資
2020年12月14日、オリックス株式会社は、株式会社杉孝グループホールディングスの発行済み株式の過半数を取得することで合意したことを発表しました。 杉孝GHDは、足場機材を取り扱う株式会社杉孝を中核…
観光事業者向けタビナカDXプラットフォーム「Nutmeg」を提供する「NutmegLabs Japan」が5億円調達
2025年2月27日、NutmegLabs Japan株式会社は、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 NutmegLabs Japanは、旅行・レジャーの観光事業者向けのタビナカDX…
カスタマーサポートプラットフォーム「Zendesk」導入・活用支援の「エクレクト」が資金調達
2023年3月31日、株式会社エクレクトは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ひろぎんホールディングスの子会社であるひろぎんキャピタルパートナーズ株式会社が運営管理する地域活性…
オンライン・現地対面式海外ジョブフェア「JAPAN JOB FAIR in ASIA」
経済産業省は「JAPAN JOB FAIR in ASIA」の開催を発表しました。 海外の高度人材の採用に関心がある日本企業・日系企業を対象に、オンラインと対面式による企業説明会、海外大学との交流会を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集