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2022年4月8日株式会社Skillnote 山川 隆史 | 製造現場の細かなスキルを効率的に管理できるスキルマネジメントシステムで注目の企業
現場の細かなスキルを効率的に管理できるスキルマネジメントシステム「SKILL NOTE」で注目なのが、山川隆史さんが2016年に創業した株式会社Skillnoteです。
企業が継続的に成長していく上で、「人材育成」は欠かせないものです。
特に少子高齢化などで人材の確保が以前より難しくなる中、人材を定着させ、個々の従業員のスキルアップを図り、業務の効率化を推進することはより重要になっています。
特に、製造業をはじめとした現場従業員のスキルや資格などを正確に把握管理することは、適切な人員配置や戦略的な人材育成に繋がります。
製造業界で働く各技術者の専門分野は多岐に渡っており、業務の種類は1万を超えることもありますが、このスキル管理をほとんどの企業がエクセルで管理しています。エクセルは気軽に使うことが出来ますが、従業員ごとに多くのスキルを管理することは負担が重く、上手くエクセルを使いこなせずに形骸化が起きてしまいます。また、分析や集計作業にも時間がかかり、人員配置や人材育成にデータを活用することも難しくなります。
それを解決する方法として生まれたのが、株式会社Skillnoteのクラウド型スキル管理システム「SKILL NOTE」です。
スキルマップをデータベース化しており、全メンバーのスキルマップが1つのシステムで管理ができ、教育管理をすることも可能です。また法令違反が起きないように、スキルの適用期間外は事前にアラートが鳴る仕様になっています。
代表取締役の山川さんは製造業の現場経験があり、海外工場への渡航で「スキル育成」の重要性を感じ、「SKILL NOTE」のシステムを作られたそうです。現場を知り尽くしているからこそ、現場の方が本質的に必要だと思う機能が実装されており、かつ使いやすいシステムとなっています。
株式会社Skillnoteの代表取締役 山川隆史さんに事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。
・このプロダクトの特徴は何ですか?
SKILL NOTEは、現場の細かなスキルをもれなく、効率的に管理できるスキルマネジメントシステムです。スキルの見える化から、育成計画の立案、進捗管理、記録、分析まであらゆる機能を搭載し、徹底したスキル管理を実現します。
その結果、品質管理・人材管理の根拠となる人材データを蓄積し、現場や技術を強化します。また、ISO・IATF等の力量管理に対応しており、教育訓練記録などの帳票の作成/承認業務も大幅に効率化します。
・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?
製造業をはじめとした現場従業員のスキル・教育・資格管理に課題を感じている企業、また人材データを元に戦略的な人材育成/人材配置を実現したい企業に使っていただきたいです。
・このサービスの解決する社会課題はなんですか?
人材育成は、企業側からの「一方通行」では成り立ちません。働く従業員の方一人ひとりにとって大事なのは、適切なキャリアプランを描いて夢や目標を持ち、高いモチベーションの元で力を発揮できることです。
従業員の育成に携わる管理職・マネジメント層の方にとっては、企業としての戦略や育成方針にもとづいた計画が遂行しやすく、その成果が可視化されることで、貢献度がしっかり評価に結びつくことが重要です。
私たちは「SKILL NOTE」を通じて、そうした「働く人の幸せ」を実現していきたいと考えています。それによって自ずと企業の人材力が高まり、ひいては企業の経営力強化につながっていくと考えています。
・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?
初期プロダクトを開発していた頃、お客様のフィードバックを元に数えきれないほどの改良を繰り返し、それでも売れず、毎月赤字が続いていた時期がありました。
その時に、あるお客様から「今のままじゃ使えない」と厳しい意見を頂いたことがありました。その一言から、本来目指すべきなのはビジョンである「つくる人が、いきる世界へ」を達成することだと、改めて原点に立ち返りました。
原点を見つめなおし、これまで改良を重ねていた初期プロダクトにこだわっていては、本当に製造業の方々に貢献できるプロダクトは作れないと気づき、ピボットすることを決断しました。これが現在のSKILL NOTEの前身となっています。
・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?
製造業を支える日本発、世界一のサービスをつくり、「ものづくり」に携わるすべての人が成長実感を持ちながらイキイキと活躍できる社会を目指します。
・今の課題はなんですか?
製造業というグローバルな業界で、私たちは日本発、世界一のソフトウェアサービスを本気でつくりたいと思っています。そこで重要となるのは人材です。私たちと一緒に、チームとしてこの大きな挑戦を目指していける成長意欲の高い人を求めています。
・読者にメッセージをお願いします。
私たちは、徹底的にお客様の声を大事にし、製造業の方々に寄り添いサービスを開発しています。こうした姿勢はこれからも変えるつもりはありません。
一方で、ビジョンの「つくる人が、いきる世界へ」、ミッションの「人材の成長を科学し、ものづくりをアップデートする」は、目の前だけを見てお客様に言われたことを言われた通りに開発を進めるだけでは達成できません。
常に「つくる人が、いきる世界へ」を実現するためにどうすべきか考えて、視座を高く持ち、挑戦し続ける組織をつくっていきたいと思います。
回答者プロフィール | 株式会社Skillnote 代表取締役 山川隆史 早稲田大学理工学部卒。信越化学工業株式会社入社。電子材料事業本部にて 新規技術のビジネス開発や開発品の市場開拓などに従事。半導体用材料の 次世代技術開発など、アジア・欧米のグローバル企業とのプロジェクトに 多数参画。2006年3月に製造業の人材育成を支援する会社を創業、2016年1月に株式会社イノービアを設立、2020年9月に社名を株式会社Skillnoteに変更、現在に至る。 |
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会社名 | 株式会社Skillnote |
代表者名 | 山川 隆史 |
創業年 | 2016年 |
住所 | 〒104-0031 東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン サウス棟4F |
社員数 | 32名 |
資本金 | 514,769,826円(資本準備金等含む) |
サービス名 | 「 SKILL NOTE 」 |
事業内容 | ・製造業向けスキル管理システム「 SKILL NOTE 」の開発・提供 ・人材育成/スキル管理領域における支援サービスの提供 |
カテゴリ | 有望企業 |
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関連タグ | スキルマップ スキルマネジメント 人材育成 力量管理 山川隆史 株式会社Skillnote 資格管理 |
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