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2020年10月26日ゲノム医療情報ベンチャーの「Genomedia」が資金調達
Genomedia株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、住友商事株式会社、シップヘルスケアホールディングス株式会社、Aflac Ventures LLCです。
医療機関、研究機関向けゲノム情報と臨床情報の統合システム「Genomedia Front」や、独自の知識データベースを用いたゲノム医療関連情報サービスを提供しています。
今回の資金調達と、引受先である住友商事とシップヘルスケアと業務提携することで、ゲノム医療関連情報サービスのソリューション提供を加速します。また、ゲノム医療情報を活用した創薬支援、ゲノム医療の質向上への貢献も進めていきます。
ヒトゲノム(人間の全遺伝子情報)の解読が2003年に完了してから、解析技術や情報処理技術の開発が進み、ゲノム情報の活用のハードルは大きく下がりました。このゲノム情報は医療だけでなく、幅広い領域への活用が期待されています。
医療においては、ゲノム情報を活用し、効果的・効率的に疾患の診断・治療・予防を行うゲノム医療の実現に向け、研究などが推進されています。日本においては、単一の遺伝子を原因とする一部の難病やがんなどを対象とした診断・治療において実用化されています。
医療以外では、個人のゲノム情報をもとにパーソナライズドされたプロダクトの提供などが可能となります。
ゲノム情報は究極の個人情報といえますので、ゲノム情報の利活用にはリテラシーの普及や、情報管理についての法整備や、管理体制、プラットフォームの整備が必要となります。
医療課題を解決するビジネスなどの、社会課題解決型のビジネスはすぐに結果がでるものではなく、ビジネスとして成り立たせるために大きなハードルがあります。「冊子版創業手帳」では、様々な起業家のインタビューを掲載しています。先人がどのように困難を突破してきたかを知ることは、起業や経営に役立つことでしょう。
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