注目のスタートアップ

循環型社会に向けた不要品の回収・選別・再流通の資源循環インフラを構築する「ECOMMIT」が資金調達

company

2025年9月1日、株式会社ECOMMITは、資金調達を発表しました。

また、株式会社メルカリとは資本業務提携を締結しています。

ECOMMITは、循環型社会に向けた不要品の回収・選別・再流通の資源循環インフラを構築しています。

循環に特化したサーキュラーセンターや物流拠点を全国8か所に有しており、不要になったものを回収・選別・再流通させています。

また、資源循環サービス「PASSTO(パスト)」の運営を通じ、郵便局や商業施設、レジデンスなど生活に身近な場所で資源を回収し、再流通につなげています。

今回調達した資金は、「PASSTO」の拠点拡大、サーキュラーセンターのDXなどに活用します。

メルカリとは、不要品の回収および再流通の拡大・最適化に関する取り組みや一次流通事業者や自治体との連携に関する取り組み、リアル×デジタルを連携した利用体験の向上に関する取り組みを進めます。


資源問題の解決には、効率よく資源を活用し環境負荷を軽減する循環型社会の構築が肝心です。とりわけ現代産業で広く利用される石油由来プラスチックは、燃焼時の温室効果ガス排出、資源枯渇リスク、海洋プラスチック汚染など多面的な課題を抱えています。したがってリデュース、リユース、リサイクルの3Rを徹底し、限られた資源を繰り返し活用する仕組みづくりが急務です。

日本では2000年代以降、リサイクル関連法の整備が進み、廃棄物の分別や選別、再利用体制の拡充が図られてきました。しかし現場では依然として分別徹底の難しさや選別工程の効率化不足、回収から再生品流通までを一貫して支えるインフラの弱さが課題となっています。

こうした状況を受け、ECOMMITは回収・選別・再流通のインフラをビジネスとして構築することを目指しています。たとえば資源循環サービス「PASSTO」は、マンションや郵便局、商業施設など生活者に身近な場所を回収拠点とし、不用品を回収後に最適な再利用先やリサイクル先へと選別し、回収から再流通までの流れを設計することで、使われなくなった物品を新たな価値として循環させています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB ecommit PASSTO インフラ サーキュラーエコノミー データ トレーサビリティ パスト リサイクル リユース ワンストップ 再流通 回収 循環 循環型社会 株式会社 資金調達 選別
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

データ戦略型アドエージェンシー「ADVA」などを展開する「サイカ」が8億円調達
2022年9月6日、株式会社サイカは、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 直近では、2022年2月2日に37億円の資金調達を発表しています。 サイカは、総合マーケティング分析ツール「M…
ゲームアプリ開発の「グランディング」が資金調達
2021年9月21日、グランディング株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、カジュアルゲーム開発の合同会社2DFantasistaと、3Dゲーム開発の株式会社ArAtAと業務提携の基…
自治体・企業のEV導入を支援する「REXEV」が2億円調達
2022年8月31日、株式会社REXEVは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、直近では2021年10月13日に、6.3億円の資金調達を発表しています。 REXEVは、法人・自治…
データを中心としたDX支援を展開する「アイディオット」が「エイチ・アイ・エス」から資金調達
2022年6月30日、株式会社アイディオットは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社エイチ・アイ・エスです。 アイディオットは、DX支援事業や、データ売買マッチングプラットフォー…
クラウド型採用マーケティング・ツール「採用係⻑」運営の「ネットオン」が2.5億円調達
2019年11月6日、株式会社ネットオンは、総額約2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 クラウド型採用マーケティング・ツール「採用係⻑」を運営しています。 求人検索エンジンに最適…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集