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成長企業向け法人カードを提供する「UPSIDER」が資金調達

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2024年11月20日、株式会社UPSIDERは、資金調達を実施したことを発表しました。

シリーズDラウンドにてエクイティ55億円、2024年初からの累積デット調達99億円を含む、総額154億円の資金調達を実施しました。

UPSIDERは、法人カード「UPSIDER」や、請求書カード払いサービス「支払い.com」、AIチャット型の業務効率化ツール「UPSIDER Coworker」、グロースデットファンド「UPSIDER BLUE DREAM Fund」などを展開しています。

今回の資金は、既存事業の拡大と新規事業の開発に充当します。


法人カードは、企業が経費精算や資金繰りの効率化を図るための重要なツールです。決済時にはカード会社が代金を立て替え、企業は翌月末などに一括で支払う仕組みで、支払いを遅らせることができるため、資金繰りの改善にもつながります。また、支払いの一本化により経理作業の効率化も可能です。

一方で、日本では法人カードの普及率が低く、とくに創業間もない企業が法人カードを作る際に多くの課題を抱えています。たとえば、既存のカード会社は、過去3期分の決算書をもとに利用限度額を算出するため、成長中の企業であっても設立初期の赤字を理由に限度額が低く設定されるケースが多いといった課題が挙げられます。

こうした課題に対応するため、UPSIDERは、法人カード「UPSIDER」を提供しています。この法人カードは、成長企業向けに高い限度額を短期間で設定可能である点が特徴です。また、経費の自動仕分け機能や会計ソフトとの連携機能など、会計処理を効率化するさまざまな機能を搭載しており、業務負担を軽減することも可能です。

法人カードは、業務効率化に役立つものでもあるため、リソースの足りない創業期では大きな助けとなってくれるかもしれません。「冊子版創業手帳」では、法人カードの活用法や、おすすめのカードについて詳しく解説しています。

また、成長企業はその成長を確かなものにするため、戦略的な資金調達が重要となります。「資金調達手帳」では、さまざまな資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
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