創業手帳が選ぶ起業経営ニュース 2024年7月5日 注目のニュース 大久保の視点 解説入り 創業手帳編集部 「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」優勝は物流自動化のRENATUS ROBOTICS安藤 奨馬さん:賞金1000万円獲得! 日本最大級のピッチコンテスト「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」が2024年7月5日(金)に開催されました。 優勝(スタートアップ京都国際賞)はネット通販で物流が増加し、負担が増える倉庫の自動化に取り組むRENATUS ROBOTICS株式会社の安藤 奨馬 氏でした。海外進出も見込む市場の大きさや技術力、環境負荷軽減なども評価され、また情熱的なプレゼンも印象的でした。西脇隆俊京都府知事から1000万円の賞金の贈呈が行われました。 IVS LAUNCHPADは「スタートアップの登竜門」とも呼ばれ、過去に登壇した企業の60社がEXIT、10億円以上の資金調達を行い急成長を遂げている企業が35社以上輩出している注目のピッチコンテストです。 「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」には、300社以上 (うち海外企業およそ20%)の応募があり、決勝戦が本イベントのIVSKyoto2024の2日目となる5日(金)に開催され、15名の起業家が登壇し、著名な投資家・経営者・起業家から選出される審査員の前で6分間のプレゼンテーションを行いました。 取材で参加した感想は、今年の発表は、AI、ディープテック、衛星データ活用、ESG環境系のプレゼンが多く、テクノロジーで現場の泥臭い具体的なニーズに具体的に応えるスタートアップが増えてきたと思いました。 また売上や雇用のスケールが見込めるスタートアップが多く、こうした企業にスポットライトが当たり、資金調達や提携機会が与えられる場は貴重で、今後の日本の経済の発展にも寄与すると思いました。 起業家は他の人のプレゼンテーションを聞くことで自身のビジネスでの気づきがあるため、こうした場に積極的に出ていくことをおすすめします。 入賞者 RENATUS ROBOTICS株式会社 安藤 奨馬 氏:圧倒的なピッキング効率・格納効率を実現する大規模・超高密度な自動倉庫システム「RENATUS」 1位・スタートアップ京都国際賞・オーディエンス賞 1000万円獲得! RENATUS ROBOTICS株式会社は、東大発物流ロボティクスベンチャー企業です。AI・数理アルゴリズム・ロボティクス分野の最先端テクノロジーを駆使し、完全無人の高効率な倉庫の実現を目指しています。開発する自動倉庫システム「RENATUS(レナトス)」は、縦横自在に移動する高速シャトルと独自アルゴリズムを組み合わせたシステムです。独自設計と配車アルゴリズムにより、これまで困難とされていた大規模棚におけるワンストップ梱包を実現しています。 EC・ネット販売の拡大により、物流の負担が増えていますが、倉庫の梱包を自動化し省力化を実現できるサービスを展開しています。 また海外展開を目指していますが、2Bの作り込みやメカ系は日本の強い領域なのでやり方次第では海外もチャンスがあると思いました。 株式会社Solafune 上地 練 氏:世界各国の政府が導入する宇宙テクノロジー!衛星データ解析プラットフォーム「Solafune」 2位入賞! 株式会社Solafuneは、衛星データ解析技術を開発・提供しています。運営する衛星データプラットフォーム「Solafune」は、世界40か国以上で利用されています。このプラットフォームでは、オープンな形式での技術開発を推進するため、企業課題や社会課題の解決を主な目的としたデータ解析をコンペティション方式で開催しています。 民間の衛星の打ち上げの増加に伴い、データの活用は今後スタートアップの参入が現実的に可能かつマネタイズしやすい領域だと思いました。 株式会社komham 西山 すの 氏:微生物で生活環境を整備する!生ごみ高速分解微生物群「コムハム」 3位入賞 株式会社komhamは、微生物群「コムハム」や有機性廃棄物の分解処理技術の研究と、研究技術を用いたバイオマスリサイクルシステムの販売を手がけています。「コムハム」を用いたバイオマスリサイクルシステムは、わずか1日で投入した有機性廃棄物の98%程度を水と二酸化炭素に分解します。さらに、必要な分だけを堆肥として残せる、高速で分解されるため臭気がないといった特徴を有しており、既存の微生物を利用した分解処理の課題を克服しています。 emole株式会社 澤村 直道 氏:1話3分のショートドラマ配信アプリ「BUMP」 4位入賞 emole株式会社は、1話3分のショートドラマ配信アプリ「BUMP」を手がけています。