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2024年4月19日【東京都】令和6年度「前期越境EC出品支援事業」
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海外で自社製品が売れるか試してみたい、越境ECビジネスに興味がある、そのような意欲のある都内中小企業に向け、東京都中小企業振興公社(以下公社)は、海外のECモールに特設サイトを開設し、出品を支援いたします。特設サイトへの出品を通し、海外販路開拓やそのビジネスモデル構築への助言・アドバイス・フォローアップ等を行います。
本事業は、TokyoMall事務局が運営する特設サイト内に商品を出品し販売します。なお、事務局の運営は、公社の委託先である株式会社ノムラメディアス※が執り行います。
出品する越境ECモール
以下4つの越境ECモールに出品します。グローバル(1モール)・中国(2モール)・台湾(1モール)のうち、全て、または一部に申込可能です。
グローバル市場:eBay
・特徴:取引総額約10兆円、全世界での利用者数1.4億人、世界190ヶ国を対象としたグローバル市場型ECモールで、国際取引率は62%と高く、越境ECでの利用が多い。eBayUSA(ebay.com)での出品となります。
・販売対象国:世界190ヵ国。主な販売国は米国、次にEU圏とオーストラリア
・売れている日本商品カテゴリー:アパレル、玩具、ゲーム、時計、化粧品・美容系、アニメ&キャラーグッズ等
中国市場1:天猫国際(TmallGlobal)
・特徴:世界最大のEC企業アリババグループが運営する越境EC専用サイトで、中国での越境EC市場シェアは最大の37%。中国人消費者からは外国製品購入の際の信頼できるECモールと位置づけられており、偽物商品排除のために「日本の商標登録証」の提出が出品の条件となっています。
・主要顧客層:20〜40代がメインで、30代が半数を占める。女性顧客が多い。
・売れている日本商品カテゴリー:化粧品・美容関連商品、日本の工芸品等
中国市場2:WeChatミニプログラム
・特徴:中国最大のメッセンジャー系SNS(日本のLineに相当)。中国名「微信」。利用者10億人。ミニプログラムとは、WeChat内で各アプリを個別にダウンロードせず、ゲーム、オンラインショッピング、配車や宅配などが利用できるサービス。WeChatミニプログラムには多くのECサイトが出店されており、WeChatの利用者の他、訪日中国人観光客もよく利用しています。WeChatミニプログラム内に特設サイトを開設し出品します。
・売れている日本商品カテゴリー:化粧品、美容機器、ペット用品、日本特産品等
台湾市場(Shopee)
・特徴:シンガポールで設立され9ヶ国に展開している東南アジア最大のECサイト。台湾では2015年にCtoC事業で参入し、その後BtoCに拡張。現在はアクセス数・流通額ともに台湾No.1のECモールに急成長している。
・主要顧客層:若年層から強い支持
・売れている日本商品カテゴリー:美容関連、化粧品、アニメ&キャラクターグッズ、文具等
支援内容
出品企業に対し、以下の支援を行います。
・上記4つのECモール出品に係わる商品ページの翻訳・作成・掲載
・日本国内指定倉庫での商品入庫・在庫管理・梱包・海外配送
・SNSやインフルエンサー等を活用した販売促進プロモーション
・ECモールに掲載した商品ページ(商品説明や画像)に対するアドバイス
募集商品数
4ECモール、延べ150商品程度
取扱商品
都内中小企業者が製造販売する消費者向けの商品(製造のみ外部委託も可)
商品掲載期間
商品掲載から1年間(掲載月の翌年同月の末日まで。例えば、2024年7月3日に掲載の商品は2025年7月31日までの掲載となります)。出品準備(ECモールの商品ページ作成と商品の日本国内指定倉庫への納入)が整い、ECサイト側からの掲載許可が出た商品より順次掲載します。
応募締切
2024年5月10日(金)17:00
越境ECとは、EC(ネット通販)を通じ、海外の顧客に商品・サービスを提供するECのことです。
経済産業省「令和4年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2022年において、日本・米国・中国3か国での越境EC市場規模はいずれの国の間でも増加しています。
具体的には、中国消費者による日本事業者からの購入額は約2.25兆円、米国消費者による日本事業者からの購入額は約1.3兆円となっています。
国内では円安が進んでおり、海外の消費者・事業者にとって日本の製品・サービスは手に入れやすい状況にあります。
とくに中国は経済成長が著しく、消費額が拡大傾向にあります。
したがって国内の事業者では、越境ECなどにより海外展開を行うといった取り組みに注目が集まっています。
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