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2021年11月16日VRイベント「バーチャルマーケット」の開催やVRエンジン提供などxR事業を展開する「HIKKY」が65億円調達
2021年11月15日、株式会社HIKKYは、65億円の資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、株式会社NTTドコモです。NTTドコモとは、2021年10月20日に資本業務提携契約を締結しています。
世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」の開催などのイベント事業や、企業の課題をXRで解決するXRソリューション事業、VRエンジン「Vket Cloud」の提供、バーチャルライブの制作・運営事業、3dアバターやデジタルアイテムEC「Vket Store」を展開しています。
「Vket Cloud」は、スマートフォンやPCブラウザ上で動くVRコンテンツの開発を支援するVRエンジンです。3Dアバターを使った音声・チャットによるコミュニケーションや、VR空間での様々なサービス展開を可能にします。
今回の資金は、VR関連サービスの開発体制の強化や、「Vket Cloud」を用いたオープンメタバースの開発・運営、VRサービス事業の国内外への拡大、組織基盤強化などに充当されます。
2021年10月28日、Facebookは、メタバース事業に注力していく姿勢を示し、社名をMeta(メタ)に変更しました。
メタバース(Metaverse)とは、大雑把にいえばインターネット上に構築された仮想空間のことを指します。
現実空間を代替したり、拡張したりする空間を意味しますが、単純なVR空間のことをメタバースと呼んでいる例もあり、厳密な定義は現在のところ曖昧となっています。
メタバースはエンターテインメント領域だけでなく、たとえば身体に障害にある人にとっても障壁のない活動が行える空間として、医療・福祉領域での活用も積極的に考えられています。
またメタバースは、新たなインターネットの到達点であるとも考えられており、現在PCで行っている作業は、すべてメタバース上で行うようになるとも予測されています。
メタバース時代では、XRコンテンツ市場が大きく拡大することでしょう。黎明期からXR事業に注力する企業は、今後の大きな成長の可能性があります。
最新の技術を活用した事業を展開する場合、事業の拡大のためにさらなる技術開発も必要となり、そのために資金を要します。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に役立つ情報を掲載しています。
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