マンガアプリのように「待つと無料」で楽しむことができます。また、1話97円(税込)の有料課金や広告視聴でもドラマを楽しむことができます。さらに、クリエイターが持続的に作品作りに挑戦し、経済的な還元を得られるようなエコシステムの構築に取り組んでいます。 株式会社Penetrator 阿久津 岳生 氏:宇宙からAIで不動産取引を創造する「WHERE(ウェアー)」 5位入賞 株式会社Penetratorは、宇宙衛星データを活用し、AIにより不動産取引に関連する情報を自動収集する「WHERE」を開発しています。このシステムは、土地や建物の場所・大きさなどの情報を従来の実地調査の代わりに効率的に取得できるようにすることで、不動産情報の取得を大幅に簡素化し、ワンクリックで情報を得られる環境の実現を目指しています。 阿久津さんは不動産ビジネスで成功の後、JAXAでの経験を元に起業しています。不動産の探索という、現実的かつ専門性の高い不動産データの活用法で今後のマネタイズと省力化が具体的に見込めると思いました。また一部海外の土地の探査サービスも行っており、衛生は地球規模であるがゆえに海外展開しやすいのも特徴だと思いました。 他決勝進出者 株式会社esa 黒川 周子 氏:革新的なリサイクルテクノロジーで廃棄プラスチックを再生樹脂に循環する「esa」 株式会社esaは、プラスチック廃棄物のリサイクルやプラスチックペレットの加工・販売、プラスチック製品の開発、リサイクルコンサルティングを行っています。特に、異なる種類のプラスチックを同時にペレット化する新しいリサイクルソリューション「esa method」を開発し、マテリアルリサイクルを実現。この技術により、低コストで高品質なペレットを生成することが可能です。さらに、レジ袋や農業用プラスチックコンテナなどの製品化も行っています。 株式会社AI VOLT 軍神 未来 氏:来たる近未来!人をデジタルに移行するAI技術「AI VOLT」 株式会社AI VOLTは、AI技術による国内のIP・ライセンスを活用した新しいエンタメの創出を実現するAIソリューションカンパニーです。具体的には、AIツイン技術を駆使しコンテンツ制作と企画を支援する「デジタルツインピア」、個人向けに特化した高精度AIツイン生成サービス「TOKIAI」、個人向け高速AIツイン生成プラットフォーム「ドリームフレンド」を提供しています。AIツインとは、特定の対象(人間など)を学習し、デジタル空間上に再現したものです。 Elevatefoods Mazing Lee 氏:特別な食事制限に対応したパーソナライズされた食事を提供するためのAIデジタルフードプリンティングおよび調理技術「Elevatefoods」 Elevatefoodsは、AIデジタルフードプリンティングと調理技術により、特別な食事ニーズに対応したパーソナライズされた食事の提供を目指しています。 フードプリンティングが実際のものになってきているところに驚きました。味だけでなく、栄養素の調整が効きやすいので、健康というニーズに応えられるのが魅力だと思いました。 DMKTZ Jac Hsieh 氏:繊維および衣料品デザインのためのAIデザインコパイロットCADシステム「DMKTZ Studio」 DMKTZは、簡単なドラッグ&ドロップのインターフェイスを通じて3Dデジタルファッション資産の作成を合理化する分散型共創プラットフォーム「DMKTZ Studio」を運営しています。クリエイターがデジタルアバターと物理的な世界の両方のためにカスタムウェアをデザインすることを可能にするプラットフォームです。 台湾から参加のJacさん。AIをアパレルデザインの現場に応用することで、省力化だけでなく、実際に素材がないパターンを試すことで従来難しかった新しいデザインを試せること、また、実際に無駄になる試作品を作らなくて済むことで環境・ESG的にも良いという点が素晴らしいと思いました。 Valtec John Keh 氏:海事AIドローン艦隊による商業漁業の革命「Valtec」 Valtec Technologiesは、商業漁業の変革を目指し、ドローンの飛行軌跡を地図上でリアルタイムに監視する技術や、ストリーミングデータ分析により、より効率的で安全な漁業を実現します。 ファミリーテック株式会社 中村 貴一 氏:家族のための「決済」と「アカウント」を提供するスーパーアプリ「ファミリーバンク」 ファミリーテック株式会社は、共働き夫婦のための時短アプリ「ファミリーバンク」や、夫婦に最適化したクレジットカード「ファミリーカード」を展開しています。