注目のスタートアップ

福利厚生プラットフォーム「カフェテリアHQ」などを展開する「HQ」が20億円調達

company

2024年12月12日、株式会社HQは、総額約20億円の資金調達を実施したことを発表しました。

HQは、福利厚生プラットフォーム「カフェテリアHQ」や、リモートワーク支援プラットフォーム「リモートHQ」を開発・提供しています。

「カフェテリアHQ」は、従業員に一定額のポイントを支給し、そのポイントの範囲内で福利厚生メニューを自由に選択・利用できるサービスです。AIを活用したレコメンドエンジンを搭載しており、従業員それぞれに寄りそったサポートを提案することを特徴としています。

「リモートHQ」は、従業員それぞれに最適なリモートワーク環境を整備できるサービスです。パソコンデスク、チェア、モニター、ウェブカメラなどの備品から、在宅勤務での心身の健康をサポートするアイテムなど、企業が設定したポイントの範囲内で従業員が自律的に必要なものを選択することが可能です。

また、課税対象外になる複雑な要件に準拠しており、非課税でのリモートワーク環境の整備が可能です。

さらに、今後2年間で7つの新製品をリリースする計画です。予定している新製品は以下の通りです。
・法人コーチング「コーチングHQ」
・社員のやる気を引き出すインセンティブプラン「インセンティブHQ」
・割引クーポン型福利厚生「トクトクHQ」
・社内制度の一括管理を実現する「社内制度HQ」
・子育て支援をオールインワンサポートする「子育てサポートHQ」
・社員同士で感謝・賞賛を送り合える「サンクスカードHQ」
・書籍購入制度を管理できる「書籍ラーニングHQ」


福利厚生とは、企業が従業員やその家族に対して給与以外に提供する報酬を指します。

その目的は、従業員の満足度を高めることや職場の活気を向上させること、また従業員同士のコミュニケーションを促進することなどです。

近年、少子高齢化による人手不足が深刻化する中で、優秀な人材を確保し、従業員が安心して長く働ける環境を整えるために福利厚生の重要性が一段と高まっています。

しかし、従業員が積極的に利用したくなるような魅力的な福利厚生制度を設計・運営するのは容易ではありません。経営陣と従業員のニーズが一致しない場合や、経費精算や申請手続きの煩雑さが障壁となることもあります。

こうした課題を解消し、柔軟で効果的な福利厚生制度を実現するため、外部の福利厚生サービスを活用する企業が増加しています。

HQは、ポイントの範囲内で従業員が自由に福利厚生メニューを利用できる福利厚生プラットフォーム「カフェテリアHQ」を展開しています。

AIによるおすすめ機能により従業員それぞれに最適な福利厚生メニューを提案できることや、投資対効果を最大化するダッシュボード機能、節税メリットの最大化などを特徴としています。

事業の成長には資金調達や、シナジーの見込める企業との事業連携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、創業期の資金調達について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB HQ インセンティブHQ カフェテリアHQ コーチングHQ サンクスカードHQ トクトクHQ プラットフォーム リモートHQ リモートワーク 子育てサポートHQ 書籍ラーニングHQ 株式会社 社内制度 社内制度HQ 福利厚生 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

廃棄素材を使用したクラフトジンを生産する「エシカル・スピリッツ」がコーヒー事業に参入 コーヒー豆の出涸らしを原料としたクラフトジンなど提供へ
2021年11月10日、エシカル・スピリッツ株式会社は、新たにコーヒー事業に参入することを発表しました。 エシカル・スピリッツは、廃棄素材を使用したクラフトジンの生産や、再生型蒸留所の運営を行っていま…
仕込み済み商品を発注できるレストラン向けアプリ「シコメル」提供の「シコメルフードテック」が8.2億円調達
2022年9月7日、株式会社シコメルフードテックは、総額8億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 シコメルフードテックは、仕込み済み商品を発注できるレストラン向けアプリ「シコメル」を…
リモートセンシングで得られたデータを地理空間情報と時系列情報によって処理解析する「スカイマティクス」が13億円調達
2022年3月1日、株式会社スカイマティクスは、総額約13億円の資金調達を実施したことを発表しました。 リモートセンシングで得られたデータを、地理情報システム(GIS)技術によってWeb上に再現し、時…
10分で食料品・日用品を届けるクイックコマースを展開する「OniGO」が「博報堂」と資本業務提携
2022年8月19日、OniGO株式会社は、株式会社博報堂と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 OniGOは、10分で食料品や日用品を届ける宅配スーパー「OniGO」を運営しています。 …
テレビの視聴質データ提供の「TVISION INSIGHTS」が10億円調達
2020年5月4日、TVISION INSIGHTS株式会社は、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 人体認識技術を用いて、テレビ視聴者の視聴態勢「視聴質」をビッグ・データとして取得…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集