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難治性がんの治療薬・新型コロナウイルスワクチン研究開発の「ユナイテッド・イミュニティ」が5億円調達

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2021年9月7日、ユナイテッド・イミュニティ株式会社は、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

独自のナノ粒子型免疫デリバリーシステム(プルランナノゲル)を活用した免疫活性化の基盤技術を活用し、難治性がんの治療薬や新型コロナウイルスワクチンの研究開発を行っています。

今回の資金は、治性がんの治療を目指す抗がん剤「T-ignite」と新型コロナウイルスワクチンの臨床試験実施の準備や、他の研究開発プログラムの加速化に充当されます。

T細胞などの免疫系は、がんに対して特異的・効果的に攻撃できることが判明しています。この特性を利用した治療法もいくつも開発され、国内外で認可されていっています。

しかしこのがん免疫療法が有効ではない、免疫的に不活性な“冷たいがん(cold tumor)”が存在します。

熱いがん・冷たいがんは、がん組織内に存在する免疫細胞であるマクロファージの差異によるものであることが研究で判明しています。

そのためこのマクロファージは、現在のがん免疫療法の分野で、非常に大きな注目を集めている創薬標的となっています。

研究開発を伴うビジネスでは、潤沢な資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ T-ignite がん ユナイテッド・イミュニティ ワクチン 免疫 抗がん剤 新型コロナウイルス 株式会社 治療薬 研究開発 資金調達
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