注目のスタートアップ

AI学習用データセットの提供や漫画制作を支援するAIツールの開発を行う「Visual Bank」が11億円調達

company

2025年8月25日、Visual Bank株式会社は、総額約11億円の資金調達を発表しました。

Visual Bankは、AI学習用データセットを提供する「Qlean Dataset」、AI学習用途にも活用可能なデータライブラリ「Qlean Market」、漫画制作におけるAI補助ツールの開発・提供を行う「THE PEN」事業(子会社:THE PEN株式会社)、ストックフォト事業「アマナイメージズ」(子会社:株式会社アマナイメージズ)を展開しています。

今回調達した資金は、THE PEN事業の成長加速、次世代型データライブラリを起点としたIP × AI領域における機能強化・拡張に活用します。


出版業界全体が衰退の傾向にあるなか、好調にあるのが漫画市場です。2024年の推定販売額は、紙媒体と電子媒体を合わせた総額で前年比 1.5%増の7043億円となり、過去最高を更新しました。

こうした漫画市場の好調の要因のひとつとして、海外市場の開拓に成功したことが挙げられます。

ほかにも、アニメ、ドラマ、映画などの映像作品では高品質な原作のニーズが高まっており、漫画原作は高い注目を集めています。

そのため、漫画業界では一層のコンテンツ供給体制を構築することが求められています。しかしながら漫画制作は作家ひとりにかかる作業負荷が高い一方で、それを代替できる人材がいないことが課題となっています。こうした課題を解決するものとして、近年急速に発展するAIの活用が期待されています。

このような背景のもと、Visual Bankは子会社のTHE PENを通じて、漫画制作をサポートする、信頼できる高品質なAIツールを開発しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI IP Qlean Dataset Qlean Market THE PEN Visual Bank アマナイメージズ ストックフォト ツール データ 制作 学習 株式会社 漫画 補助 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

VTuber事業やメタバースマーケティング事業を展開する「Brave group」が「マイナビ」と資本業務提携
2022年9月9日、株式会社Brave groupは、株式会社マイナビと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 Brave groupは、グループ会社を通じ、バーチャルIP事業や、メタバース…
HR領域に特化したAIエージェントを開発・提供する「elu」が1.1億円調達
2025年5月13日、elu株式会社は、総額1億1000万円の資金調達を発表しました。 eluは、HR領域に特化したAIエージェント「elu(エル)」を開発・提供しています。 企業ごとの文化・戦略・人…
「gumi」がGameFiに最適化されたオリジナルタイトルの企画・開発を行うサイバーエージェントグループ子会社「CA GameFi」に出資
2023年6月9日、株式会社gumiは、株式会社CA GameFiが実施する第三者割当増資を引き受ける方法により同社株式を取得することを決議したことを発表しました。 CA GameFiは、サイバーエー…
小売向けECプラットフォーム「Stailer」を提供する「10X」が15億円調達
2023年3月13日、株式会社10Xは、複数の金融機関等から借入等により、総額15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 10Xは、小売ECプラットフォーム「Stailer(ステイラー)」を提供…
医療介護現場向けコンディションケア面談サービスを開発・運営する「きゃりこん.com」が5,000万円
2023年12月20日、株式会社きゃりこん.comは、5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 きゃりこん.comは、医療介護現場向けコンディションケア面談サービスを開発・運営しています…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集