家族口座・家族カード・家族アカウント・家族メールなど、夫婦で共有して使えるさまざまな機能により、お金の管理や、位置共有、アカウント共有、連絡などを効率化します。家族のあらゆる機能をデジタル化することで、新たな家族生活の形の創造を目指しています。 株式会社BoostDraft 藤井 陽平 氏:法的文書の作成審査に潜む非効率を新しい切り口で圧倒的に解消。リーガル文書向けIDE「BoostDraft」 株式会社BoostDraftは、法的文書の形式面で発生する非効率的な作業を自動化するソフトウェアです。法的文書のレビュー・ドラフトにおける、スクロール・検索、体裁を整える、誤字脱字をなくす、項目の追加・削除に伴ってずれる後続の条項・リファレンスの修正といった作業を自動化します。MS Wordのプラグインとして提供することで導入障壁を下げているほか、オンプレミスであるためセキュリティの課題を解決しています。 株式会社Yuimedi グライムス 英美里 氏:「研究」「臨床」に使える医療データを簡単・すぐに医療現場へ―医療データ抽出を加速するAI Copilot「YuiQuery」 株式会社Yuimediは、データの標準化を通じて、医療データの利活用促進を目指しています。医療データのクレンジングに特化したノーコードソフトウェア「Yuicleaner」の開発・提供や、保有している医療データを利活用しやすいデータセットとして変換をサポートする「Yuimedi」の開発・提供、生成AIを用いた医療データ抽出ソフトウェア「YuiQuery」の開発を行っています。 ランディット株式会社 藤林 謙太 氏:世界中の駐車場をデジタル化して繋げるパーキングテック「LANDIT」 ランディット株式会社は、駐車場の予約、管理、決済をデジタル化し、駐車場運営の効率化・利便性向上を目指しています。事業用駐車場手配サービス「at PORT(アットポート)」の運営、事業用短期駐車場予約サービス「PIT PORT(ピットポート)」の運営、クラウドカメラ×AI「AIMO(アイモ)」、駐車場管理ソフトウェアの開発、衛星×機械学習事業を手がけています。「at PORT」は、駐車場や事業用地の手配を、調査から支払いまでワンストップで代行するサービスです。衛星×AI画像認識で収集した駐車場データから最適な駐車場を提案しています。 株式会社Remedies 東 真希 氏:書きたい内容に集中できるパワフルなAI文章校正「wordrabbit」 株式会社Remediesは、文章作成を効率化するAI文章レビューサービス「wordrabbit」を開発・提供しています。日本語専用に開発したAIにより、執筆の際にリアルタイムで文章を校正します。企業独自のチェックを導入したり、チーム内でルールを共有したりすることで、文章作成業務全体の効率化を実現します。Webブラウザ版のほか、Microsft Wordの拡張機能として提供しています。 概要 名称:IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO 主催:IVS KYOTO実行委員会(Headline Japan/京都府/京都市) 日時:2024年7月4日(木)~7月6日(土) 会場:京都パルスプラザ他 読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。 大久保の視点 プレゼンはどれも高いレベルで感心しました。また環境やディープテック、衛星の活用など時代を反映した事業が多かったです。今回感じたのは、運営や来場者、出演者も含めた健全な進化です。こういった貴重な場が広がっていくことを期待したいです。 解説者紹介 大久保幸世 創業手帳 株式会社 代表取締役 大手ITベンチャー役員で、多くの起業家を見た中で「創業後に困ることが共通している」ことに気づき会社のガイドブック「創業手帳」を考案。現:創業手帳を創業。ユニークなビジネスモデルを成功させた。印刷版は累計200万部、月間のWEB訪問数は起業分野では日本一の100万人を超え、“起業コンシェルジェ“創業手帳アプリの開発や起業無料相談や、内閣府会社設立ワンストップ検討会の常任委員や大学での授業も行っている。毎日創業Tシャツの人としても話題に。 創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら カテゴリ 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2024年7月5日 注目のニュース 大久保の視点 解説入り「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」優勝は物流自動化のRENATUS ROBOTICS安藤 奨馬さん:賞金1000万円獲得!
