オフィスに最適なキャビネットの選び方は?おすすめの購入・レンタルサービスもご紹介

創業手帳

オフィスにキャビネットを導入する際は選び方のポイントを押さえよう


重要書類や資料、ファイルなどを収納・保管できるキャビネットは、オフィスに欠かせない家具のひとつです。
しかし、キャビネットはサイズも種類も豊富なため、何を基準に選べば良いのか迷っている方もいるかもしれません。

そこで今回は、オフィスに最適なキャビネットの選び方をお伝えします。
キャビネットの種類をはじめ、おすすめの購入・レンタルサービスもご紹介するので、キャビネットの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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オフィス用キャビネットの種類


オフィス用キャビネットは大きく5つに分けることができ、設置場所や活用シーンによって、適したものが異なります。
ここでは、オフィス用キャビネットの種類や特徴をご紹介します。

オープン型

オープン型は扉がなく、収納棚のみのキャビネットです。中のものが見えるため、収納しているものがわかりやすい点が特徴です。
また、ワンアクションで取り出せることから、比較的閲覧頻度の高い資料やファイル、書籍の収納に適しています。
使用する部品も少ないため、比較的低コストで購入することが可能です。

ただし、扉がなく、常に開放された状態にあるため、ホコリやゴミが溜まりやすい点がデメリットとして挙げられます。
さらに、地震など何らかの原因で揺れが生じた場合、中の書類が落ちてくる可能性があります。

両開き型

両開き型は、棚の全面に両開きの開き戸が付いているタイプのキャビネットです。
両開きの扉は、中身が見やすく取り出しやすいです。使用時以外は扉を閉めた状態となるため、中身を安全に保管できるほか、見た目もすっきりとした印象になります。

ただし、扉を開閉するため、その分スペースが必要です。狭い通路や人通りの多い場所では、扉の開閉時に邪魔になるケースもあります。
設置する際は開閉した時のサイズも確認しておくことが大切です。

片開き型

片開き型は、扉がひとつだけのキャビネットです。扉を開けるだけで全体を見渡すことができ、使い勝手も良好です。
オフィス型の場合、鍵の付いているタイプや小型タイプなど、用途に合わせて種類も豊富にあります。

ただし、片開きということもあり、サイズに比例して扉も大きくなることから、開閉時にはスペースが必要です。
横に大きいほど前面に必要なスペースも広くなるため、設置する際はサイズを確認することが大切となります。

引き戸型

引き戸型は、扉を横にスライドさせて使用するタイプのキャビネットです。両開き型や片開き型のように扉を手前に開く必要がないため、狭いスペースにも設置可能です。
ガラス戸タイプを選べば中身が見やすいため、賞状やトロフィーの収納にも向いています。耐久性や耐火性の高いスチール製なら、大切な書類の保管に使えます。

引き戸型は片方ずつしか開けられないため、収納全体を確認したい時や中央部分にあるものを出したい時は不便に感じる場合もあるようです。

ラテラル型

ラテラル型は、引き出しタイプのキャビネットです。深さがあり、書類を縦に収納することもできるため、大量の書類はもちろん備品の保管にも向いています。
ただし、引き出しタイプなので、出し入れする時は奥行き分のスペースが必要です。

また、段数を増やせばその分収納容量を増やすこともできますが、上段が重くなると出し入れする際に転倒する恐れがあるため、注意しなければなりません。
キャスター付きのラテラル型キャビネットは、デスク下の収納家具として使われることも多いです。

オフィスに設置するキャビネットの選び方


キャビネットは作業効率にも影響する重要なアイテムとなります。
使いにくいものを選んだ場合、作業効率を下げる可能性もあるため、使う従業員のことを考えて適したものを選ぶことが大切です。

ここでは、オフィスに設置するキャビネットを選ぶ際のポイントをご紹介します。

収納できる容量で選ぶ

オフィス用のキャビネットは、収納予定のものの容量を確認し、大きさを選んでください。
何をしまうのか、どのくらいの容量が必要なのかを確認せずに購入した場合、容量が足りなくなる可能性があります。
そうなれば、さらにキャビネットを買い足さなければならず、費用はもちろんスペースの無駄遣いにもつながります。

