注目のスタートアップ

アフリカで現地の小売店を活用したソーラーLEDランタンのレンタルサービスを展開する「WASSHA」が3億円調達

company

2025年8月15日、WASSHA株式会社は、総額3億円の資金調達を発表しました。

株式会社商工組合中央金庫からの借入となります。

WASSHAは、タンザニア、ウガンダ、モザンビーク、コンゴ民主共和国、ナイジェリアの5か国で、現地の小売店(キオスク)を活用したソーラーLEDランタンのレンタルサービス「Energy as a Service(EaaS)」を展開しています。約6600店舗のネットワークを通じて地域住民に持続可能な電力ソリューションを提供しています。

今回調達した資金は、事業拡大に活用します。


経済産業省の「エネルギー白書2022」によれば、2019年時点におけるアフリカの未電化人口は、全世界の未電化人口の77%を占め、約5.8億人に達していました。アフリカにおける電力基盤の整備不足は、大きな政策課題のひとつとして認識されています。

電化は、社会課題の解決や生活の質の向上という観点から極めて重要です。たとえば、夜間照明が確保されれば、学習時間を延長できるほか、デジタル教材やインターネット学習の導入も可能となり、教育の質向上につながります。

こうした背景を踏まえ、WASSHAはアフリカの電力未供給地域を対象に、ソーラーLEDランタンのレンタルサービス「Energy as a Service(EaaS)」を展開しています。これにより、家庭での学習環境の改善、夜間の商業活動の促進、女性の経済活動支援など、さまざまな効果を生み出しています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ EaaS Energy as a Service LED WASSHA アフリカ エネルギー キオスク ランタン レンタル 小売店 未電化地域 電力 電灯
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【2/27開催】オンラインセミナー「中小企業活性化セミナー」
独立行政法人中小企業基盤整備機構は、令和4年度「中小企業活性化セミナー」の開催を発表しました。 中小機構は、例年「事業再生セミナー」という名称でセミナーを行っていましたが、今年度から事業再生だけでなく…
レンタルモール「カウリル」やレンタル専用在庫管理ツール「ZAIKA」を運営する「TENT」が1.7億円調達
2023年5月19日、株式会社TENTは、総額約1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 TENTは、レンタルモール「カウリル」や、レンタル専用在庫管理ツール「ZAIKA」を運営して…
透明な太陽電池の商品化を進める「OPTMASS」に「中央電力」が出資
2022年11月14日、中央電力株式会社は、株式会社OPTMASSへの出資と、「透明太陽電池研究プロジェクト」(京都大学 坂本准教授らの研究グループ)への寄附を実施したことを発表しました。 OPTMA…
企業向けの働くサードプレイスポートフォリオ「テレスペ」がリリース
2022年6月9日、テレワーク・テクノロジーズ株式会社は、「テレスペ」を提供開始したことを発表しました。 「テレスペ」は、従量課金制のサテライトオフィスのポートフォリオを組むサービスです。 社員の居住…
「電通国際情報サービス」が次世代スマート・オフィス/ビルディング・ソリューション「wecrew」の開発に着手
2020年5月7日、株式会社電通国際情報サービスは、次世代スマート・オフィス/ビルディング・ソリューション「wecrew(ウィクルー)」の開発に着手したことを発表しました。 2020年夏の提供を予定し…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集