日本最大級のピッチコンテスト「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」が2024年7月5日(金)に開催されました。
優勝(スタートアップ京都国際賞)はネット通販で物流が増加し、負担が増える倉庫の自動化に取り組むRENATUS ROBOTICS株式会社の安藤 奨馬 氏でした。海外進出も見込む市場の大きさや技術力、環境負荷軽減なども評価され、また情熱的なプレゼンも印象的でした。西脇隆俊京都府知事から1000万円の賞金の贈呈が行われました。
IVS LAUNCHPADは「スタートアップの登竜門」とも呼ばれ、過去に登壇した企業の60社がEXIT、10億円以上の資金調達を行い急成長を遂げている企業が35社以上輩出している注目のピッチコンテストです。
「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」には、300社以上 (うち海外企業およそ20%)の応募があり、決勝戦が本イベントのIVSKyoto2024の2日目となる5日(金)に開催され、15名の起業家が登壇し、著名な投資家・経営者・起業家から選出される審査員の前で6分間のプレゼンテーションを行いました。
取材で参加した感想は、今年の発表は、AI、ディープテック、衛星データ活用、ESG環境系のプレゼンが多く、テクノロジーで現場の泥臭い具体的なニーズに具体的に応えるスタートアップが増えてきたと思いました。
また売上や雇用のスケールが見込めるスタートアップが多く、こうした企業にスポットライトが当たり、資金調達や提携機会が与えられる場は貴重で、今後の日本の経済の発展にも寄与すると思いました。
起業家は他の人のプレゼンテーションを聞くことで自身のビジネスでの気づきがあるため、こうした場に積極的に出ていくことをおすすめします。
入賞者
RENATUS ROBOTICS株式会社 安藤 奨馬 氏:圧倒的なピッキング効率・格納効率を実現する大規模・超高密度な自動倉庫システム「RENATUS」
1位・スタートアップ京都国際賞・オーディエンス賞 1000万円獲得!
RENATUS ROBOTICS株式会社は、東大発物流ロボティクスベンチャー企業です。AI・数理アルゴリズム・ロボティクス分野の最先端テクノロジーを駆使し、完全無人の高効率な倉庫の実現を目指しています。開発する自動倉庫システム「RENATUS(レナトス)」は、縦横自在に移動する高速シャトルと独自アルゴリズムを組み合わせたシステムです。独自設計と配車アルゴリズムにより、これまで困難とされていた大規模棚におけるワンストップ梱包を実現しています。
EC・ネット販売の拡大により、物流の負担が増えていますが、倉庫の梱包を自動化し省力化を実現できるサービスを展開しています。
また海外展開を目指していますが、2Bの作り込みやメカ系は日本の強い領域なのでやり方次第では海外もチャンスがあると思いました。
株式会社Solafune 上地 練 氏:世界各国の政府が導入する宇宙テクノロジー!衛星データ解析プラットフォーム「Solafune」
2位入賞!
株式会社Solafuneは、衛星データ解析技術を開発・提供しています。運営する衛星データプラットフォーム「Solafune」は、世界40か国以上で利用されています。このプラットフォームでは、オープンな形式での技術開発を推進するため、企業課題や社会課題の解決を主な目的としたデータ解析をコンペティション方式で開催しています。
民間の衛星の打ち上げの増加に伴い、データの活用は今後スタートアップの参入が現実的に可能かつマネタイズしやすい領域だと思いました。
株式会社komham 西山 すの 氏:微生物で生活環境を整備する!生ごみ高速分解微生物群「コムハム」
3位入賞
株式会社komhamは、微生物群「コムハム」や有機性廃棄物の分解処理技術の研究と、研究技術を用いたバイオマスリサイクルシステムの販売を手がけています。「コムハム」を用いたバイオマスリサイクルシステムは、わずか1日で投入した有機性廃棄物の98%程度を水と二酸化炭素に分解します。さらに、必要な分だけを堆肥として残せる、高速で分解されるため臭気がないといった特徴を有しており、既存の微生物を利用した分解処理の課題を克服しています。
emole株式会社 澤村 直道 氏:1話3分のショートドラマ配信アプリ「BUMP」
4位入賞
emole株式会社は、1話3分のショートドラマ配信アプリ「BUMP」を手がけています。マンガアプリのように「待つと無料」で楽しむことができます。また、1話97円(税込)の有料課金や広告視聴でもドラマを楽しむことができます。さらに、クリエイターが持続的に作品作りに挑戦し、経済的な還元を得られるようなエコシステムの構築に取り組んでいます。
株式会社Penetrator 阿久津 岳生 氏:宇宙からAIで不動産取引を創造する「WHERE(ウェアー)」
