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CAR-T細胞療法の研究・実用化を進める「A-SEEDS」が23.8億円調達

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2025年7月7日、株式会社A-SEEDSは、総額23億8000万円の資金調達を発表しました。

A-SEEDSは、CAR-T細胞療法の研究・実用化を進める、信州大学発ベンチャーです。

固形がんや骨髄系腫瘍を含む難治性がんに対するCAR-T細胞製品の臨床実装を進めています。

臨床ステージにある2つの開発パイプラインについては、第1相医師主導治験を実施中です。


CAR-T細胞療法は、通常の免疫機能だけでは死滅させることが難しい難治性のがんに対する治療として開発されている新たな治療法です。

ヒトの免疫システムには、異物を認識して排除するためのさまざまな免疫細胞が存在しています。なかでもT細胞は、がん細胞などの異常細胞を認識して攻撃する能力を持っていますが、がん細胞は巧妙に免疫を回避するため、自然のままでは十分な効果が得られないことがあります。

CAR-T細胞は、「Chimeric Antigen Receptor T-cell(キメラ抗原受容体T細胞)」の略で、T細胞に人工的な受容体(CAR)を遺伝子導入することで、がん細胞をより強力かつ特異的に認識・攻撃できるようにしたものです。

CAR-T細胞療法は、がん細胞を攻撃する機能を失ったT細胞に対し、遺伝子改変を加えることで、がん細胞を効率よく攻撃する機能を回復させる新たながん治療法です。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ A-SEEDS CAR-T細胞療法 がん 信州大学 実用化 株式会社 研究 細胞療法 資金調達
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