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医療通訳サービス「mediPhone」など展開の「メディフォン」が11億円調達

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2022年6月30日、メディフォン株式会社は、総額11億円の資金調達を実施したことを発表しました。

医療通訳サービス「mediPhone(メディフォン)」や、健康管理SaaS「mediment(メディメント)」、医療従事者向けの外国人患者受入れ関連の研修・セミナーの開催・翻訳・医療機関の多言語環境整備など外国人患者受入れ体制整備の包括的な支援などを展開しています。

「mediPhone」は、外国語話者の急な来院時にすぐに使える電話医療通訳・ビデオ医療通訳サービスや、医療翻訳アプリ、医療通訳者の派遣、診断書・同意書・入院案内などの医療翻訳を提供しています。

今回の資金は、経営基盤の強化などに充当します。

出入国在留管理庁が公表している情報によると、2021年末における在留外国人数は約276万人で、コロナ禍により減少を続けています。

とはいえこの減少は一時的なものであり、コロナが収束すれば、また在留外国人数が増加していくと予測されます。

外国語話者が日本で生活するにあたって困ることといえば、公共的な手続きにおけるコミュニケーションの問題が挙げられます。

とくに医療サービスに関しては早急に受けなければならなかったり、専門的なことを説明しないといけない場合がありますが、言葉が通じないことで医療が受けられなかったり、正しい情報が伝わらなかったり、患者が正しい情報を伝えられないことがあります。

そのため医療機関では、オンラインによる医療翻訳のニーズが高まっています。

日常的な翻訳ではスマートフォンなどから無料で利用できる機械翻訳がありますが、医療現場では専門用語を扱うことが多いため、専用の翻訳サービスが求められています。

オンラインサービスの普及により、人材面で課題を抱えている企業のアウトソーシングサービスの活用が進んでいくと考えられます。「冊子版創業手帳」では、アウトソーシングの導入方法や、外注の活用法について詳しく解説しています。

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