【東京都】令和6年度「前期越境EC出品支援事業」

subsidy

海外で自社製品が売れるか試してみたい、越境ECビジネスに興味がある、そのような意欲のある都内中小企業に向け、東京都中小企業振興公社(以下公社)は、海外のECモールに特設サイトを開設し、出品を支援いたします。特設サイトへの出品を通し、海外販路開拓やそのビジネスモデル構築への助言・アドバイス・フォローアップ等を行います。

本事業は、TokyoMall事務局が運営する特設サイト内に商品を出品し販売します。なお、事務局の運営は、公社の委託先である株式会社ノムラメディアス※が執り行います。

出品する越境ECモール

以下4つの越境ECモールに出品します。グローバル(1モール)・中国(2モール)・台湾(1モール)のうち、全て、または一部に申込可能です。

グローバル市場:eBay

・特徴:取引総額約10兆円、全世界での利用者数1.4億人、世界190ヶ国を対象としたグローバル市場型ECモールで、国際取引率は62%と高く、越境ECでの利用が多い。eBayUSA(ebay.com)での出品となります。
・販売対象国:世界190ヵ国。主な販売国は米国、次にEU圏とオーストラリア
・売れている日本商品カテゴリー:アパレル、玩具、ゲーム、時計、化粧品・美容系、アニメ&キャラーグッズ等

中国市場1:天猫国際(TmallGlobal)

・特徴:世界最大のEC企業アリババグループが運営する越境EC専用サイトで、中国での越境EC市場シェアは最大の37%。中国人消費者からは外国製品購入の際の信頼できるECモールと位置づけられており、偽物商品排除のために「日本の商標登録証」の提出が出品の条件となっています。
・主要顧客層:20〜40代がメインで、30代が半数を占める。女性顧客が多い。
・売れている日本商品カテゴリー:化粧品・美容関連商品、日本の工芸品等

中国市場2:WeChatミニプログラム

・特徴:中国最大のメッセンジャー系SNS(日本のLineに相当)。中国名「微信」。利用者10億人。ミニプログラムとは、WeChat内で各アプリを個別にダウンロードせず、ゲーム、オンラインショッピング、配車や宅配などが利用できるサービス。WeChatミニプログラムには多くのECサイトが出店されており、WeChatの利用者の他、訪日中国人観光客もよく利用しています。WeChatミニプログラム内に特設サイトを開設し出品します。
・売れている日本商品カテゴリー:化粧品、美容機器、ペット用品、日本特産品等

台湾市場(Shopee)

・特徴:シンガポールで設立され9ヶ国に展開している東南アジア最大のECサイト。台湾では2015年にCtoC事業で参入し、その後BtoCに拡張。現在はアクセス数・流通額ともに台湾No.1のECモールに急成長している。
・主要顧客層:若年層から強い支持
・売れている日本商品カテゴリー:美容関連、化粧品、アニメ&キャラクターグッズ、文具等

支援内容

出品企業に対し、以下の支援を行います。
・上記4つのECモール出品に係わる商品ページの翻訳・作成・掲載
・日本国内指定倉庫での商品入庫・在庫管理・梱包・海外配送
・SNSやインフルエンサー等を活用した販売促進プロモーション
・ECモールに掲載した商品ページ(商品説明や画像)に対するアドバイス

募集商品数

4ECモール、延べ150商品程度

取扱商品

都内中小企業者が製造販売する消費者向けの商品(製造のみ外部委託も可)

商品掲載期間

商品掲載から1年間(掲載月の翌年同月の末日まで。例えば、2024年7月3日に掲載の商品は2025年7月31日までの掲載となります)。出品準備(ECモールの商品ページ作成と商品の日本国内指定倉庫への納入)が整い、ECサイト側からの掲載許可が出た商品より順次掲載します。

応募締切

2024年5月10日(金)17:00


越境ECとは、EC(ネット通販)を通じ、海外の顧客に商品・サービスを提供するECのことです。

経済産業省「令和4年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2022年において、日本・米国・中国3か国での越境EC市場規模はいずれの国の間でも増加しています。

具体的には、中国消費者による日本事業者からの購入額は約2.25兆円、米国消費者による日本事業者からの購入額は約1.3兆円となっています。

国内では円安が進んでおり、海外の消費者・事業者にとって日本の製品・サービスは手に入れやすい状況にあります。

とくに中国は経済成長が著しく、消費額が拡大傾向にあります。

したがって国内の事業者では、越境ECなどにより海外展開を行うといった取り組みに注目が集まっています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ EC TokyoMall グローバル 中国 出品 前期越境EC出品支援事業 台湾 支援 東京都 東京都中小企業振興公社 海外展開 無料 越境EC
詳細はこちら

令和6年度 前期越境EC出品支援事業

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【東京都】「第7回躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」
東京都は、「第7回躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」の募集を開始したことを発表しました。 「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」を令和3年度から実施しています。この事業は、都内中小企業者…
デジタル貿易プラットフォームを開発・提供する「STANDAGE」が「C&Rインキュベーションラボ」からの出資により資金調達
2023年9月20日、株式会社STANDAGEは、株式会社C&Rインキュベーション・ラボから出資を受けたことを発表しました。 また、事業面での業務提携を視野に入れており、ブロックチェーンやAIなどWe…
AIによる感染症の診断支援と細菌検査の自動化により薬剤耐性問題に取り組む「カーブジェン」が資金調達
2023年1月16日、カーブジェン株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 カーブジェンは、薬剤耐性菌の問題を解決することを目的に、細菌感染症菌種推定・適正抗菌薬選定支援システム「BiTTE…
産直プラットフォーム「ポケットマルシェ」を運営する「雨風太陽」が2.9億円調達
2022年12月27日、株式会社雨風太陽は、総額2億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 雨風太陽は、全国の農家・漁師から直接やりとりをしながら旬の食べ物を買うことができる産直プラッ…
AI・ディープラーニング技術のコンサルティングと開発を展開する「Ridge-i」の株式を「バルカー」が追加取得
2022年9月15日、株式会社バルカーは、株式会社Ridge-iの株式を追加取得したことを発表しました。 この株式取得により、バルカーはRidge-i創業メンバーに次ぐ、出資比率11.20%の最大の外…

大久保の視点

世界最大級のビジネスコンテスト・スタートアップワールドカップ東京大会優勝はDigital Entertainment Asset山田耕三さん
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
(2024/7/19)
IVSの進化・IVS京都2024現地レポート&島川敏明代表インタビュー
今年のIVSは何が違うのか スタートアップの代表的なイベントである「IVS(アイブイエス)」が、7月4日から6日まで京都市で開催されました。IVSの中で実施…
(2024/7/6)
「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」優勝は物流自動化のRENATUS ROBOTICS安藤 奨馬さん:賞金1000万円獲得!
日本最大級のピッチコンテスト「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」が2024年7月5日(金)に開催されました。 優勝(スタートアップ京都国際賞)…
(2024/7/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】