注目のスタートアップ

与信プラットフォーム「Credit as a Service」展開の「Crezit Holdings」が6.5億円調達

company

2022年2月24日、Crezit Holdings株式会社は、総額6億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

消費者信用事業(貸金・割賦販売など)に参入したい企業に対し、金融サービス構築に必要なシステム基盤とオペレーションを提供する「Credit as a Service(CaaS)」を開発・提供しています。

今回の資金は、採用・組織体制の強化、「CaaS」の開発に充当される予定です。

Finance(金融)とTechnology(技術)をかけ合わせたビジネス領域をFinTech(フィンテック)と呼びます。

FinTechは世界的に注目されている領域です。お金は経済活動において必要不可欠なものであるため、その利便性を向上させるものは大きく普及していくことは容易に想像できます。

日本ではキャッシュレス決済や、送金、家計簿アプリなど身近な部分から徐々に広まっていっています。

若年層などにもロボアドバイザーなど投資・運用を支援するサービスが利用されるなど、今後のFinTechの大きな普及も予感されます。

当初、FinTechはスタートアップなど新興企業が手掛けるものがほとんどでした。

しかし、大手金融機関もテクノロジーが金融業界を大きく変化させるものであると認識し、FinTech企業と連携したり、自らFinTech事業に踏み出したりしています。

また、金融機関のテクノロジーの推進もあり、開放された銀行APIなどにより外部企業が金融サービスにアクセスしやすい環境が整ってきています。

これにより、たとえばキャッシュレス決済アプリから融資や保険が申し込めたりするサービスが提供されるなどの動きが広がっていっています。

金融サービスが様々な広がりを見せる中、テック企業では自社の顧客基盤とユーザーデータを活用して新たな金融事業を立ち上げたいというニーズもあることでしょう。

Crezit Holdingsは、「Credit as a Service」の提供により、膨大なリソースとコストがかかる与信サービスの立ち上げを支援しています。

融資は事業を開始するにあたって重要な資金です。累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、融資を申し込む際のノウハウや、金融機関が提供する支援の活用法などを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ CaaS Credit as a Service Crezit Crezit Holdings Embedded Finance Fintech プラットフォーム 与信 株式会社 資金調達 金融
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AI契約書レビュー支援ソフト提供の「LegalForce」が10億円調達
2020年2月21日、株式会社LegalForceは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 自然言語処理を用いた、クラウド型の契約書レビュー支援ソフトウェア「LegalForce」を開…
船舶の自動運転技術を開発する「エイトノット」が1億円調達
2022年2月15日、株式会社エイトノットは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 船舶の自律航行(自動運転)技術や、環境に配慮したEVロボティックボートによるオンデマンド型水上交通の開…
完全個室美容モール「THE SALONS」を運営する「The Salons Japan」が資金調達
2024年6月27日、The Salons Japan株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 The Salons Japanは、完全個室美容モール「THE SALONS」を運営しています…
ネット不動産マーケットプレイス「RENOSY」などを展開する「GA technologies」が「三菱UFJ銀行」とシステム開発投資に対する20億円の融資契約を締結
2023年3月27日、株式会社GA technologiesは、株式会社三菱UFJ銀行との間で、システム開発投資に対する20億円の融資契約を締結したことを発表しました。 GA technologies…
AI英会話アプリを提供する「スピークバディ」が資金調達
2024年9月17日、株式会社スピークバディは、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は18.5億円となりました。 スピークバディは、AI英会話アプリ「スピークバディ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集