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教育ファイナンス事業を展開する「EduCare」が1.2億円調達

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2024年12月16日、株式会社EduCareは、総額約1億2000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は約2.5億円となりました。

EduCareは、家庭の経済状況や年齢に左右されず、誰もが学ぶ機会を得られる教育ファイナンスを提供し、学生から社会人まで幅広い年代の学びを支える事業を推進しています。

具体的には、スキルアップを目指してリスキリングスクールに通う若手社会人に対して教育ローンを提供する事業や、「教育ROI」を活用した銀行・金融機関と連携した学生向けの事業を展開しています。

2023年10月に個別信用購入あっせん、2024年2月に貸金業のライセンスを取得完了しています。パイロット養成学校とのPoCを実施し、顧客学生のニーズを確認するほか、来年初旬に開始予定の社会人リスキリング事業における学校開拓、弁護士事務所とのスキーム交渉、株式会社アイネットとの教育ローンシステムの開発、「教育ROI」の開発着手など、本格的な事業展開のための準備を進めています。

「教育ROI」は、学生が希望する専門職に就職できたときの初任給や賃金の伸び率などを将来リターンとして、それを学費で除して計算する、将来価値を定量的に可視化する指標です。2024年10月から指標の算出とデータベースの開発を行っています。

今回の資金は、「教育ROI」データベースの開発や、社会人リスキリングローンの事業開発、営業・マーケティングなどの強化に充当します。


教育機関・サービスで教育を受けるには、学費や教材の購入費など何かとお金がかかってきます。教育は当事者にとって将来の投資となる存在である一方で、手持ちの資金がないせいで教育を受けることができないといったケースもあります。

奨学金や補助金などの支援制度もありますが、とくに社会人・働く世代の学び直しに関しては支援制度が不十分であるという現状があります。

政府は成長戦略としてリスキリングなどの人への投資で5年で1兆円を投入する方針を掲げており、社会人の学び直しへの注目が高まっています。

こうした中で、社会人の学び直しをはじめとする教育における資金的な課題を解決するため、EduCareは教育ファイナンス事業を展開しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Fintech スキルアップ ファイナンス リスキリング ローン 学び 学校 投資 教育 株式会社 社会人 資金調達 金融 金融機関
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