反対に、容量が余りすぎると書類が倒れてしまい、使いにくさを感じるでしょう。
コンパクトなオフィスの場合、スペースを圧迫し邪魔に感じる可能性もあるため、キャビネットを購入する際は、収納する書類の量に適したものを選ぶことが大切です。

書類の種類や使用頻度で選ぶ

キャビネットは収納するものによって、適した種類が異なります。
取り出すことの多い書類なのか、大切に保管しなければいけない重要書類なのかなど、書類の種類に合わせてキャビネットを選んでください。
閲覧の多い書類ならオープン型や両開き型、重要書類なら鍵付きのキャビネットが向いています。

また、書類を収納する場合、使用するファイルやケースによって、必要な棚のサイズは変わります。収納方法や使い勝手も考えた上で、キャビネットの形を選ぶことも大切です。

防犯機能で選ぶ

鍵付きの場合、施錠方法にはいくつか種類があります。施錠方法によって防犯性も異なるため、使用用途や収納するものに合わせて選ぶことが大切です。
ここで、キャビネットに使われる一般的な施錠方法をご紹介します。

・シリンダー錠
鍵を使用するスタンダードなタイプです。開閉には鍵が必要なため、鍵の管理も重要です。

・ダイヤル錠
ダイヤル式の施錠方法です。解錠・施錠には暗証番号の入力が必要です。暗証番号は同じものを使用し続けるタイプと、その都度設定するタイプがあります。

・プッシュ錠
解錠するのに暗証番号が必要な施錠方法です。暗証番号がわからなければ開けることができないため、セキュリティ性が高いです。

・カード錠
シリンダーがなく、ICカードなどを鍵として使用します。中には解錠履歴が確認できるものもあり、セキュリティ性が非常に優れています。

デザインやカラーで選ぶ

キャビネットを選ぶ際、収納量や防犯性はもちろんですが、インテリアとしてオフィスに違和感なく溶け込むかどうかも重要なポイントです。

キャビネットは収納量に比例してサイズも大きくなり、オフィススペースでの存在感も増します。
オフィスの印象にも影響を与えるため、選ぶ際はデザインやカラーも考慮することをおすすめします。

オフィス内に明るさや清潔感、解放感を求めるなら白などの明るいカラーを選ぶと良いでしょう。
反対に、高級感や重厚感を出したいなら、ダークブラウンやブラックのように暗めの色がおすすめです。
また、暖かみのある空間を求めるなら、木目調を選ぶのも選択肢のひとつとなります。オフィスに求めるイメージに合ったキャビネットを、選んでみてください。

オフィス用キャビネットの購入におすすめの通販サイト5選


オフィス用キャビネットを取り扱っているおすすめの通販サイトをご紹介します。オフィスに合ったキャビネットをお探しの方は、ぜひチェックしてください。

オフィスコム

キャビネットをはじめ、デスクやチェア、ソファやオフィスインテリアまで、20万点以上の商品を取り扱う法人向けオフィス家具の総合通販サイトです。
帳票のダウンロードやカンタンお見積もり注文など法人利用に特化した便利な会員特典をはじめ、請求書払いや銀行振込、クレジットカー支払いなど多彩な決済方法に対応しています。

また、大型家具の組立てや設置をサポートする組立て設置サービスを利用すれば、面倒な組立てや重い家具の設置もプロに任せることが可能です。
処分が大変な梱包材も回収してくれるので、手間なく新しい家具の購入・設置ができます。

ASKUL(アスクル)

キャビネットなどのオフィス家具をはじめ、事務用品や工具、PC周辺機器や医療・介護用品など、多彩な商品を取り扱う法人向けの総合通販サイトです。
様々な業種が必要とする商品を豊富に取り揃えており、アスクルオリジナルの商品も充実しています。

様々な支払い方法に対応しており、見積書や請求書、領収書の発行も可能です。
また法人向けのラインナップが中心ですが、個人事業主やフリーランスの方はもちろん、法人以外の方も利用できます。

Kagg.jp

全国送料無料で利用できるオフィス家具の通販サイトです。キャビネットや収納家具、オフィスデスクやミーティングテーブルなど、オフィス家具に特化した豊富な品揃えが魅力です。
メーカー別やカテゴリ別に加え、豊富なデザインやカラーの中からナチュラルやハイクラスなどイメージから家具を探すことも可能となります。