5位入賞
株式会社Penetratorは、宇宙衛星データを活用し、AIにより不動産取引に関連する情報を自動収集する「WHERE」を開発しています。このシステムは、土地や建物の場所・大きさなどの情報を従来の実地調査の代わりに効率的に取得できるようにすることで、不動産情報の取得を大幅に簡素化し、ワンクリックで情報を得られる環境の実現を目指しています。
阿久津さんは不動産ビジネスで成功の後、JAXAでの経験を元に起業しています。不動産の探索という、現実的かつ専門性の高い不動産データの活用法で今後のマネタイズと省力化が具体的に見込めると思いました。また一部海外の土地の探査サービスも行っており、衛生は地球規模であるがゆえに海外展開しやすいのも特徴だと思いました。
他決勝進出者
株式会社esa 黒川 周子 氏:革新的なリサイクルテクノロジーで廃棄プラスチックを再生樹脂に循環する「esa」
株式会社esaは、プラスチック廃棄物のリサイクルやプラスチックペレットの加工・販売、プラスチック製品の開発、リサイクルコンサルティングを行っています。特に、異なる種類のプラスチックを同時にペレット化する新しいリサイクルソリューション「esa method」を開発し、マテリアルリサイクルを実現。この技術により、低コストで高品質なペレットを生成することが可能です。さらに、レジ袋や農業用プラスチックコンテナなどの製品化も行っています。
株式会社AI VOLT 軍神 未来 氏:来たる近未来!人をデジタルに移行するAI技術「AI VOLT」
株式会社AI VOLTは、AI技術による国内のIP・ライセンスを活用した新しいエンタメの創出を実現するAIソリューションカンパニーです。具体的には、AIツイン技術を駆使しコンテンツ制作と企画を支援する「デジタルツインピア」、個人向けに特化した高精度AIツイン生成サービス「TOKIAI」、個人向け高速AIツイン生成プラットフォーム「ドリームフレンド」を提供しています。AIツインとは、特定の対象(人間など)を学習し、デジタル空間上に再現したものです。
Elevatefoods Mazing Lee 氏:特別な食事制限に対応したパーソナライズされた食事を提供するためのAIデジタルフードプリンティングおよび調理技術「Elevatefoods」
Elevatefoodsは、AIデジタルフードプリンティングと調理技術により、特別な食事ニーズに対応したパーソナライズされた食事の提供を目指しています。
フードプリンティングが実際のものになってきているところに驚きました。味だけでなく、栄養素の調整が効きやすいので、健康というニーズに応えられるのが魅力だと思いました。
DMKTZ Jac Hsieh 氏:繊維および衣料品デザインのためのAIデザインコパイロットCADシステム「DMKTZ Studio」
DMKTZは、簡単なドラッグ&ドロップのインターフェイスを通じて3Dデジタルファッション資産の作成を合理化する分散型共創プラットフォーム「DMKTZ Studio」を運営しています。クリエイターがデジタルアバターと物理的な世界の両方のためにカスタムウェアをデザインすることを可能にするプラットフォームです。
台湾から参加のJacさん。AIをアパレルデザインの現場に応用することで、省力化だけでなく、実際に素材がないパターンを試すことで従来難しかった新しいデザインを試せること、また、実際に無駄になる試作品を作らなくて済むことで環境・ESG的にも良いという点が素晴らしいと思いました。
Valtec John Keh 氏:海事AIドローン艦隊による商業漁業の革命「Valtec」
Valtec Technologiesは、商業漁業の変革を目指し、ドローンの飛行軌跡を地図上でリアルタイムに監視する技術や、ストリーミングデータ分析により、より効率的で安全な漁業を実現します。
ファミリーテック株式会社 中村 貴一 氏:家族のための「決済」と「アカウント」を提供するスーパーアプリ「ファミリーバンク」
ファミリーテック株式会社は、共働き夫婦のための時短アプリ「ファミリーバンク」や、夫婦に最適化したクレジットカード「ファミリーカード」を展開しています。家族口座・家族カード・家族アカウント・家族メールなど、夫婦で共有して使えるさまざまな機能により、お金の管理や、位置共有、アカウント共有、連絡などを効率化します。家族のあらゆる機能をデジタル化することで、新たな家族生活の形の創造を目指しています。
株式会社BoostDraft 藤井 陽平 氏:法的文書の作成審査に潜む非効率を新しい切り口で圧倒的に解消。リーガル文書向けIDE「BoostDraft」
株式会社BoostDraftは、法的文書の形式面で発生する非効率的な作業を自動化するソフトウェアです。法的文書のレビュー・ドラフトにおける、スクロール・検索、体裁を整える、誤字脱字をなくす、項目の追加・削除に伴ってずれる後続の条項・リファレンスの修正といった作業を自動化します。MS Wordのプラグインとして提供することで導入障壁を下げているほか、オンプレミスであるためセキュリティの課題を解決しています。
