GMOあおぞらネット銀行とは?基本機能やメリット・デメリットを紹介
GMOあおぞらネット銀行の法人口座を解説!基本機能に加え、口座開設のメリット・デメリットを細かくご紹介します。
自社で利用する法人口座を開設する際に、どの銀行を選べばよいか迷われている方も多いのではないでしょうか、銀行としての基本機能だけでなく、口座開設におけるメリット・デメリットを調べることも大切です。
そこで、本記事では「GMOあおぞらネット銀行」の法人口座をご紹介します。24時間365日利用可能なネットバンキング、振込手数料がお得になる会員サービスなど独自サービスの詳細をまとめました。
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この記事の目次
GMOあおぞらネット銀行とは?
「GMOあおぞらネット銀行」とは、あおぞら銀行とGMOフィナンシャルホールディングスが共同出資したネット銀行です。長年にわたって銀行経営を行ってきた「あおぞら銀行」の金融ノウハウと、インターネット技術に定評のあるGMOインターネットグループの一つである「GMOフィナンシャルホールディングス」による新しいネット銀行で、個人向けだけでなく、法人口座のサービスを展開しています。
GMOあおぞらネット銀行の基本機能
GMOあおぞらネット銀行は、法人向けの便利な機能を備えています。これから、GMOあおぞらネット銀行を法人口座として選ぼうと考えている企業の担当者や個人事業主の方は、基本機能がニーズに適しているかチェックしてみましょう。
24時間365日取引可能なネットバンキング
GMOあおぞらネット銀行のネットバンキングは、24時間365日の取引に対応しています。窓口での取引の場合、営業時間が限られているため、必要なときに取引先への送金を行えません。
一方、ネットバンキングを活用することで、「GMOあおぞらネット銀行の口座宛」はもちろん、他行口座への送金が可能です。急な送金を必要とするビジネスシーンにもしっかりと対応しており、法人口座として問題なく使用できます。
ビジネスデビットカードの発行
GMOあおぞらネット銀行の法人口座の所有者は、「ビジネスデビットカード」を発行できます。ビジネスデビットカードは、新規発行手数料が無料(口座開設と同時に申請した場合)であるほか、年会費無料、発行時の審査も不要で、創業したばかりの起業家でも利用しやすいのが特徴です。
また、GMOあおぞらネット銀行のビジネスデビットカードは、支払いと同時に口座から引き落とされるため、経費立替の手間を省けるほか、利用明細も即時に反映されるため、経費の把握がしやすいという利点があります。
更にご利用額に対して最大1%(※)のキャッシュバックサービスが付いているため、現金で決済するよりもお得になります。
※税金や公共料金など一部キャッシュバック率が異なる利用先がございます。詳細はGMOあおぞらネット銀行のwebサイトでご確認ください。
複数口座の開設が可能
GMOあおぞらネット銀行では、複数口座の開設が可能です。自社で保有している代表口座1つにつき、最大19口座まで追加で開設できるため、担当者や部門ごとに口座を用意しておけます。
自社のお金を管理しやすいほか、用途に応じて使い分けられるのがメリットです。
権限付与を行えるビジネスIDの管理
GMOあおぞらネット銀行の法人口座では、取引責任者以外に利用権限を付与する「ビジネスID管理」システムを利用できます。1つの法人口座に対して、最大100名まで口座を扱える権限を与えられるため、用途別に管理者を決められるのが便利です。
例えば、口座を利用して購買を担当するチームには「振込権限」を与え、口座の取引状態を確認するだけのチームには「残高照会のみの権限」を付与するといった使い方が可能です。部署によって、自社の法人口座を扱う用途も異なることから、安全に口座を運用できます。
画像引用元:GMOあおぞらネット銀行HPより「ビジネスID管理」より
GMOあおぞらネット銀行を選ぶメリット
GMOあおぞらネット銀行は、法人口座向けに独自のサービスを展開しています。毎回の取引コストを削減できる点や、企業内での複数口座の開設といった、企業が事業を行う上でメリットにつながるサービスにも注目してみましょう。
「振込料金とくとく会員」で振込手数料がお得に!
GMOあおぞらネット銀行では、振込手数料がお得になる「振込料金とくとく会員」を提供しています。通常、GMOあおぞらネット銀行の振込手数料は、「GMOあおぞらネット銀行口座宛は無料」、「他行口座宛は、振込金額にかかわらず一律145円(税込)」です。
振込料金とくとく会員サービスは、月額利用料500円(税込)で、他行口座宛の振込手数料を一律「129円(税込)」で利用できます。取引回数が必然的に多くなってしまう法人向けに便利なサービスで、自社全体でのコストカットにもつなげられるのがメリットです。
利用実績に応じて「外部ポイント」が貯まる!
GMOあおぞらネット銀行を選ぶメリットは、「GMOポイント」または「Pontaポイント」を貯められる制度です。あらかじめ保有する法人口座とポイントサービスを連携し、条件を満たすと自動でポイントが付与されます。
貯まったポイントは、他行宛ての振込手数料に充てられるほか、各ポイントの提携店舗やサービスの支払用途にも活用できます。GMOあおぞらネット銀行の法人口座をメインとして利用することによって、ポイントをお得に貯められるのがメリットです。
GMOあおぞらネット銀行を選ぶデメリット
GMOあおぞらネット銀行には、法人口座に多くのメリットがある一方、デメリットにも気をつけなければなりません。とくに、GMOあおぞらネット銀行をメイン銀行として、事業を行う際には「提携ATMの数」や「海外送金に対応しているか」といった点に注意しましょう。
提携しているATMが少ない
GMOあおぞらネット銀行と提携しているATMが少ない点が、デメリットに挙げられます。2020年12月現在、預入れや引き出しに対応しているATMは、「セブン銀行」、「イオン銀行」、「ゆうちょ銀行」の3つです。都心部に住んでいれば、とくに大きな不便を強いられることはありませんが、上記3つのATMが少ない地域に滞在・出張する際には注意しましょう。
取引によるポイント還元率が低い
GMOあおぞらネット銀行は、外部サービスのポイント獲得に対応していますが、還元率が低い点がデメリットです。ポイント自体の獲得は、GMOあおぞらネット銀行以外の金融機関宛ての振込や、口座振替、口座振替登録が対象です。しかし、利用金額に応じてポイント数が決まるわけではなく、対象取引を実施したごとに1ポイント貯まる仕組みである点に注意しましょう。
GMOあおぞらネット銀行の審査難易度は?
最後に、GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設についてご紹介します。法人口座を新しく開設する際には、企業が提出する書類に基づいて審査が行われます。審査難易度は一般的な銀行と変わらず、企業の経営状態や経営者の情報が重要です。なお、法人口座開設の審査は、受付から約1週間ほどの期間がかかります。
また、GMOあおぞらネット銀行では、インターネットからの法人口座開設に対応しています。専用ページから申込フォームを記入し、必要書類を提出するだけで申請を行えるため、窓口まで出向く必要がありません。
法人口座開設に必要な書類
GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設には、銀行側で定めた書類を提出しなければなりません。「法人番号が分かる書類」、「取引責任者の本人確認書類」、「事業内容を確認できる書類」といった金融機関での口座開設に必要な書類を準備しましょう。
まとめ
GMOあおぞらネット銀行は、24時間365日利用可能なネットバンキングや、デビットカードの発行などネット銀行としての基本機能が備わっています。また、複数口座の開設、会員サービスによる取引コストの削減といったメリットを享受できるのもポイントです。ただし、提携ATMが少ない点など、事業内容によっては不便に感じる可能性があります。
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