注目のスタートアップ

スペース・デブリ除去サービスに取り組む「アストロスケールホールディングス」が55億円調達

company

2020年10月13日、株式会社アストロスケールホールディングスは、総額約55億円の資金調達を実施したことを発表しました。

持続可能な宇宙環境を目指し、スペース・デブリ(宇宙ゴミ)除去サービスに取り組んでいます。

英国では、軌道上でのサービス業務を行うミッションの運用基盤として、最先端の国立軌道上サービス管制センターをオックスフォードシャー州ハーウェルに構えています。また、今年度打ち上げを予定している大型デブリ除去実証衛星機「ELSA-d(エルサディー)」の運用に向け準備を進めているようです。

また、2019年に開設した米国拠点では、デブリ問題に対し、事業開発や法規制の面から取り組んでいます。

2020年6月から、子会社のイスラエル拠点を設け、衛星寿命サービス(LEX)技術の発展を担っています。

人類は数多くの人工衛星を宇宙に打ち上げており、これらのロケットの上段や運用を終えた衛星などは、スペース・デブリとして地球の周囲を漂っています。

JAXAによると、その数は年々増え続けており、10cm以上のスペース・デブリだけでも17,000個を超えるそうです。

スペース・デブリは超高速で飛翔しているため、わずか数cmのものでも宇宙機に衝突してしまうと甚大な被害をもたらします。

また、近年宇宙ビジネスは注目されており、世界市場は2030年までには70兆円以上になると予想されています。

中でも、宇宙ビジネスで大きな割合を占めているのが、衛星を打ち上げ、それにより得たデータを販売したり活用したりするサービスである衛星サービスです。宇宙ビジネスの発展のためにもスペース・デブリ対策は急がれています。

スケールの大きなビジネスには、多くの資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、ベンチャー・キャピタルから出資を受けるためのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ アストロスケールホールディングス スペース・デブリ 宇宙 宇宙ゴミ 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

創業支援など展開の「MAKOTO WILL」と事業承継プログラム「ロカビズ」運営の「Local Local」が業務提携
2020年10月15日、株式会社MAKOTO WILLは、Local Local株式会社は、業務提携したことを発表しました。 MAKOTO WILLは、地方自治体と連携した創業支援や、人材誘致・育成事…
融資・補助金申請支援SaaS提供の「Scheeme」が1億円調達
2021年10月11日、Scheeme株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 融資や補助金の申請に必要な計画書類・申請書類をかんたんに作成できるSaaS「Scheeme」を提供…
変形するロボットベッド「Bexx」やロボット枕「Pixx」を開発する「Ax Robotix」が1億円調達
2022年6月22日、Ax Robotix株式会社は、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Ax Robotixは、ロボットベッド「Bexx(ベックス)」や、AIで成長するロボット枕「…
「スカリー」が企業向け動画制作サービス「ネイティブドラマ」プロジェクトをスタート
2022年1月28日、スカリー株式会社は、「ネイティブドラマ」プロジェクトを開始したことを発表しました。 「ネイティブドラマ」は、企業のリアルなエピソードを、有名人・プロの役者・クリエイターがノンフィ…
スリープテック事業の「ニューロスペース」が1.7億円調達
2019年7月8日、株式会社ニューロスペースは、1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先である、SOMPOホールディングスグループ各社と、高齢者の健康と睡眠の関係についての共…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集