株式会社Yuimedi グライムス 英美里 氏:「研究」「臨床」に使える医療データを簡単・すぐに医療現場へ―医療データ抽出を加速するAI Copilot「YuiQuery」
株式会社Yuimediは、データの標準化を通じて、医療データの利活用促進を目指しています。医療データのクレンジングに特化したノーコードソフトウェア「Yuicleaner」の開発・提供や、保有している医療データを利活用しやすいデータセットとして変換をサポートする「Yuimedi」の開発・提供、生成AIを用いた医療データ抽出ソフトウェア「YuiQuery」の開発を行っています。
ランディット株式会社 藤林 謙太 氏:世界中の駐車場をデジタル化して繋げるパーキングテック「LANDIT」
ランディット株式会社は、駐車場の予約、管理、決済をデジタル化し、駐車場運営の効率化・利便性向上を目指しています。事業用駐車場手配サービス「at PORT(アットポート)」の運営、事業用短期駐車場予約サービス「PIT PORT(ピットポート)」の運営、クラウドカメラ×AI「AIMO(アイモ)」、駐車場管理ソフトウェアの開発、衛星×機械学習事業を手がけています。「at PORT」は、駐車場や事業用地の手配を、調査から支払いまでワンストップで代行するサービスです。衛星×AI画像認識で収集した駐車場データから最適な駐車場を提案しています。
株式会社Remedies 東 真希 氏:書きたい内容に集中できるパワフルなAI文章校正「wordrabbit」
株式会社Remediesは、文章作成を効率化するAI文章レビューサービス「wordrabbit」を開発・提供しています。日本語専用に開発したAIにより、執筆の際にリアルタイムで文章を校正します。企業独自のチェックを導入したり、チーム内でルールを共有したりすることで、文章作成業務全体の効率化を実現します。Webブラウザ版のほか、Microsft Wordの拡張機能として提供しています。
概要
名称:IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。主催:IVS KYOTO実行委員会(Headline Japan/京都府/京都市)
日時:2024年7月4日(木)~7月6日(土)
会場:京都パルスプラザ他
大久保の視点
解説者紹介
大久保幸世 創業手帳 株式会社 代表取締役
大手ITベンチャー役員で、多くの起業家を見た中で「創業後に困ることが共通している」ことに気づき会社のガイドブック「創業手帳」を考案。現:創業手帳を創業。ユニークなビジネスモデルを成功させた。印刷版は累計200万部、月間のWEB訪問数は起業分野では日本一の100万人を超え、“起業コンシェルジェ“創業手帳アプリの開発や起業無料相談や、内閣府会社設立ワンストップ検討会の常任委員や大学での授業も行っている。毎日創業Tシャツの人としても話題に。
スタートアップ起業家たちの登竜門 IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO
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第5回「スタ★アトピッチJapan」のご案内です。 全国各地で萌芽する有望なスタートアップとアトツギベンチャーによる、日本経済新聞社主催のピッチラン・コンテストです。 全国を8ブロックに分けたブロック…
2021年6月28日、株式会社なんでもドラフトは、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 リアルイベント連動型ドラフト会議アプリ「なんでもドラフト」を運営しています。 スポーツ…
みずほ銀行とGoogle Cloudにより、新たな未来を切り拓くスタートアップ向けピッチコンテスト『Innovating Today』が開催されます。 特筆すべきは設立5年目までの法人のみにエントリー…
大久保の視点
今年のIVSは何が違うのか スタートアップの代表的なイベントである「IVS(アイブイエス)」が、7月4日から6日まで京都市で開催されました。IVSの中で実施…
日本最大級のピッチコンテスト「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」が2024年7月5日(金)に開催されました。 優勝(スタートアップ京都国際賞)…
2024年5月30日、創業手帳主催で野音起業フェスを実行しました。 ショートプレゼン大会「ライトニングトーク東京」を開催いたしました。 このイベントは、オン…
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