さらに、購入したオフィス家具は、無料で組立て・設置サービスが受けられます。専門スタッフが対応してくれるので、組立てが面倒な大型家具を購入した際も安心です。

KANADEMONO(カナデモノ)

1cm単位のサイズオーダーが可能な家具の総合通販サイトです。機能性はもちろん、デザイン性にもこだわって作られた家具を多数取り扱っています。
専任のインテリアコーディネーターによるコーディネートサービスを無料で実施しているので、予算や希望イメージに合わせてトータルコーディネートを受けたい方におすすめです。

さらに、全商品の送料無料や、各種見積もり書・請求書の発行など法人向けサービスも充実しています。
組立て配送サービスも行っているため、大型家具や複数の家具の購入時にも便利です。

コクヨの通販 カウネット

文房具やオフィス家具、事務機器の製造・販売を手掛けるコクヨの直営通販サイトです。オフィス用品から日用雑貨まで品揃えは多岐にわたります。
書類や伝票、小物など、収納するものに合わせて作られたキャビネットは、使いやすさが魅力です。

カウネットでは、家具選びから商品のお届けまでをサポートするサービスを実施しているほか、地域によっては最短で当日・翌日配送に対応しています。
さらに、支払いは同じ月内ならまとめて一括払いなので、法人利用にもおすすめです。

オフィス用キャビネットを中古・レンタルできるサービス4選


中古やレンタルできるサービスを利用すれば、お得にオフィス用キャビネットを使うことが可能です。ここでは、おすすめの中古・レンタルサービスをご紹介します。

オフィスバスターズ

オフィスバスターズは、新品・中古のオフィス家具を取り扱っている通販サイトです。
関東を中心に、全国各地に実店舗も構えているため、実際の状態を確かめてから購入もできます。
販売している中古商品には1年間の保証期間もついているので、購入後も安心です。

オフィスバスターズを利用すれば、状態が良好な中古オフィス家具をお得に購入できるかもしれません。
キャビネットの種類も豊富なので、できるだけコストをかけずに揃えたい方は、ぜひチェックしてみてください。

オフィス家具レンタル.COM

オフィス家具をレンタルできるサービスを提供しているサイトです。サイトから必要な商品を選び発注すると、指定した日時に合わせて配送されます。

設置作業が必要な場合、事前に申し込みすれば、設置作業用のスタッフを派遣してもらうことも可能です。
利用後は商品の回収もしてらえるため、とりあえず試してみたいという場合はもちろん、セミナーや講演会などの短期利用にもおすすめとなります。

Kaggレンタル

Kaggレンタルは、オフィス家具の通販サイト「Kagg.jp」で取り扱う家具をレンタルできるサブスクリプションサービスです。
送料無料、組立設置費込みで利用することが可能です。

サービスを利用した場合、新品の家具が届きます。
レンタル期間満了後(24カ月経過後)は、利用した商品をそのまま無償で譲り受けられるほか、不要であれば返却もできます。

気に入ればそのまま自分のものにできるのも、Kaggレンタルの魅力です。

CLAS BUSINESS

オフィス家具をレンタルできる法人向けサブスクリプションサービスです。
CLAS BUSINESSでは手軽に試せるサービスと、家具選定やレイアウトをまとめてお任せできるサービスを提供しています。

手軽にお試しできるサービスでは、基本月額利用料のみで、商品1点から利用することが可能です。
最低利用期間はなく、必要な期間だけ利用できるため、「いつまで使うかわからない」「オフィスにマッチするかわからない」など、キャビネットは欲しいものの購入するか迷っている方にもおすすめです。

まとめ

今回は、オフィスに最適なキャビネットの選び方をご紹介しました。キャビネットといってもその種類は様々で、用途によって適したものが異なります。
キャビネットの導入を検討している方は、ぜひ今回の記事を参考にオフィスの雰囲気や設置場所、使用用途に合わせて、最適なものを選んでください。
オフィス用キャビネットを中古で購入したり、レンタルしたりするのもおすすめです。

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(編集:創業手帳編集部)

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