創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年5月30日高速3Dプリンターを開発・製造・販売する「グーテンベルク」が3,000万円調達
2022年5月27日、株式会社グーテンベルクは、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
グーテンベルクは、FFF式3Dプリンターを開発・製造・販売しています。
2022年6月から、FFF式3Dプリンター「G-ZERO」の販売を開始する予定です。
「G-ZERO」は、高速造形を特徴とした業務用FFF式3Dプリンターです。
これまでのFFF式3Dプリンターの造形が遅いという欠点を克服しており、研究開発・加工現場での試作・製造を加速化します。
今回の資金は、FFF式3Dプリンターの開発・製造体制の強化、販売促進、人材確保の加速に充当します。
—
3Dプリンターとは、3Dのデジタルモデルデータをもとに、樹脂などを素材として物体を作り出す機械のことです。
業務用としては、ABSやポリカーボネートなど実製品と同じ工業用樹脂素材を使用して造形できる熱溶解積層方式の3Dプリンターが使われています。熱溶解積層方式は略称として、FFF式(Fused Filament Fabrication)もしくはFDM式(Fused Deposition Modeling)と呼ばれています。
実製品と同じ素材を使用できることから3Dプリンターでそのまま実際の部品として使用したりするDDM(Direct Digital Manufacturing)が可能となります。
一方でFFF式3Dプリンターには、その構造上精度を高くしようとすると造形が遅くなり、高速造形を可能にしようとすると精度が低くなるという課題があります。FFF式3Dプリンターには主にダイレクト方式とホーデン方式という2種類の方式があるのですが、上記の課題がそのままこの方式の違いとなります。
「G-ZERO」は、従来のFFF式3Dプリンターの弱点を克服し、高い精度を保ちながら、大きめの造形物であっても一日に複数個製作することを可能としています。
企業を成長させるためには、最新のツールを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | 3Dプリンター FFF式3Dプリンター G-ZERO グーテンベルク ものづくり 株式会社 製造 販売 資金調達 開発 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年8月31日、Atlas Associates株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Atlas Associatesは、グローバルサウスを中心に、ユーザーの送受信内容を監視・活用…
2021年12月15日、株式会社ファミトラは、総額約14億円の資金調達を実施したことを発表しました。 家族信託サービス「ファミトラ」を提供しています。 認知症による資産凍結を防ぐため、家族信託の組成を…
2020年3月24日、株式会社Lboseは、資金調達を実施したことを発表しました。 プロジェクト・マッチング・プラットフォーム「TEAMKIT(チームキット)」や、オンライン開発チーム「ATTEND …
2023年2月3日、株式会社サイトスコープは、株式会社ピアラと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 サイトスコープは、デジタルマーケティングとシステム開発の2つを軸に、伴走型DX支援事業を…
2020年12月4日、株式会社HRBrainは、10億円の第三者割当増資と、3億円のデット・ファイナンスを合わせ、最大で13億円の資金調達が決定したことを発表しました。 クラウド人材管理システム「HR…
大久保の視点
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…