注目のスタートアップ

ARグラス用ディスプレイや空間認識エンジンを開発する「Cellid」が11億円調達

company

2025年4月15日、Cellid株式会社は、総額11億円の資金調達を発表しました。

Cellidは、ARグラス用ディスプレイと空間認識エンジンの開発を主軸とした事業を展開しています。

世界最大級の広視野かつ軽量のウェイブガイドの開発・設計において業界最先端の技術を有しており、プラスチック製でフルカラー映像を映し出せる技術開発に世界で初めて成功しています。

今回調達した資金は、人材の獲得、ARグラスのキーコンポーネントの開発のさらなる強化、量産体制の拡充に活用します。


AR(拡張現実)は、現実の空間にデジタルデータを重ねて表示する技術です。現実世界とデジタル空間を組み合わせることで、新たな体験を提供したり、業務の効率化に役立てたりすることが期待されています。

現在は、スマートフォンやタブレット、PCの画面を通じてデジタル情報にアクセスするのが一般的です。しかし、たとえばアナログ作業をしている最中に画面を確認するには視線を移す必要があり、その分作業効率が落ちてしまうことがあります。

こうした課題に対し、AR技術を活用することで解決が図られています。たとえば製造現場では、作業者がARグラスを装着することで、視界上に作業手順やマニュアルを直接表示させ、手を使わずに必要な情報を確認できるようになります。

このような機能を実現するには、ARグラスやヘッドマウントディスプレイといった次世代デバイスの開発が不可欠です。

Cellidが開発したディスプレイモジュールは、高輝度かつ広い視野角を持ちつつ、メガネ型デバイスに適した薄型設計を実現しています。とくに、世界で初めてFOV(視野角)60度を達成しており、これは装着者にとって自然な視野を確保するうえで重要な要素とされています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AR ARグラス BtoB Cellid XR ウェイブガイド エンジン コンポーネント ディスプレイ デバイス モジュール 拡張現実 株式会社 次世代デバイス 空間 認識 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「ナレッジワーク」が10億円調達 セールスイネーブルメントクラウド「ナレッジワーク」を正式リリース
2022年4月20日、株式会社ナレッジワークは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、セールスイネーブルメントクラウド「ナレッジワーク」を正式リリースしたことも併せて発表しました…
トラック運送業向け車両売買プラットフォームや運送業務支援SaaSなど提供の「Azoop」が9億円調達
2021年12月24日、株式会社Azoopは、総額9億円の資金調達を実施したことを発表しました。 トラック運送業向け車両売買プラットフォーム「トラッカーズマーケット」や、運送業務支援SaaS「トラッカ…
グローバルサウスを中心にメッセージアプリ「Nocturne by Atlas」を展開する「Atlas Associates」が資金調達
2023年8月31日、Atlas Associates株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Atlas Associatesは、グローバルサウスを中心に、ユーザーの送受信内容を監視・活用…
症状から疾患情報や近隣の医療機関を検索できる「ユビー」などを手がける「Ubie」が資金調達
2025年3月6日、Ubie株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、日本郵政キャピタル株式会社です。 Ubieは、症状検索エンジン「ユビー」や、医療機関向け業務効率化サービス「ユ…
超低消費電力を実現するAI・コンピューティング技術の実用化を目指す「TwinSense」が1億円調達
2024年9月26日、TwinSense株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 TwinSenseは、より人の脳に近いSNN(スパイキングニューラルネットワーク)を実用化するための…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集