注目のスタートアップ

ブロックチェーン開発プラットフォーム「blockchainBASE」など提供の「Ginco」が5.7億円調達

company

2021年11月30日、株式会社Gincoは、総額約5億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ブロックチェーン開発プラットフォーム「blockchainBASE」や、オールインワンのNFTサービス基盤「NFT BASE」、セキュリティトークン事業の立ち上げからシステム導入まで一貫してサポートする「Ginco Securities Wallet」、仮想通貨管理アプリ「Ginco」など、ブロックチェーン領域のサービス・プロダクトを提供しています。

今回の資金は、人材採用や、組織体制の強化、各種プロダクトの開発の強化などに充当されます。

ブロックチェーンは暗号資産(仮想通貨)の基盤として活用されている技術です。

非中央集権の実現と改竄されていないことを証明できるという性質から、デジタル時代のインフラになる技術であると考えられています。

たとえば今般、様々な観点から注目されているものにNFT(非代替性トークン)があります。

NFTとは、これまでコピーや改竄が用意だったデジタルのモノ(画像データ・音声データなど)において、ブロックチェーン技術を活用し改竄されていないことを証明することで、デジタルなモノを唯一無二のものとし価値をもたせる技術/もたせたモノを指します。

ゲームや音楽業界ではデジタル作品の海賊版の流通が大きな問題となっていますが、NFTが普及すればこの問題はほぼなくなることになります。

また、Webサイトなどでの画像の不正使用などもなくなるほか、使用料の簡易な支払い・分配を実現する経済圏の構築なども実現できます。

ほかにもブロックチェーンは物流管理プラットフォームなど幅広い領域への活用が期待されている技術です。

しかしその技術の難解さからブロックチェーン技術者が少ないという課題があります。

人材がいないせいでブロックチェーンを活用したプロダクトを開発したくてもできないという事態も考えられます。

そのためブロックチェーン技術を活用する企業を増やし社会実装を進めるためには、「blockchainBASE」のようなブロックチェーン開発基盤は欠かせないのです。

研究開発系のビジネスは、資金量が開発の成長に直結します。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ NFT アプリ プラットフォーム ブロックチェーン 仮想通貨 株式会社 資金調達 開発 開発基盤
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「TAILBONE」がオンライン・ストア開発受託サービスをリリース
2021年3月17日、株式会社TAILBONEは、オンライン・ストア開発受託サービスを2021年3月17日から開始することを発表しました。 Shopify(ショッピファイ)上においてオンライン・ストア…
エンジニア採用サービス「Findy」がエンジニアの対外発信力を数値化する新機能をリリース
2020年12月23日、ファインディ株式会社は、「Findy」において新機能「発信力レベル」をリリースしたことを発表しました。 「Findy」は、ハイスキルなエンジニアと企業をマッチングする転職サービ…
越境ECの「Inagora」が53億円調達
2020年1月10日、Inagora株式会社は、総額53億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先である、スギホールディングス株式会社の子会社である株式会社スギ薬局、CITICグループ傘下の…
メタバースプラットフォーム「RYUGUKOKU」の運営やメタバース技術の提供などを手がける「JP UNIVERSE」と「凸版印刷」が資本業務提携
2023年4月12日、JP UNIVERSE株式会社は、凸版印刷株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 JP UNIVERSEは、『ファイナルファンタジーXV』のディレクターを務め…
低糖質・高タンパク質の冷凍弁当を届ける「ゴーフード」が6,000万円調達
2021年6月2日、ゴーフード株式会社は、総額6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 低糖質・高タンパク質の冷凍弁当のデリバリーサービス「GOFOOD(ゴーフード)」を運営しています。…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集