注目のスタートアップ

小型人工衛星打上げロケット「ZERO」を開発する「インターステラテクノロジズ」が「ウーブン・バイ・トヨタ」と資本業務提携

company

2025年1月7日、インターステラテクノロジズ株式会社は、ウーブン・バイ・トヨタ株式会社と資本および業務提携に合意し、リード投資家としてシリーズFファーストクローズまでに約70億円の出資が決定したことを発表しました。

インターステラテクノロジズは、ロケット×人工衛星の垂直統合サービスの実現を目指しています。

観測ロケット「MOMO」で、これまでに計3回宇宙空間到達を達成しています。

現在、次世代機となる小型人工衛星打上げロケット「ZERO」の開発を本格化させています。

トヨタ生産方式など自動車業界の知見やノウハウを取り入れ、ロケット製造において、低コスト、高品質、量産可能なものづくりへの転換を目指します。


2010年に約27兆円だった世界の宇宙ビジネス市場は、2023年には約54兆円に拡大し、2040年には140兆円を超えると予測されています。この成長の背景には、超小型衛星技術の進化と、それに伴う打ち上げコストの大幅な低下が大きく影響しています。その結果、多くのスタートアップ企業が宇宙ビジネス市場へ参入する状況が生まれています。

ロケットや人工衛星の打ち上げ数も急増しており、2014年には221機だった小型人工衛星の打ち上げ数は、2023年には2860機となっています。

しかし、日本国内では小型ロケットの供給が不足しており、人工衛星の打ち上げを海外のサービスに頼っているのが現状です。この課題を受け、国内での安価で効率的な打ち上げサービスの実現が急務とされています。

インターステラテクノロジズは、低コストで利便性の高い宇宙輸送サービスを提供することを目指し、ロケット開発を進めています。さらに、ロケット事業の強みを活用して、衛星通信事業の展開にも取り組んでおり、宇宙ビジネスの多角化を図っています。

さらに、モビリティの変革に取り組むトヨタグループの一員であるウーブン・バイ・トヨタと協力し、ロケットを一点物の生産から量産に耐えうるサプライチェーンへと変革することを目指しています。

ビジネスの大きな成長のためには戦略的な資金調達が必要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるための方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB ZERO インターステラテクノロジズ ウーブン・バイ・トヨタ サプライチェーン ものづくり ロケット 人工衛星 宇宙 宇宙ビジネス 小型 株式会社 業務提携 次世代通信 衛星 衛星通信 衛星通信3.0 製造 観測 資本提携 資本業務提携 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

遠隔ICUサポートサービスを展開する「Vitaars」が5.1億円調達
2023年6月27日、株式会社Vitaarsは、総額5億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Vitaarsは、遠隔ICUサポートサービスを展開しています。 ICTを活用した遠隔IC…
「ニトエル」が資金調達 大手製造業向け調達支援サービス「Nitoel」をリリース
2023年1月18日、ニトエル株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、2022年12月1日から「Nitoel」の正式提供を開始していることも併せて発表しています。 「Ni…
日本円デジタルコイン運営の「日本暗号資産市場」が4,000万円調達
2021年1月15日、日本暗号資産市場株式会社は、総額約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 2020年8月に、日本円・BTC・ETHで購入可能な事業者用前払式支払手段ERC20トー…
保険管理アプリ「保険簿」を運営する「IB」が資金調達
2024年12月27日、株式会社IBは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社トレードワークスと、西武しんきんキャピタル株式会社です。 IBは、保険管理アプリ「保険簿…
定額制の多拠点居住プラットフォーム「ADDress」を運営する「アドレス」が資金調達
2022年8月5日、株式会社アドレスは、資金調達を実施したことを発表しました。 アドレスは、定額制の多拠点居住プラットフォーム「ADDress(アドレス)」を運営しています。 全国の空き家を活用した住…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集